時間を最大活用。研修医の実践力を高める学習
2025年10月9日
十全総合病院

研修2年目:神田信一郎 先生

研修1年目:原田芳樹 先生
「飽きずに続けられる」「すぐ使える知識」が現場の自信につながる
日々の診療業務に追われ、勉強時間の確保に苦労する研修医は少なくありません。
「夜遅く帰宅してから分厚い教科書を開くのは億劫」
「当直中の隙間時間を有効活用したい」
そんな現場のリアルな声に応えるツールとして、CareNeTVが活用されています。今回、研修医1年目の原田芳樹先生と研修医2年目の神田信一郎先生に、実際の活用状況と導入後の変化について語っていただきました
限られた時間の中で、どう学習時間を確保するか
研修医として日々忙しい中で、学習時間の確保は課題だと思います。実際にどのような状況ですか?

神田先生:そうですね、日々の診療業務の忙しさが一番のハードルになっています。院内での勉強会やカンファレンスはありますが、自分のペースで学習できる時間となると、業務後や土日に確保するしかないのが現状です。
それでも1日1時間以上は勉強時間を作るようにしていますが、疲れている時に分厚い教科書を開くのはなかなか大変です。
原田先生:1日1時間以上は勉強時間を確保するようにしていますが、夜帰ってから寝るまでの時間となると、結構疲れが溜まっていて学習できないこともあります。
そんな中で、CareNeTVをどのように活用されているのでしょうか?
神田先生: 業務後や土日の自宅での学習で使っています。1本の動画の時間が短いので、隙間時間やお昼休みの休憩時間でも見られるのが本当に助かっています。10〜15分の隙間時間で学習できるというのは凄く使いやすいですね。
原田先生:自発的に本を読むことも普段から心がけているのですが、どうしても億劫なときもあります。そういうときにCareNeTVで受動的に勉強することができるので助かっています。
確かな知識を効率的に学習できる手軽さ
具体的にどのような場面でCareNeTVを視聴されていますか?

神田先生:
寝転がりながらとか、ソファに横になりながらでもスマホで見られるので、本を広げて読むよりかは労力もいらないし、楽しく勉強できています。
ベッドの中でも見られるところが、正直すごくありがたいです。
原田先生:日常の診療が終わった後に、その日に残った課題や分からなかったところについて、家に帰ってから少し休憩がてら見ています。
あとは当直中ですね。少し時間が空いたときに、CareNeTVがあると隙間時間に効率よく勉強できるので使わせてもらっています。
実際に診療に役立ったことはありますか?
神田先生:
研修医だと、救急外来とか当直で実戦経験を積むことが多いのですが、CareNeTVはそのあたりに特化した動画が多くあります。初療の対応の仕方、お薬の使い方、具体的な鑑別診断の挙げ方みたいなものも細かく説明されている動画があるので、かなり役に立ちました。
病棟や救急での初動に迷いがなくなりましたし、根拠を持って診療にあたれるようになったのが大きいです。
原田先生:間違いなく役立っています。基本的な大枠を学ぶことで、普段のカンファレンスや勉強が意味のあるものになります。その上でまた視聴すると新たな発見があります。
苦手分野は積極的に繰り返し見ることで、大枠が掴めてくるので、医学書を読む際に理解が深まります。カンファレンスでの学びが深まり、それをまた動画で振り返ることで新しい気づきがある、という好循環が生まれています。
「知りたい」「わからない」を解決し、現場で活用できる
どのような番組が印象に残っていますか?

神田先生:救急や病棟での動き方を体系的に学べる動画は、必要な場面で参照しやすく便利でした。身体診察のように実際の動きを映像で学べるコンテンツも特に役立っています。
また、救急で起こりやすい落とし穴を分かりやすく解説してくれる動画は気軽に見られて勉強にも息抜きにもなります。
さらに、症例をもとに診断過程を学べる動画では、自分も一緒に考えながら視聴でき、鑑別診断の幅が広がったと感じています。
原田先生:心不全ガイドラインなど、最新のガイドラインの要約番組は特に印象に残っています。日常でありふれた病態なのですが、研修医が病態把握や治療方針に難渋する分野なので、こういった番組で学べるのは本当に助かります。
CareNeTVのおすすめポイントについて教えてください。
神田先生:本だけだとどうしても腰を据えて勉強しなければいけないし、飽きが来てしまいます。動画を使うことで飽きが来ずに楽しく勉強して、日々の業務にも活きるという、良いことづくめです。
原田先生:能動的に学ぶ時間や体力がなかった日に、1日の終わりや隙間時間に1つだけでもステップアップできるように視聴すると良いと思います。
それから、研修医は施設や医師個人によってそれぞれ経験できる手技とか症例には偏りが生じてしまいます。そういう意味で、動画講義ならではの手技を直接映像で見ることができるというのは、CareNeTVの強みだと思います。模擬的に手技を経験できるという点で、凄く活用できると思います。
より知識をアップデートするために
今後、CareNeTVに対して期待されることや、さらに活用していきたい場面を教えてください。

神田先生:僕は3年目から外科に進むのですが、専門科に進んだ後も内科の知識は大事だと思っています。そういったシーンで、自分の専門科以外の知識をアップデートするために使っていきたいです。
原田先生:新しいガイドラインが出たり、新しい方針が出たりしたときに、動画を更新していってくださると、凄い為になるしより使いやすくなると思います。最新の情報をいち早くキャッチアップできるプラットフォームとして、今後も活用していきたいです。
導入担当者様より
当院では、学生時代からCareNeTVを活用してきた複数の研修医の強い希望を受け、導入を決定しました。
動画を活用した隙間時間の学習がすでに習慣化している研修医にとって、CareNeTVは自然に学びを継続でき、日々の診療にも直結する実践的なツールです。研修医の自律的な学習を支え、臨床力の向上につながると実感しています。
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