![先輩医師がおすすめする 初期研修医時代に役に立った動画特集を組みました](./resident/img/top/fv-sp.jpg)
医師としての大事な基礎を築けるのは初期研修医時代だけ。この時期にいかに有意義に学び、医師としての正しい第一歩を踏み出すことができるかー。
優れた指導医から新たな知識を吸収し、さまざまな手技を身につけ、患者への向き合い方も学びたい。もちろん、将来の診療科も納得のいく形で選択したい。さまざまな思いを胸にする初期研修医に、CareNeTVでは700人以上のスター講師陣による講義動画を多数配信しています。
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忙しい初期研修医は
動画で勉強するのが効率的
初期研修医になってまず衝撃を受けるのは、勉強しなければならないことの多さでしょう。とはいえ、忙しい研修医生活では勉強する時間を確保するのも大変。そこで、初期研修を乗り越えた先輩医師たちが活用していたのが「動画」です。
今回、先輩医師が初期研修医時代に視聴して役に立ったCareNeTVの動画番組をアンケートで聞きましたので、初期研修医におすすめできる番組をコメントとともに紹介します。
「現場でこんな教育を受けたかった」
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検査項目など大変具体的で、すぐに明日の診療から生かせる内容だった。
(20代 臨床研修医)
研修医時代の憧れの先生でした、懐かしく拝見させていただきました。 以前と変わらず、わかりやすく勉強になる先生のレクチャー。今は診療所で勤めていますが改めて復習させていただきました。他のシリーズも楽しみにしております。
(30代 勤務医 総合診療科)
「めちゃくちゃわかりやすく、続編も期待」
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先輩医師からのコメント
研修医必見です。
(60代 勤務医 呼吸器外科)
臨床で必要な知識をわかりやすく解説していただき助かっています! まだまだ沢山のことを学びたいのでこれからもよろしくお願いします。
(40代 看護師)
「レクチャーは楽しくて役にたちます」
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先輩医師からのコメント
大まかな流れから、細かい神経学的所見まで大変勉強になりました。
(20代 臨床研修医)
非常に楽しく学べました。
(30代 臨床床研修医)
「臨床現場の実際の症例が提示されていてわかりやすい」
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先輩医師からのコメント
臨床現場で実際にあった症例が提示されていてわかりやすい。また今までの心電図の本で扱っていない重要な症例も含まれていた。
(50代 勤務医 循環器内科)
基本的なことからまとめてあり、研修医に知っておいてもらいたい内容だったから。
(40代 勤務医 循環器内科)
「抗菌薬の適正使用は早いうちに身につけたい」
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先輩医師からのコメント
感染症の専門科でないと抗菌薬は体系的に学ぶ機会が少ないので、いろいろな部位の感染症について総合的に学べるこの動画は役に立つと思います。
(40代 勤務医 内科)
基礎的な知識をベースにしてわかりやすく解説されているところが秀逸であり、研修医の日常診療の指導にも非常に役立っております。
(40代 開業医 救急科)
「臨床検査データを解釈するうえで知っておきたい」
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先輩医師からのコメント
電解質異常に遭遇するケースは稀ではなく、原因を把握して補正を行うために必要な知識を身に付けるには良い番組であった。
(60代 勤務医 消化器内科)
田中先生の講義は奥が深いですが、最低限必要な知識が得られるように工夫されています。
(40代 開業医 内科)
「CT読影の基本的なところが身につきやすい」
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先輩医師からのコメント
外科当直する際の頭部打撲はよくあり、もう少し自信をもって大丈夫といえるために必要。
(30代 勤務医 泌尿器科)
書物でなく実際の演習の機会は少ないので、わかりやすく記憶しやすい。
(60代 勤務医 内科)
「研修医として必須の領域をわかりやすく説明」
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先輩医師からのコメント
日常臨床を行ううえで、いずれも必要な手技であり、その理屈もわかったうえで練習すべきであり、非常に役に立つ。
(50代 勤務医 内科)
研修医=手技を磨く時期であるし、興味もあると思うから。
(40代 勤務医 内科)
「人工呼吸器の理論と実践がまとめられている」
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先輩医師からのコメント
最初は挿管して蘇生するまでは対応できると思います。そのあとの呼吸器管理や循環管理になると頭が回らなくなる研修医がいます。あらかじめ、じっくりと考えて準備しておく必要があります。
(30代 医師 内科)
時々しか麻酔をかけない自分にとって呼吸器管理は何となくしかできません。そのためコンプレックスがあります。一から丁寧に教えてもらえるので、たぶん研修医にも役に立つでしょう。
(50代 勤務医 産婦人科)
「外来での初期対応に必要な知識が得られる」
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先輩医師からのコメント
研修医は救急外来に出る機会は多く、林先生の講義はエビデンスもさることながら重要ポイントを量は多いが端的に解説しているから。
(40代 勤務医 総合診療科)
救急で遭遇することが多い内容が盛りだくさん。自分が研修医の頃にあればよかったと感じる。
(50代 勤務医)
「見落としてはいけないCT所見を学ぶことができる」
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先輩医師からのコメント
解剖学から丁寧に説明している。画像診断はどの科の医師になるうえでも避けては通れない分野であり、医師免許がある以上は勉強しないといけない分野だが、その分野のいろはを詳しく説明してくれているので。
(30代 勤務医 消化器内科)
胸部X線写真以外にCTの読影も要するため。胸部、腹部を含めて全身のCTを読影できると救急外来で役立つと思われる。
(40代 勤務医 呼吸器内科)
「初期研修期間中に操作方法を習得しておきたい」
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先輩医師からのコメント
エコーは簡便な検査であり、初期研修期間中に操作方法を取得しておくことが望ましいから。
(30代 勤務医 精神科)
自分が学生時代のころはあまりエコーを学びませんでした。もっと昔にこれを見たかったです。
(50代 開業医 小児科)
「研修医が習得すべき基本が網羅されている」
![](./resident/img/top/thumb/movie-list-10.png)
先輩医師からのコメント
研修医が習得すべき基本が網羅されている。診察の基本である身体診察の進め方を学ぶことができる。
(50代 勤務医 救急科)
理学所見をしっかり取れることは初期研修医にとって大切な研修項目なので。
(60代 開業医 内科)
「スター講師陣が研修医に勇気と力を与えてくれる」
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先輩医師からのコメント
研修医が気を付けなければならない疾患・病態が理解できる内容なので。
(60代 開業医 内科)
研修医にかかわらず、中堅医師にとっても面白い講義でした。孤高でありたいですね。
(30代 勤務医 呼吸器内科)
「臨床検査データを解釈するうえで知っておきたい」
![](./resident/img/top/thumb/movie-list-12.jpeg)
先輩医師からのコメント
香坂先生の博識さを感じさせながら、ECGの基本を学べるので実用的だと思います。
(60代 医師 消化器内科)
心電図は大事でも読むことが苦手な人が多いので、わかりやすい講義を聞くべきだと思ったので。
(40代 開業医 精神科)
「本では学べない心エコーのコツを教えてくれる」
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先輩医師からのコメント
とりかたの基本や体型による位置のズレを理解できた。プローブの回転操作を見ながらエコー画像を見れるのがイメージしやすく、実践の真似をしやすく良かった。
(40代 勤務医)
講師の先生がとても丁寧で、心エコーのよい復習になりました。Mモード、Bモードの解説がなかったのが少し残念ですが、研修医にはおすすめの内容だと思います。
(20代 研修医 臨床研修医)
「日常診療に不可欠な輸液を短時間で学べる」
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先輩医師からのコメント
輸液選択は研修医がどの科に進んだとしても避けて通れない事項なので。須藤先生はその点をわかりやすく解説してくれています。
(40代 勤務医 総合診療科)
輸液はずっと使う知識であり、普遍的なもの。まずここを押さえることが大切だと考えます。技術的なものはキャッチーですが、二の次でいいかと思います。
(40代 勤務医 小児科)
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今さら聞けない初期研修医制度の歴史とは
現在の医師臨床研修は1968年に、それまでのインターン制度に代わるものとして制度化されたものです。しかし、
この制度は「研修は努力義務」「プログラムが不明確」「処遇や身分がアルバイト扱いで不十分」などの問題があ
りました。
このため、2000年に医師法などの一部が改正されて、臨床研修の義務化が決定。「2年以上臨床研修に専念」「臨床
研修の修了を医籍に登録」といった新しい医師臨床研修制度が2004年にスタートします。この医師臨床研修制度に
相当する医師が研修医・初期研修医と呼ばれ、制度自体も初期研修医制度とも呼ばれているわけです。
当初の医師臨床研修制度では、初期研修期間は2年間で、初期研修後に専門科を決定する仕組み。初期研修医1年目
に、内科6か月、外科3か月、救急・麻酔科3か月の研修を行っていました。さらに、初期研修医2年目に、小児科、
産婦人科、精神科、地域保健・医療を各1か月研修しなけらばならなかったのです。
そこで、2010年に医師臨床研修制度の見直しが行われ、研修の必修科目を内科・救急・地域医療の3科目に弾力
化。初期研修医2年前から専門の診療科での研修が可能となりました。なお、従来のような多くの診療科を巡回する
研修も可能です。
さらに、2020年に医師臨床研修制度の改定が行われ、基本的な診療能力を身に付けるために必修科目を内科、外
科、小児科、産婦人科、精神科、救急、地域医療の7科目化。また、一般外来での研修を含めることになっていま
す。
初期研修医の期間
医師臨床研修制度では、診療に従事しようとする医師が基本的な診療能力を身につけられるよう、指定を受けた臨床研修病院や大学病院で、必ず2年以上の臨床研修を受けることが定められています。
つまり、初期研修医の期間は原則として2年間以上となっていて、実際の研修プログラム自体は病院が作成。その多くが2年間となっているため、初期研修医の基本的には2年間です。3年間のプログラムを用意している病院もあります。
初期研修医と後期研修医
義務化されている2年間の初期臨床研修を初期研修医として修了したのちに、専門医を目指す医師はさらに3年の後期研修を受ける病院を選び「後期研修医」として勤務することになります。後期研修医の期間は一般的に3年間ですが、プログラムによっては3年以上かかる場合もあります。
ただし、2018年から始まった新たな専門医制度により、専門研修プログラムを受ける後期研修医を「専攻医」と呼ぶこととなりました。
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先輩医師からのコメント