番組検索結果
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ロジックで攻める体液管理(全10回)第3回 細胞外液の異常と治療 前編2025/08/14(木)公開 廣瀬 知人 筑波メディカルセンター病院第3回は、日々の診療で悩ましい細胞外液管理の基本を解説します。病態ごとに異なる体液管理の「正常値」に関して、Frank-Starling曲線とMarik-Phillips曲線を用いて患者の状態を把握し、輸液戦略を考えるアプローチを学びます 。さらに、輸液反応性を評価する「中心静脈径」や「下肢挙上試験」といった各手法をエビデンスと臨床的な実用性で比較し、実... -
Dr.伊東のストーリーで語る漢方薬(全13回)第3回 麻黄湯:麻黄と杏仁の鎮咳去痰作用2025/08/14(木)公開 伊東 完 筑波大学附属病院病院総合内科講師初期のインフルエンザに適応のある漢方薬としても知られる麻黄湯。葛根湯と同様に感冒初期によく使われる漢方薬ですが、両者にはさまざまな違いがあります。その麻黄湯を構成生薬から読み解き、その効能のポイントや注意点について解説します。 -
Dr.松本の消化管ベストプラクティス(全8回)第5回 クローン病2025/08/14(木)公開 松本 吏弘 自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器内科 准教授第5回はクローン病。慢性かつ進行性の炎症性腸疾患である本疾患で大きな問題となるのが、狭窄や肛門病変などを伴う腸管合併症。これは患者のQOLを著しく低下させるため、早期診断を行い、いかに疾患の進行をコントロールするかが重要です。クローン病を疑うポイントから、基本的な治療戦略、そして再燃を早期発見するためのモニタリングまで、診療の全... -
Dr.Junの人工呼吸管理スピードマスター(全12回)第1回 人工呼吸管理の基本的な考え方2025/08/07(木)公開 片岡 惇 練馬光が丘病院 総合救急診療科 集中治療部門初回は人工呼吸管理の基本的な考え方に関するレクチャーです。人工呼吸器は魔法の道具ではなく、患者に害を与える可能性もあります。人工呼吸管理を自らの手で行う上での必修ポイントを学んでください。 -
研修医のための頓用薬の使い方(全10回)第4回 血圧上昇時の頓用薬2025/08/07(木)公開 筒泉 貴彦 愛仁会 高槻病院 総合内科 主任部長第4回は血圧上昇時の頓用薬です。単に血圧を下げる薬剤の解説に留まらず、患者さんの血圧上昇がなぜ起きているのか、そしてどのような状況で頓用薬による対応が適切なのかについて詳しく掘り下げます。漫然とした頓用薬の使用が患者さんの不利益につながる可能性もあるため、適切な判断基準と使用法を習得することが重要です。 -
研修医のための頓用薬の使い方(全10回)第3回 疼痛時の頓用薬2025/08/07(木)公開 筒泉 貴彦 愛仁会 高槻病院 総合内科 主任部長第3回は疼痛時の頓用薬です。患者さんの痛みの原因の見極めから実際の使用方法までを解説します。主に扱う頓用薬としてはアセトアミノフェン、NSAIDs、トラマドール。使用頻度が多い薬剤の使い方をしっかり学びましょう。 -
救急医が教える!すぐ効く漢方(全11回)第3回 外傷2025/08/07(木)公開 入江 康仁 聖隷横浜病院 救急科(ER)/キズ・やけど外来、漢方科 部長第3回のテーマは外傷。打撲や骨折後の、痛々しい腫れと激しい疼痛。その改善には時間がかかるものだと思っていませんか?「治打撲一方」はこれらの症状の早期改善を力強くサポートします。内服後の劇的な変化が一目でわかる症例写真や、NSAIDsを上回る鎮痛効果を示すエビデンスを紹介。あなたの外傷治療の選択肢に、強力な一手が加わります。 -
TK式 主訴別アクションフローチャート(全6回)第6回 腰痛2025/08/07(木)公開 小林 尭広 米空軍横田病院 日本人フェロー疼痛を取り上げた今回のシリーズ、最終回のテーマは腰痛です。腰痛の多くはいわゆるぎっくり腰などの非特異的腰痛ですが、クリティカルな疾患が隠れていることもあります。これらを見逃さないために取るべきアクションと考え方を、TK式フローチャートでクリアカットに整理します。 -
ガイドラインから学ぶ心不全診療のポイント(全2回)後編 薬物療法2025/08/06(水)公開 齋藤秀輝 聖隷浜松病院 循環器科 医長後編は改訂が続いてきた心不全に対する薬物療法を新規ガイドラインに則り説明します。 -
ガイドラインから学ぶ心不全診療のポイント(全2回)前編 総論/急性心不全2025/08/06(水)公開 齋藤秀輝 聖隷浜松病院 循環器科 医長前編は新規ガイドラインに則り、心不全の新たな定義や分類分けにより病態を学び、特に急性心不全について3つの病態評価を軸にして解説します -
イワケンワクチン講義(全9回)第8回 ワクチンの未来2025/07/31(木)公開 岩田 健太郎 神戸大学 感染症内科 教授ワクチンの歴史や問題点などさまざまな観点からワクチンについてみていきました。 今回は解説編の最終回。ワクチンの未来ついて考えていきましょう。肺炎球菌ワクチンやRSウイルスに対するワクチンなど、日本において、ワクチン承認のスピードが加速している一方で、B型肝炎ワクチンのように、まだ課題が残る分野も存在します。より効果的なワクチンや... -
Dr.林の笑劇的救急問答 Season19(全8回)第3回 アナフィラキシー3:めっちゃ焦る 合併症2025/07/31(木)公開 林 寛之 福井大学医学部附属病院 救急科・総合診療部 教授今回はアナフィラキシーの合併症についてみていきます。 アナフィラキシーだと判断して、やるべき対応を行ったにもかかわらず、患者の容態は改善しない…。めっちゃ焦りますよね。アナフィラキシーでなかった?でも明らかなアナフィラキシーの病歴・症状だったのに…。 そんなとき考えなければならないのはアナフィラキシーによって引き起こされるの「... -
高齢者感染症ベストアンサー(全8回)第1回 高齢者の特徴と診療の注意点2025/07/31(木)公開 中村 造 東京医科大学病院 感染制御部・感染症科 感染制御副部長、専任ICT・医局長/東京都保健医療...「高齢者は症状が非典型的」。これは多くの医師が抱く共通認識であり、高齢者の特徴に違いありませんが、このイメージこそが診断の落とし穴になりうると中村先生は警鐘を鳴らします。実際は多くの高齢者が典型的な症状を呈しており、このイメージで見すぎることによって、かえって診断のカギを見逃す危険があるのです。第1回では、本シリーズ全体に通... -
Dr.林とDr.Goldmanの笑劇的臨床論文放談Season6(全6回)第4回 ピカーン!と小児頸椎を診断2025/07/31(木)公開 Ran D. Goldman ブリティッシュコロンビア大学 救急部 教授今回のテーマは小児の頸椎損傷に関してです。 小児の救急医療に関する研究ネットワークである“PECARN”が、2万人以上の小児外傷データを基に頸椎損傷の診断ルールを作り出しました。 このこのルールはCT検査の実施率を減らす効果が期待されています。不要な被ばくを減らしつつ、正確な診断へと導くための最善策とは何か。Dr. GとDr. Hが白熱の議論を繰... -
研修医のための頓用薬の使い方(全10回)第2回 発熱時の頓用薬2025/07/24(木)公開 筒泉 貴彦 愛仁会 高槻病院 総合内科 主任部長第2回は頻回に使用する発熱時の頓用薬の使い方について解説します。解説する主な薬剤はアセトアミノフェンとNSAIDs。薬理作用から実際の使い方までを詳述します。 -
研修医のための頓用薬の使い方(全10回)第1回 頓用薬の考え方・使い方2025/07/24(木)公開 筒泉 貴彦 愛仁会 高槻病院 総合内科 主任部長第1回は総論として頓用薬を使用する際の処方の考え方を解説します。身近な頓用薬といえども患者の病態などを考えず、漫然と処方すれば重大なインシデントにつながる恐れもあります。 この機会に頓用薬の考え方・使い方を身につけてください。 -
Dr.伊東のストーリーで語る漢方薬(全13回)第2回 葛根湯:随証治療と病名治療2025/07/24(木)公開 伊東 完 筑波大学附属病院病院総合内科講師今回話題の中心になるのはもっとも有名な漢方薬、葛根湯です。感冒の初期にしばしば処方され、また「肩凝りに効く」ともいわれる葛根湯ですが、果たしてそのような理解は正しいのでしょうか。葛根湯を手掛かりに、漢方を学ぶにあたって最も大切な考え方について解説します。 -
ロジックで攻める体液管理(全10回)第2回 細胞内液の異常と治療2025/07/24(木)公開 廣瀬 知人 筑波メディカルセンター病院第2回は「細胞内液の異常と治療」をテーマに特に高Na血症の管理に焦点を当てます 。Na異常が意識障害を招きやすい理由や、急速な補正に伴うリスクを解説 。最新のNa補正式や水分欠乏量の推算式、安全な補正速度を目標とした治療計画の論理的な立て方を学びます。早期かつ慎重な治療が求められる高Na血症への、より実践的なアプローチを身につけましょう。 -
Dr.松本の消化管ベストプラクティス(全8回)第4回 潰瘍性大腸炎2025/07/24(木)公開 松本 吏弘 自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器内科 准教授患者数約22万人と、爆発的に増加している潰瘍性大腸炎。今回はその診断・治療のステップを丁寧にレクチャーします。まず診断の決め手となる内視鏡では、潰瘍性大腸炎と見誤りやすい感染性腸炎などを例に、所見を徹底比較してその違いを解説。実際の画像を豊富に提示するため、視覚的に理解ができます。治療では、基本薬となる5-ASA製剤について、その使... -
病態生理から迫る症候診断 THE腹痛(全5回)第3回 病態生理から腹痛の発症様式をとらえる2025/07/24(木)公開 髙橋 良 自由が丘リウマチ膠原病クリニック 院長第2回に続き、問診術を深堀り。今回のテーマは発症様式です。「いつから痛いですか?」と、発症した「時点」を尋ねるだけでは、病態推論をするうえでもっとも重要な情報は得られません。本当に引き出すべきは、痛みがピークに達するまでの「時間」。いわば“速さ”が診断の方向性を大きく左右します。今回は、この“速さ”で発症様式を4つのパターンに分類... -
ケアネットライブBORDERLESS DRs powered by 病院マーケティングサミットJAPAN(全6回)第4回 文化とアートで地域医療を変革する2025/07/23(水)公開 竹田 陽介 病院マーケティングサミットJAPAN代表理事・カルチュラルエンジニア第4回のゲストは、総合診療医として活躍しながら、映画監督という一面を持つ孫大輔先生です。
「谷根千」と呼ばれる東京下町から鳥取県大山町に拠点を移してからも、一貫して地域住民のウェルビーイング向上のために様々な活動を行っています。
孫先生によれば、3本制作した映画も彼が目指す「社会的処方」と「文化的処方」の一環。その先に... -
イワケンワクチン講義(全9回)第7回 予防接種法とその問題2025/07/17(木)公開 岩田 健太郎 神戸大学 感染症内科 教授今回は、予防接種法について考えていきます。1909年の種痘法制定から現代に至る日本の予防接種法の歴史を振り返りながら 、その科学的根拠の乏しさや人権への配慮不足といった問題点を詳しく解説します 。 日本独自の「定期接種」と「任意接種」 、インフルエンザワクチン接種回数 、肺炎球菌ワクチンの複雑な接種スケジュール、 外国人居住者や造血幹... -
救急医が教える!すぐ効く漢方(全11回)第2回 熱中症2025/07/17(木)公開 入江 康仁 聖隷横浜病院 救急科(ER)/キズ・やけど外来、漢方科 部長第2回からは、疾患ごとに漢方薬の使い方と効果を解説します。今回のテーマは熱中症。冷却や補水を行っても、筋痙攣の痛みがなかなか取れないこと、ありますよね。この場面こそ、漢方の出番です。この痛みに対し、「芍薬甘草湯」は驚くほどの即効性を発揮します。そのメカニズムと処方のポイントをレクチャーします。 -
救急医が教える!すぐ効く漢方(全11回)第1回 イントロダクション2025/07/17(木)公開 入江 康仁 聖隷横浜病院 救急科(ER)/キズ・やけど外来、漢方科 部長漢方薬には効き方がマイルドなイメージもあり、慢性疾患向けの薬と思われがちですが、実際は約1800年前から“救急医学“を担っていました。第1回ではイントロダクションとして、漢方薬が感染症に向き合ってきた歴史に触れていきます。西洋医学と東洋医学のアプローチの違いを理解し、漢方処方の第一歩を踏み出しましょう。

