Dr.香坂の循環器診療フロントライン(全9回)
シリーズ解説
配信中の番組
第1回 急性心不全(AHF) プレミアム対象
- 2024/05/30(木)公開
- 16分36秒
初回に取り上げるのは急性心不全(AHF)です。心不全はどのような循環器疾患であっても問題になる疾患ですが、実態がつかみにくく、対応に難渋することもしばしば。まずは病態について明らかにし、どのように治療していくのかをみていきましょう。急性心不全の治療に関しては、以前からは大きく変わっておらず、「利尿薬」が主体となります。それをどのように使いこなしていくのかを指南します。また、利尿薬にプラスできる治療についてさまざま研究が現在進行形でおこなわれています。それらを紹介しながら、今後の展望についても見ていきましょう。
第2回 慢性心不全(HF) プレミアム対象
- 2024/06/13(木)公開
- 21分25秒
心不全の慢性期治療に関しては数多くの臨床試験が行われており、2020年、2021年あたりからやるべきことが劇的に変化しています。 GDMT(Guideline Based Medical Therapy)と呼ばれる、ARNI SGLT2阻害薬などを含めた複数の薬剤を組み合わせて行う治療により、死亡リスク低下を含め、成果が大きく改善しているのです。しかしながら、ここまでの成果があるにもかかわらず、GDMTでの処方率は上がっていないのが現状です。それはなぜなのでしょうか。Dr.香坂がその理由を指摘し、解決策をお示しします。
第3回 コラム 慢性心不全(HF)について プレミアム対象
- 2024/07/04(木)公開
- 7分28秒
前回解説したように、慢性心不全の治療が劇的に変わり、成果が見られるとは言っても、どこかで限界があります。そんななかで医師として、医療者として何ができるのかを考えていく必要があるとDr.香坂は言います。一緒に考えてみませんか。
第4回 急性冠疾患(ACS) プレミアム対象
- 2024/07/25(木)公開
- 19分36秒
今回と次回で冠疾患について取り上げます。まずは急性冠疾患(ACS)と慢性冠疾患(CCS)は治療、管理の仕方が全く異なる疾患であることを理解しておきましょう。そのうえで急性冠疾患についての考え方と、最新で最善の診断・治療方法について解説します。
第5回 慢性冠疾患(CCS) プレミアム対象
- 2024/08/15(木)公開
- 22分22秒
今回は、慢性冠疾患(CCS)について取り上げます 安定狭心症は臨床診断であり、血管が狭窄しているからすぐにカテーテルなどの血行再建術を行うのではなく、患者の状況を見ながら、話し合いながら治療方針を決めていく必要があります。そして、2020年に発表された、循環器内科にとって最もインパクトのある試験“Ischemia試験”を読み解き、今後行うべき治療について指南します。
第6回 大動脈弁狭窄(AS)・僧帽弁逆流症(MR) プレミアム対象
- 2024/09/05(木)公開
- 13分12秒
弁膜症に対する治療は、大動脈弁狭窄症に対して「TAVR:経カテーテル的大動脈弁置換術」が、僧帽弁逆流症に対しては「経皮的僧帽弁接合不全修復術」といった内科的治療が登場したことにより、大きく変化しました。この10年で循環器診療のなかで最も進捗があったといえるでしょう。 大動脈弁狭窄症と僧帽弁逆流症は全く別の病態です。薬物治療が全く通用しないAS、薬物治療が重要なMS。それぞれの機序を確認し、それぞれの治療の適応やタイミング、行うべき薬物療法などについて解説します。
第7回 高血圧・高脂血症 プレミアム対象
- 2024/09/26(木)公開
- 14分9秒
すべての医師にとって身近な話題である高血圧・高脂血症の診療についてアップデートされた情報をお伝えします。 これらの疾患は心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす危険因子であることは言うまでもありません。 将来的に心血管病を発症する確率を計算したうえで、血圧やLDLなどをどれくらいまで下げるべきか。長らく議論されてきたこの問題を、エビデンスを示しながら現時点での推奨を明確に示していきます。
評価一覧
今後の配信予定
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2024/10/17(木)
第8回 不整脈・デバイス治療
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2024/11/07(木)
第9回 その他の話題
関連シリーズ
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総合内科専門医試験オールスターレクチャー 循環器(全8回) 2021/02/03(水)~
総合内科専門医試験対策レクチャーの決定版登場!総合内科専門医試験の受験者が一番苦労するのは、自分の専門外の最新トピックス。そこでこのシリーズでは、CareNeTV等で評価の高い内科各領域のトップクラスの専門医11名を招聘。各科専門医の視点で“出そうなトピック”を抽出し、1講義約20分で丁寧に解説します。キャッチアップが大変な近年のガイドラインの改訂や新規薬剤をしっかりカバー。2022年のアップデート情報を追加し、今年の試験対策としても万全です。
循環器については、慶應義塾大学循環器内科の香坂俊先生がレクチャーをします。薬剤とカテーテルインターベンションのどちらも進歩がめざましい循環器。心電図で疾患を素早く見極めるだけでなく、適切な治療を選ぶ力が問われます。
第1回 イントロダクション
第2回 急性冠症候群
第3回 安定狭心症
第4回 末梢動脈疾患・大動脈疾患
第5回 不整脈と心電図(1)
第6回 不整脈と心電図(2)
第7回 心不全・心筋症
第8回 アップデート2022 -
Dr.香坂のアカデミック・パスポート 「文献の引き方」から「論文の書き方」まで(全7回) 2016/08/24(水)~
学術的知見を臨床に、臨床の知見を研究に生かす。そんなアカデミックな医師を目指す方のために、臨床の第一線で活躍しながら、臨床研究のスペシャリストでもあるDr.香坂こと香坂俊先生が道筋を指南します。 広い話題・狭い話題の調べ方、効率的な論文・研究の読み方、そして、学会発表や論文執筆のやり方をシンプルかつ明快にレクチャーします。 臨床が忙しい、現場主義という方に、見てほしい番組です。 さあ、アカデミック・ドクターへの第一歩を踏み出してください。
第1回 「失神の鑑別疾患を知りたい」 マニュアルや教科書の使い方を考える
第2回 「利尿薬の量を決めたい」 原著論文の使い方を考える
第3回 論文を効率的に読む
第4回 前向き研究を読む
第5回 後向き研究を読む
第6回 研究スタイルの使い分けの意味を知る
第7回 学会発表、論文執筆にチャレンジ -
Dr.香坂のすぐ行動できる心電図 ECG for the Action!(全12回) 2015/03/25(水)~
あのDr.香坂が帰ってきた!今回は循環器疾患の診断に不可欠な心電図について動画でレクチャーします。 心電図の目的は波形を読み取って、今心臓に何が起こっているかを把握することです。 波形が現れる根拠を知ることで次へのアクションにつなげることができます。 本番組は、「Dr.香坂のすぐ行動できる心電図 ECG for the Action!」というタイトルのとおり、香坂俊先生のこだわりである、「読める」だけでなく次のアクションにつなげることに徹底フォーカス。 心電図に使われるか、使いこなすかはあなた次第です!!
第1回 左室肥大の真実
第2回 縁の下の力持ち 心房の心電図変化
第3回 脚ブロックを使いこなすには
第4回 外科医と内科医の心電図
第5回 心電図の本丸 STの上昇
第6回 ST低下はどこまで信用できる?
第7回 上室性頻拍(1) 心房粗動から紐解く不整脈へのアプローチ
第8回 上室性頻拍(2) 本当に必要か?AVRTとAVNRTの鑑別
第9回 なぜ心室から来る不整脈は怖いのか?VTとVFへの対応
第10回 5分で語る心房細動のエッセンス
第11回 心電図最後の山場 QT部分
第12回 声に出して読みたい心電図 -
Dr.香坂の循環器診療 最前線!(全12回) 2012/02/22(水)~
様々な検査や治療方法がからんでくる循環器は一見複雑ですが、 派手な所見や手技に目を奪われず、その患者さんにとって一番大事なポイントを押さえましょう。 また、豊富なエビデンスとリサーチをもとに、その解釈や臨床の現場への活用にも話題を広げていきます。
第1回心房細動はどこを治療する?
第2回 徹底的にエビデンスにこだわった狭心症の診断と治療
第3回 心不全は見た目ではない
第4回 急性期の不整脈治療
第5回 動脈硬化の予防~血圧とコレステロール、数値の先にあるもの
第6回 心内膜炎を身近に考える
第7回 見逃したくない胸部疾患 ~急性冠症候群? 大動脈解離? 肺血栓塞栓症?
第8回 弁膜症…その雑音がホンモノだったら?
第9回 心原性ショックのパラダイム・シフト
第10回 忘れられがちな心臓疾患…心膜疾患と右室
第11回 この方、手術しても大丈夫?周術期管理の真髄
第12回 みんなの心エコー -
聖路加GENERAL<循環器内科>(全4回) 2011/07/27(水)~
リスクが高い循環器疾患。胸痛、呼吸困難など、他の疾患でも見られる症状から、最初に除外しなければなりません。的確な問診をして、心電図を読み、心雑音を聞き分けて、心エコーを見てその疾患を見極めていく。アメリカでも活躍された経験豊富な香坂先生が、わかりやすく指導してくださいます
第1回 階段がつらいのは歳のせい?
第2回 夜間の呼吸困難は花粉症のせい?
第3回 心雑音と言われたのですが元気なんです
第4回 ためらってはいけないCAB
取り上げる疾患は、急性/慢性心不全をはじめとして高血圧・高脂血症・不整脈・冠疾患・大動脈弁狭窄や僧帽弁逆流症など。また最新のデバイス治療についても触れていきます。
明日からの循環器診療をアップデートしませんか!