“の”の字2回走査法で出来る!超音波手技大原則(全11回)

シリーズ解説

初学者でも確実に腹部エコーをマスターできる「”の”の字2回走査法」。百戦錬磨の達人が自らの経験に基づいた初学者が陥りやすいピットフォールについて触れながら、わかりやすく腹部エコーを動画で解説します。このシリーズでは、肝・胆・膵・脾・腎など個別臓器の観察だけではなく、子宮・卵巣・膀胱・前立腺・消化管・後腹膜なども含めた全体を俯瞰する”究極の腹部エコー走査”を目指します。各臓器別編では、基本走査と症例について迫力ある動画症例ファイルでお届けします。また、重要疾患ごとの腹部エコーでのチェックポイントを豊富な動画実例とともにご紹介します。

杉山 髙 先生 医療法人社団 綾和会 浜松南病院 画像診断部顧問

お試し番組

お試し番組視聴

  • “の”の字2回走査法で出来る!超音波手技大原則

お試し番組をご視聴いただけます。

配信中の番組

第1回 “の”の字2回走査法の実際 プレミアム対象

  • “の”の字2回走査法で出来る!超音波手技大原則 | 第1回 “の”の字2回走査法の実際
  • 2006/11/17(金)公開
  • 53分47秒

究極の腹部エコー走査を目指す新シリーズの登場!究極の腹部超音波検査とは、肝・胆・膵・脾・腎などの個別臓器を観察するばかりではなく、子宮・卵巣・膀胱・前立腺・消化管・後腹膜なども含めた全体を俯瞰してゆく検査のことです。第1回は、初学者にも出来る「“の”の字2回走査法」を詳しくご紹介します。

第2回 肝臓の基本走査と症例 プレミアム対象

  • “の”の字2回走査法で出来る!超音波手技大原則 | 第2回 肝臓の基本走査と症例
  • 2006/11/17(金)公開
  • 52分43秒

腹部エコーでの肝臓の基本走査と症例について迫力ある動画と共にお送りします。門脈枝・肝静脈と肝区域の走査を、それぞれのポイントに従って実践します。また重要疾患ごとのチェックポイントを豊富な実例とともに紹介。かつてない充実した内容です!

第3回 胆嚢の基本走査と症例 プレミアム対象

  • “の”の字2回走査法で出来る!超音波手技大原則 | 第3回 胆嚢の基本走査と症例
  • 2006/11/17(金)公開
  • 35分55秒

超音波検査は「胆嚢に始まり、胆嚢に終わる」と言われています。今回は、その奥深い臓器に徹底アプローチします。胆嚢は小さい臓器ではありますが、全体像を観察するには巨大臓器に匹敵する困難さがあります。常に2方向以上の走査を繰り返し、積極的に「胆嚢病変を探そう!」と意識することが大原則です。また、胆管と血管との鑑別にはカラードプラが威力を発揮します。腹部エコー動画症例ファイルでは「胆嚢癌」、「胆嚢腺筋腫症」、「総胆管結石」、「閉塞性黄疸」などの貴重な画像をお届けします。

第4回 膵臓・脾臓の基本走査と症例 プレミアム対象

  • “の”の字2回走査法で出来る!超音波手技大原則 | 第4回 膵臓・脾臓の基本走査と症例
  • 2006/11/17(金)公開
  • 49分38秒

苦手に思われることが多い膵臓と脾臓の腹部エコーの走査手順とチェックポイントを豊富な病例を用いて明確にお届けします。ポイントがわかると不思議とよく診えてきます。ぜひ苦手意識を克服してください!膵臓検査のポイントは、膵臓の周囲には消化管があるため、呼吸性の変化や体位変換に加え、探触子で圧を加えることも適宜とり入れることです。また、一度に膵全体を描出するのは困難であるため、短軸や長軸走査で膵臓を部分的に観察しながら、全体を知るという方法でみていきます。このとき、膵実質内の低エコー像や、管腔像の有無に注目するのです。脾臓を左肋間走査で描出するには、呼気の状態で、左側壁からの縦断走査では吸気で検査するのがポイント。飲水後の腹部エコー検査では、胃が脾下面に嚢胞状の像を示しますので、疾患との鑑別に注意が必要です。

第5回 腎と尿管の基本走査と症例 プレミアム対象

  • “の”の字2回走査法で出来る!超音波手技大原則 | 第5回 腎と尿管の基本走査と症例
  • 2006/11/17(金)公開
  • 31分3秒

腹部エコーで腎臓と尿管の尿路系にアプローチします。腎臓の描出は背臥位で行いますが、腫瘤などが疑われた場合、体位変換を行います。上部尿管結石の走査では、腹臥位で背側からの走査がよいことがあります。また、水腎症がみられた場合、拡張尿管を同定しながら、原因を追求します。腎と膀胱は尿管で交通されているため、上腹部に留まらないで、膀胱まで一連の検査として行うことが大切です。

第6回 上部消化管の基本走査と症例 プレミアム対象

  • “の”の字2回走査法で出来る!超音波手技大原則 | 第6回 上部消化管の基本走査と症例
  • 2006/11/17(金)公開
  • 42分42秒

食道・胃・十二指腸などの上部消化管の走査と症例についてお送りします。腹部エコーでの消化管の検査は、J1259まず最初に腹部臓器の観察を行った後、コンベックスや高分解能探触子により、縦走査や横走査で観察します。また、胃・腸管の拡張病変、肥厚性病変、腫瘍性病変の存在に注目します。患者さんが症状を訴える部位については特に慎重に走査する必要があります。上部消化管疾患のエコーパターンに習熟することが精度の高い検査につながります。

第7回 下部消化管の基本走査と症例 プレミアム対象

  • “の”の字2回走査法で出来る!超音波手技大原則 | 第7回 下部消化管の基本走査と症例
  • 2007/03/30(金)公開
  • 44分24秒

腹部エコーでの下部消化管の検査手順は、まず、腹部臓器の観察をコンベックス型探触子で一通り検査します。もし、腸管に疑わしい像が認められた場合、次に高分解能探触子で念入りに観察します。そして腸管の拡張病変、肥厚性病変、それに腫瘍性病変の存在に注目します。症状を訴える部位については特に慎重に走査します。また、破裂した虫垂や、盲腸後方にある虫垂では見落とす場合があるので慎重な走査と経過観察が重要になります。下部消化管疾患のエコーパターンに習熟することが、精度の高い検査につながるのです。

第8回 膀胱・前立腺、婦人科の基本走査と症例 プレミアム対象

  • “の”の字2回走査法で出来る!超音波手技大原則 | 第8回 膀胱・前立腺、婦人科の基本走査と症例
  • 2007/03/30(金)公開
  • 70分33秒

腹部エコーでの「膀胱・前立腺」および「子宮・卵巣」検査は、適度な膀胱容量で検査を行うことが大切です。膀胱・前立腺検査は、縦断走査、横断走査により膀胱・前立腺の描出から消失を繰り返し行います。腫瘍と血腫との鑑別や結石の動きなど、体位変換も適宜取り入れ、リアルタイムで観察します。前立腺では、大きさ、内部エコー像に注目します。前立腺が膀胱内に突出している場合、膀胱がんと見誤ることがあるので、慎重な走査が必要です。腹部エコーによる子宮・卵巣検査は、膀胱を介し子宮・卵巣を縦断走査、横断走査で、画像の描出から消失を繰り返し行います。疾患のチェックポイントをイメージしながら検査を行いますが、子宮筋腫のある場所・大きさ、エコーパターンにより、卵巣腫瘍と、見誤ることがあるので慎重な走査が必要です。また、卵巣嚢腫が大きい場合、左右の鑑別が困難なことがあります。

第9回 腹部大血管、FASTの基本走査と症例 プレミアム対象

  • “の”の字2回走査法で出来る!超音波手技大原則 | 第9回 腹部大血管、FASTの基本走査と症例
  • 2007/03/30(金)公開
  • 48分53秒

腹部大血管の前面には、消化管ガスがみられるため、縦断走査、横断走査に加え斜めからの走査も適宜加え走査します。腹部大動脈瘤が認められた場合は、探触子で必要以上に圧力を加えないよう、慎重な走査が必要です。近年、腹部エコー検査として外傷における「FAST」が提唱されるようになりました。「FAST」は、6つの部位(心膜腔、モリソン窩、右胸腔、左胸腔、脾下面、ダグラス窩)について観察し、echo free spaceだけを見ます。緊急性を要することなので、これ以外の所見について検索するものではありません。

第10回 甲状腺の基本走査と症例 プレミアム対象

  • “の”の字2回走査法で出来る!超音波手技大原則 | 第10回 甲状腺の基本走査と症例
  • 2007/03/30(金)公開
  • 46分20秒

今回は、腹部エコーの“の”の字2回走査法から離れて、甲状腺の基本走査をお送りします。甲状腺のエコー検査では、甲状腺の大きさ、エコーレベルに注目することで、甲状腺の機能的評価が可能です。また内部エコーに注目することで、腫瘤性病変の発見に加え、良性・悪性についても言及することが可能です。甲状腺疾患のエコーパターンに習熟することが、精度の高い検査につながります。動画症例ファイルとして、亜急性甲状腺炎、頚部食道癌、嚢胞、濾胞腺腫、副甲状腺腫ほかを紹介します。

第11回 乳腺の基本走査と症例 プレミアム対象

  • “の”の字2回走査法で出来る!超音波手技大原則 | 第11回 乳腺の基本走査と症例
  • 2007/03/30(金)公開
  • 47分40秒

「ここまで走査できるとは!」とご好評いただいた本シリーズもいよいよ最終回です。今回は“の”の字ならぬ、“m”の字走査法で、乳腺の観察を行います。乳腺のエコー検査は、鮮明な画像で、流れるような走査を行うなかで、わずかな乳腺の異常所見に注目します。乳腺に異常と思われる像が描出された場合、良性・悪性所見を考えながら、非腫瘤性病変や、腫瘤性病変のチェックポイントをイメージし、最も可能性の高い病変について描出します。乳腺病変には様々なものが存在しますが、乳腺疾患のエコーパターンに習熟し、さらに検査に携わる人の情熱があれば、乳癌の検査精度を100%に近づけることが可能となります。症例ファイルでは、良性疾患、悪性疾患、非腫瘤性病変、乳腺症、乳癌ほか、多彩な動画症例をご紹介します。

評価一覧

★★★★★
★★★★★
3(2)
★★★★★
★★★★★
2023/08/01(火)
40代
勤務医
内科
細かく分ける編集も有用である場合がある
★★★★★
★★★★★
2019/02/14(木)
50代
その他
内科
ブツ切りにして不要なタイトルをつけている。視聴が滞って困る。内容は悪くないのにもったいない。編集などいらないからそのまま連続で全ての動画を流すべき。

関連シリーズ

DVD

「m」の字走査法で出来る!乳腺超音波手技大原則 「m」の字走査法で出来る!乳腺超音波手技大原則
発売日 2007/09/14(金)
価格 3,350円(税込み)

購入
「の」の字2回走査法で出来る ! 超音波手技大原則<第3巻> 「の」の字2回走査法で出来る ! 超音波手技大原則<第3巻>
発売日 2007/08/07(火)
価格 4,950円(税込み)

購入
「の」の字2回走査法で出来る ! 超音波手技大原則<第2巻> 「の」の字2回走査法で出来る ! 超音波手技大原則<第2巻>
発売日 2007/05/18(金)
価格 6,050円(税込み)

購入
「の」の字2回走査法で出来る ! 超音波手技大原則<第1巻> 「の」の字2回走査法で出来る ! 超音波手技大原則<第1巻>
発売日 2006/11/17(金)
価格 4,950円(税込み)

購入

人気シリーズ