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ここから始めよう!みんなのワクチンプラクティス -今こそ実践!医療者がやらなくて誰がやるのだ-(全12回)

シリーズ解説

肺炎球菌、ヒブワクチンが定期接種化されるなど、改善の兆しを見せる日本のワクチン事情ですが、先進国から比べればまだまだ不十分な状況に変わりはありません。正しいワクチン接種によって、多くの小児の命が救われ、麻痺や難聴などの高度障害を減らすことができるにもかかわらず、低い接種率、水痘やムンプスワクチンなど未だ任意接種であること、Tdapなどのブースターワクチンの未整備など、問題は山積みです。
こういった状況でありながら医学部ではワクチンを教科として単独の時間配分することは少ないため、ワクチンに不安を感じる母親とのコミュニケーションが図れず戸惑うこともあるのではないでしょうか?
このコンテンツでは同時接種の可否、接種間隔、望ましい投与経路、疫学状況はどんな状況か、副反応、救済制度はどうなっているか、などの問いに一つずつ触れています。
そして、現場で悩む医師の拠り所となるべく、正しいワクチンの知識を分かりやすく解説し、患者さんの不安を払拭するためのコミュニケーションも実演します。

守屋 章成 先生 医療法人メファ仁愛会 マイファミリークリニック蒲郡/医療法人健友会 やまと診療所

選択中の番組

第1回 ワクチンプラクティスって何?

今までワクチンのことを系統立てて学んだことはありますか?ワクチンプラクティスとは積極的にワクチンの正しい知識を学び、積極的に必要なワクチンの提案とコミュニケーション、そして接種を行うことです。このワクチンプラクティスには3つの要素(3C)があります。この3Cを知ることで母子手帳の空欄を埋めるだけという受け身から脱却し、正しいワクチンプラクティスを実践することが出来るのです。

収録時間 00時間06分25秒

第2回 学ぶべき4つのVとは?

ワクチンプラクティスを行うためには、どんな知識が必要なのでしょう?学習領域は膨大です。4つのVで整理して考えましょう。 すなわち、Vaccinological principle(ワクチン学の原則)、Vaccine formulation(個別のワクチン製剤)、VPD(ワクチンで予防可能な疾患ワクチンで予防可能な疾患)、そしてVaccinee(ワクチンの被接種者)です。これらを総合的に理解することで、正しいワクチンプラクティスを行うことが出来るのです。

収録時間 00時間07分46秒

第3回 その打ち方は正しいのか? Vaccinological principle (1)

今回は全てのワクチンに共通する知識、Vaccinological principleのお話です。
投与経路(特に、皮下注か筋注か)、異なるワクチン同士の投与間隔、そして同時接種。これらについては、日本だけのルールも存在し、未だに正しく理解されてないことが多くあります。ワクチン学的に何が正しいのか、きちんと理解しましょう。そして、臨床現場ではどのように対応したらいいのか、実践方法を学びましょう。

収録時間 00時間17分53秒

第4回 ルールに沿って、しかし速やかに Vaccinological principle (2)

今回は第3回に続いて、ワクチンに共通する知識、Vaccinological principleのお話です。
効果が期待されるワクチンですが、誰にでも接種を勧めていいわけではありません。接種禁忌はしっかりと理解しておきましょう。さらにどのような副反応があるのか、それぞれの副反応にはどのように対応するべきかを知っておかねばなりません。また接種注意や見合わせについては、海外のワクチンプラクティスとかけ離れた、独自の「日本ルール」が存在します。これらを踏まえておくと実際に何らかの事情を抱えた被接種者を目の前にしても、どのようなワクチンプラクティスを実践すれば良いのかが明確にわかります。

収録時間 00時間20分00秒

第5回 本当の重要性を知る B型肝炎、ヒブ/小児肺炎球菌 Vaccine formulation & VPD (1)

今回から個別のワクチン、そしてVPDについて解説していきます。
まずワクチンがなぜ重要なのかを被接種者とのコミュニケーションの中で伝えることが必要です。一時期と比べB型肝炎の主な感染原因は垂直感染から唾液を介した水平感染や性行為による感染へと推移しましたが、その防御策としてワクチン接種が非常に重要な役割を果たします。また、ヒブ/小児肺炎球菌ワクチンは、小児を侵襲性の感染症から守るだけでなく、日常診療においても非常に重要な意味を持ちます。この様な「重要性」を理解し、適度なコミュニケーションを図るとワクチンプラクティスの幅が広がります。

収録時間 00時間15分00秒

第6回 子供だけに必要なわけじゃない 破傷風、百日咳 Vaccine formulation & VPD (2)

ワクチン接種によって幼児期に獲得した免疫は、年齢を重ねるとともに低下するものもあります。例えば破傷風は10年ごとのブースター接種が必要ですし、ある年齢以上の方は破傷風の基礎免疫すら有していません。また、百日咳は成人が重篤になることはありませんが、新生児にとっては致命的です。ワクチン接種開始までのタイムラグや完遂まで時間がかかることを考慮すると、小さないのちを守るためには周りの人々が百日咳に対する免疫を獲得するという概念が必要です。後半ではDPTワクチンを用いた成人への効果的なブースター接種方法をお伝えします。

収録時間 00時間15分02秒

第7回 軽んじてはいけない 麻疹・風疹、日本脳炎 Vaccine formulation & VPD (3)

ともに排除を達成すべきVPDと考えられている麻疹と風疹ですが、2010年までに南北アメリカ大陸では全国家で排除が達成されています。しかし、日本の実情はみなさんよくご存じだと思います。排除に必要な条件として挙げられるMRワクチン接種率は目標値に程遠く、風疹に至っては接種率以外にサーベイランスが十分に整備されていないことなども相まって、未だに先天性風疹症候群が発生しています。また、日本脳炎は稀とは言え年間数例の報告があり、その予後は極めて不良です。稀だから罹ることはないだろうと軽んじることなく、接種可能年齢に達した際には被接種者のリスクを鑑みることが必要です。

収録時間 00時間11分55秒

第8回 知られざる合併症 水痘、ムンプス Vaccine formulation & VPD (4)

水痘(水ぼうそう)やムンプス(流行性耳下腺炎)は「一度罹って免疫をつけておけばいい疾患」という誤解を抱く一般の方が多く見受けられます。しかし、小児病棟にて感染力の強い水痘患者が出てしまうとその病棟は閉鎖に追い込まれ、治療を中止して外泊を余儀なくされるという問題を起こしてしまいます。またムンプスが引き起こす難聴は年間3000例にも上り、予後は極めて不良です。多彩な合併症を引き起こす水痘やムンプスのVPDを知り、ワクチンプラクティスを学んでいただくと、被接種者の御家族とコミュニケーションや都市伝説のような誤解を解くことも容易にします。

収録時間 00時間13分50秒

第9回 誤解されている HPV、成人肺炎球菌 Vaccine formulation & VPD (5)

ワクチンによっては効果などについて一般の方々に誤解されているものがあります。例えばHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン、いわゆる子宮頸癌ワクチンですが、こちらのワクチンは子宮頸癌を減らしたというエビデンスはありません。また、カバーするのは2価あるいは4価のみで、このワクチンだけで全ての子宮頸癌を防げるわけではありません。そして、成人肺炎球菌ワクチン。この名称から肺炎を予防すると誤解されがちですが、こちらも市中肺炎の発症を減少させたというエビデンスは未だ無いのです。ワクチンはただ接種すればいいわけではなく、それと同時に正しい知識を伝えるということも重要なのです。

収録時間 00時間16分27秒

第10回 教科書には載っていない Vaccinee

ワクチンは年齢に応じて一律に打てばいいというものではありません。特に、キャッチアップスケジュールを考える場合は、被接種者自身の情報がとても重要になってきます。年齢、性別、居住地、渡航先、職業などによるVPDへの感染リスクがどれほどあるのか、また、被接種者がワクチンやVPDにどういった知識を持ち、どういった考え方をしているのか、慎重に検討しなければいけません。今列挙したことは教科書に載っていることではありません。あなた自身が被接種者とコミュニケーションを図り、しっかりと情報を得るように心がけ正しいワクチンプラクティスを実践しましょう。

収録時間 00時間09分28秒

第11回 4Vで3Cを実践しよう(1) Common schedule & Catch-up schedule

接種が必要なワクチンは多数存在します。接種スケジュールを立てる際は早見表を上手に活用しましょう。また、キャッチアップスケジュールを立てる場合際には被接種者ごとにVPDの感染リスクや、ワクチンに対する本人やその保護者の考え方にも耳を傾けることが必要です。4Vを学んでいれば、スケジュールの立案などは恐れるに足りません。

収録時間 00時間13分14秒

第12回 4Vで3Cを実践しよう(2) Communication on vaccine

テーマはコミュニケーション。ワクチン接種には必須となります。「詳しい知識がない」、「偏った考えを持っている」、「忌避しようとする方」に対しては非常にデリケートなコミュニケーションが要求されます。まずは正しい知識を伝え、疑問や不安に真摯に応えていきましょう。ワクチンを忌避する保護者の方たちには、「願っているのは子供の健康である」という共通の基盤をもとにコミュニケーションを取り続けることが重要です。

収録時間 00時間13分18秒

配信中の番組

第1回 ワクチンプラクティスって何?

今までワクチンのことを系統立てて学んだことはありますか?ワクチンプラクティスとは積極的にワクチンの正しい知識を学び、積極的に必要なワクチンの提案とコミュニケーション、そして接種を行うことです。このワクチンプラクティスには3つの要素(3C)があります。この3Cを知ることで母子手帳の空欄を埋めるだけという受け身から脱却し、正しいワクチンプラクティスを実践することが出来るのです。

第2回 学ぶべき4つのVとは?

ワクチンプラクティスを行うためには、どんな知識が必要なのでしょう?学習領域は膨大です。4つのVで整理して考えましょう。 すなわち、Vaccinological principle(ワクチン学の原則)、Vaccine formulation(個別のワクチン製剤)、VPD(ワクチンで予防可能な疾患ワクチンで予防可能な疾患)、そしてVaccinee(ワクチンの被接種者)です。これらを総合的に理解することで、正しいワクチンプラクティスを行うことが出来るのです。

第3回 その打ち方は正しいのか? Vaccinological principle (1)

今回は全てのワクチンに共通する知識、Vaccinological principleのお話です。
投与経路(特に、皮下注か筋注か)、異なるワクチン同士の投与間隔、そして同時接種。これらについては、日本だけのルールも存在し、未だに正しく理解されてないことが多くあります。ワクチン学的に何が正しいのか、きちんと理解しましょう。そして、臨床現場ではどのように対応したらいいのか、実践方法を学びましょう。

第4回 ルールに沿って、しかし速やかに Vaccinological principle (2)

今回は第3回に続いて、ワクチンに共通する知識、Vaccinological principleのお話です。
効果が期待されるワクチンですが、誰にでも接種を勧めていいわけではありません。接種禁忌はしっかりと理解しておきましょう。さらにどのような副反応があるのか、それぞれの副反応にはどのように対応するべきかを知っておかねばなりません。また接種注意や見合わせについては、海外のワクチンプラクティスとかけ離れた、独自の「日本ルール」が存在します。これらを踏まえておくと実際に何らかの事情を抱えた被接種者を目の前にしても、どのようなワクチンプラクティスを実践すれば良いのかが明確にわかります。

第5回 本当の重要性を知る B型肝炎、ヒブ/小児肺炎球菌 Vaccine formulation & VPD (1)

今回から個別のワクチン、そしてVPDについて解説していきます。
まずワクチンがなぜ重要なのかを被接種者とのコミュニケーションの中で伝えることが必要です。一時期と比べB型肝炎の主な感染原因は垂直感染から唾液を介した水平感染や性行為による感染へと推移しましたが、その防御策としてワクチン接種が非常に重要な役割を果たします。また、ヒブ/小児肺炎球菌ワクチンは、小児を侵襲性の感染症から守るだけでなく、日常診療においても非常に重要な意味を持ちます。この様な「重要性」を理解し、適度なコミュニケーションを図るとワクチンプラクティスの幅が広がります。

第6回 子供だけに必要なわけじゃない 破傷風、百日咳 Vaccine formulation & VPD (2)

ワクチン接種によって幼児期に獲得した免疫は、年齢を重ねるとともに低下するものもあります。例えば破傷風は10年ごとのブースター接種が必要ですし、ある年齢以上の方は破傷風の基礎免疫すら有していません。また、百日咳は成人が重篤になることはありませんが、新生児にとっては致命的です。ワクチン接種開始までのタイムラグや完遂まで時間がかかることを考慮すると、小さないのちを守るためには周りの人々が百日咳に対する免疫を獲得するという概念が必要です。後半ではDPTワクチンを用いた成人への効果的なブースター接種方法をお伝えします。

第7回 軽んじてはいけない 麻疹・風疹、日本脳炎 Vaccine formulation & VPD (3)

ともに排除を達成すべきVPDと考えられている麻疹と風疹ですが、2010年までに南北アメリカ大陸では全国家で排除が達成されています。しかし、日本の実情はみなさんよくご存じだと思います。排除に必要な条件として挙げられるMRワクチン接種率は目標値に程遠く、風疹に至っては接種率以外にサーベイランスが十分に整備されていないことなども相まって、未だに先天性風疹症候群が発生しています。また、日本脳炎は稀とは言え年間数例の報告があり、その予後は極めて不良です。稀だから罹ることはないだろうと軽んじることなく、接種可能年齢に達した際には被接種者のリスクを鑑みることが必要です。

第8回 知られざる合併症 水痘、ムンプス Vaccine formulation & VPD (4)

水痘(水ぼうそう)やムンプス(流行性耳下腺炎)は「一度罹って免疫をつけておけばいい疾患」という誤解を抱く一般の方が多く見受けられます。しかし、小児病棟にて感染力の強い水痘患者が出てしまうとその病棟は閉鎖に追い込まれ、治療を中止して外泊を余儀なくされるという問題を起こしてしまいます。またムンプスが引き起こす難聴は年間3000例にも上り、予後は極めて不良です。多彩な合併症を引き起こす水痘やムンプスのVPDを知り、ワクチンプラクティスを学んでいただくと、被接種者の御家族とコミュニケーションや都市伝説のような誤解を解くことも容易にします。

第9回 誤解されている HPV、成人肺炎球菌 Vaccine formulation & VPD (5)

ワクチンによっては効果などについて一般の方々に誤解されているものがあります。例えばHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン、いわゆる子宮頸癌ワクチンですが、こちらのワクチンは子宮頸癌を減らしたというエビデンスはありません。また、カバーするのは2価あるいは4価のみで、このワクチンだけで全ての子宮頸癌を防げるわけではありません。そして、成人肺炎球菌ワクチン。この名称から肺炎を予防すると誤解されがちですが、こちらも市中肺炎の発症を減少させたというエビデンスは未だ無いのです。ワクチンはただ接種すればいいわけではなく、それと同時に正しい知識を伝えるということも重要なのです。

第10回 教科書には載っていない Vaccinee

ワクチンは年齢に応じて一律に打てばいいというものではありません。特に、キャッチアップスケジュールを考える場合は、被接種者自身の情報がとても重要になってきます。年齢、性別、居住地、渡航先、職業などによるVPDへの感染リスクがどれほどあるのか、また、被接種者がワクチンやVPDにどういった知識を持ち、どういった考え方をしているのか、慎重に検討しなければいけません。今列挙したことは教科書に載っていることではありません。あなた自身が被接種者とコミュニケーションを図り、しっかりと情報を得るように心がけ正しいワクチンプラクティスを実践しましょう。

第11回 4Vで3Cを実践しよう(1) Common schedule & Catch-up schedule

接種が必要なワクチンは多数存在します。接種スケジュールを立てる際は早見表を上手に活用しましょう。また、キャッチアップスケジュールを立てる場合際には被接種者ごとにVPDの感染リスクや、ワクチンに対する本人やその保護者の考え方にも耳を傾けることが必要です。4Vを学んでいれば、スケジュールの立案などは恐れるに足りません。

第12回 4Vで3Cを実践しよう(2) Communication on vaccine

テーマはコミュニケーション。ワクチン接種には必須となります。「詳しい知識がない」、「偏った考えを持っている」、「忌避しようとする方」に対しては非常にデリケートなコミュニケーションが要求されます。まずは正しい知識を伝え、疑問や不安に真摯に応えていきましょう。ワクチンを忌避する保護者の方たちには、「願っているのは子供の健康である」という共通の基盤をもとにコミュニケーションを取り続けることが重要です。

レビュー(1件)

★★☆さん (2014年07月10日 06時41分)

とても勉強になりました。 まだシリーズを半分がぐらいしか見終わっていませんが、よかったのでレビューです。 2歳の子供がいて、ワクチンの数も多く流れ作業のように接種させていたのですが、本当の意味での個々の感染症やワクチンの意義についてとても丁寧に解説してくださっています。

DVD

ここから始めよう!みんなのワクチンプラクティス ~今こそ実践!医療者がやらなくて誰がやるのだ~
発売日 2014/05/15

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