イワケンの「極論で語る感染症内科」講義(全11回)

シリーズ解説

イワケンこと岩田健太郎氏が感染症内科・抗菌薬について極論で語ります。
「この疾患にはこの抗菌薬」とガイドラインどおりに安易に選択していませんか?それぞれ異なった背景を持つ患者にルーチンの抗菌薬というのは存在するはずがありません。抗菌薬が持つ特性や副作用のリスクなどを突き詰めて考え、相対比較をしながら目の前の患者に最適なものを特定することこそが、抗菌薬を選択するということ。イワケン節でその思考法をたたきこんでいきます。
きょく ろん 【極論】
1.極端な議論。また,そのような議論をすること。極言。
2.つきつめたところまで論ずること。
大辞林第3版(三省堂)

※丸善出版で人気の「極論で語る」シリーズの講義版です。書籍「極論で語る感染症内科」は2016年1月丸善出版より刊行
書籍はこちらからご確認ください。

岩田 健太郎 先生 神戸大学 感染症内科 教授

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第1回 なぜ極論が必要なのか?

抗菌薬選択、感染症治療に関してなぜ“極論”が必要なのかをイワケンが語ります。 これまでの感染症の診断・治療の問題点を指摘しながら、どういう方向に向かっていかなければならないのか、何をすればよいのかを 示していきます。 “感染症とはなにか”が理解できる内容です。

収録時間 00時間27分09秒

第2回 あなたはなぜその抗菌薬を出すのか

抗菌薬を処方するとき、何を基準に選択していますか?ほとんどの場合において「スペクトラム」を基準にしていることが多いのではないでしょうか? 否。本当にそれでいいのでしょうか。 移行性、時間依存性、濃度依存性などの抗菌薬が持つ特性や副作用のリスクなどを突き詰めて考え、、相対比較をしながら最適なものを特定することこそが、抗菌薬を選択するということ。 イワケン節でその思考法をたたきこみます。

収録時間 00時間29分05秒

第3回 その非劣性試験は何のためか

近年耳にする機会が増えている「非劣性試験」。 既存薬よりも新薬の効果のほうが劣っていないことを示す試験で、新薬が主要な治療効果以外に何らかの点で優れているということを前提としてが実施するものである。 本来患者の恩恵のために行われるべきこの試験が価値をもたらすことは当然ある。 しかしながら、臨床的には意味の小さいいわゆる「me too drug」を増やす道具になりかねないということも、また事実である。 この試験のあり方にイワケンが警鐘を鳴らす。

収録時間 00時間15分17秒

第4回 急性咽頭炎の診療戦略のシナリオを変えろ!

いよいよ疾患の診療戦略に入っていきます。まずは誰もが診たことのある急性咽頭炎。 急性咽頭炎の診療において、溶連菌迅速検査の結果が陽性の場合は、抗菌薬(ペニシリン系)を投与を使用し、陰性の場合は、伝染性単核球症などとして、抗菌薬を使用しないという治療戦略が一般的。しかし、細菌性の急性咽頭炎の原因菌は「溶連菌」だけではなかった!つまり、検査が陰性であっても、抗菌薬が必要な場合もある!ではそれをどのように見つけ、診断し、治療するのか?イワケンが明確にお答えします。

収録時間 00時間08分43秒

第5回 肺炎・髄膜炎 その抗菌薬で本当にいいのか?

今回は、肺炎と髄膜炎の診療戦略について見ていきます。 風邪と肺炎の見極めはどうするか?グラム染色と尿中抗原検査、その有用性は? また、髄膜炎のセクションでは、抗菌薬の選択についてイワケンが一刀両断。 細菌性髄膜炎の治療に推奨されているカルバペネム。この薬が第1選択となったその理由を知っていますか?そこに矛盾はないでしょうか?ガイドライン通りに安易に選択していると、痛い目を見るかもしれません。 番組最後には耐性菌についても言及していきます。

収録時間 00時間14分52秒

第6回 CRPは何のために測るのか

炎症の指標であるCRPと白血球は感染症診療において多用されている。 多くの医療者は感染症を診るときに、白血球とCRPしか見ていない。CRPが高いと感染症と判断し、ある数値を超えると一律入院と決めている医療機関もある。 しかし、それで本当に感染症の評価ができていると言えるのだろうか。 実例を挙げながらCRP測定の意義を問う

収録時間 00時間06分29秒

第7回 急性細菌性腸炎 菌を殺すことで患者は治るのか

細菌性腸炎の主な原因菌は「カンピロバクター」。 カンピロバクターはマクロライドに感受性があり、国立感染症研究所のサイトにも第1選択であるとの記載がある。 しかし、それは、基礎医学者の目線であり、臨床医として安易にマクロライドを処方する判断をすべきではないとイワケンは言う。 なぜならば試験管内の結果が、必ずしも治療に結びつくとは限らないからだ。 臨床医は菌を殺すことが目的ではなく、患者を治すことが目的なのだ。

収録時間 00時間13分40秒

第8回 ピロリ菌は除菌すべきか

世の中は「ピロリ菌がいれば、とりあえず除菌」といった圧力が強い。ピロリ菌が胃炎や胃潰瘍、さらには胃がんなど多様な疾患の原因となる菌であるからだ。 一方で、ピロリ菌は病気から身を守ってくれている存在でもあるのだ。 そのピロリ菌をやみくもに除菌することの是非を、イワケンの深い思考力で論じる

収録時間 00時間10分38秒

第9回 カテ感染 院内感染を許容するな

カテーテルを抜去して解熱、改善すればカテ感染(CRBSI:catheter-related blood stream infection)と定義する日本のガイドライン。 また、カテ感染はカテーテルの感染であると勘違いされている。 そんな間違いだらけの日本のカテ感染の診療に、イワケンが切り込む。 限りなくゼロにできるカテ感染(CRBSI)。感染が起こることを許容すべきではない。

収録時間 00時間14分29秒

第10回 インフルエンザ 検査と薬の必要性を考えろ

インフルエンザの診療において迅速キットを使って診断、そして、陽性であれば抗インフルエンザ薬。そんなルーチン化した診療にイワケンが待ったをかける。 今一度検査と抗インフルエンザ薬の必要性と意義を考えてみるべきではないだろうか。 また、イワケンの治療戦略の1つである、「漢方薬」についても解説する。

収録時間 00時間20分47秒

第11回 HIV/AIDS 医療者が知っておくべきHIV/AIDS診療の今

HIV/AIDSの診療は劇的に進化し、薬を飲み続けてさえいれば天寿をまっとうすることも可能となった。 そのため、HIV/AIDS診療を専門としない医師であっても、そのほかの病気や、妊娠・出産などのライフイベントで、HIV感染者を診療する機会が増えてきているはず。 その患者が受診したとき、あなたはどう対応するのか。そう、医療者として、“患者差別”は許されない!普段通りの診療をすればいいのだ。しかしながら、薬の相互作用や患者心理など、気をつけるべきことを知っておく必要はある。その点を中心に解説する。

収録時間 00時間17分15秒

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DVD

イワケンの「極論で語る感染症内科」講義
発売日 2016/08/07

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