Dr.RIKIの感染症倶楽部 根本から学ぶ!外来での経口抗菌薬の使い方(全25回)
シリーズ解説
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第1回 プロローグ プレミアム対象
耐性菌による死者数は全世界で年間100万人に上るとされ、プライマリケアの医師・医療者も薬剤耐性問題から目を背けることはできない状況です。一方、新型コロナウイルス感染症が5類となったいま、自信を持って発熱・風邪診療が行えているでしょうか。まずはDr.RIKIに臨床感染症診療を取り巻く現況と正しい外来抗菌薬処方を行うための考え方を学んでください。
第2回 外来アンチバイオグラム 1 プレミアム対象
- 2023/09/21(木)公開
- 35分9秒
Dr.RIKIによれば、外来診療で意識しなければならない病原菌は5つだけ、耐性菌は4つだけです。今回から7回を予定する外来アンチバイオグラム編では、論文や臨床データなどのエビデンスを踏まえ、これらの細菌に対する抗菌薬の正しい使い方を具体的に根本から説明します。前提となる統計学の基礎知識などについても必要に応じて分かりやすい解説がされるので誰でもスイスイ理解できます。
第3回 外来アンチバイオグラム 2 プレミアム対象
- 2023/10/05(木)公開
- 25分40秒
今回からいよいよ具体的な抗菌薬処方ノウハウの解説です。気道感染症の2大起炎菌である肺炎球菌・インフルエンザ菌に対する適切な抗菌薬処方についてDr.RIKIに学びましょう。細菌の特徴、抗菌薬の特性・アンチバイオグラムに関するデータなどを踏まえた丁寧な解説を聞けば、なぜその抗菌薬を選択すべきなのかがスッキリと分かります。
第4回 外来アンチバイオグラム 3 プレミアム対象
- 2023/10/19(木)公開
- 31分25秒
抗菌薬は正しいレジメンに添って投与しなければ治療効果を発揮できません。前回学んだ、肺炎球菌・インフルエンザ菌に対するファーストチョイスの経口抗菌薬について、今回から2回にわたり正しい投与方法とその理由をPK/PD理論から解説します。
第5回 外来アンチバイオグラム 4 プレミアム対象
- 2023/11/02(木)公開
- 23分29秒
前回に続き肺炎球菌・インフルエンザ菌に対するレジメンに関しPK/PD理論を踏まえて詳説します。中等度の肺炎球菌・インフルエンザ菌に期待できる抗菌薬、点滴での選択肢などさらに踏み込んだ解説も必見です。
第6回 外来アンチバイオグラム 5 プレミアム対象
- 2023/11/16(木)公開
- 38分54秒
今回のメインテーマは大腸菌です。大腸菌がグラム陰性桿菌であることを踏まえ、最初にグラム染色の原理、グラム陰性桿菌・グラム陽性球菌の特徴について復習します。大腸菌が起炎菌となる感染症で外来診療での頻度が高いのは膀胱炎です。アンチバイオグラムとPK/PD理論にのっとった正しい膀胱炎治療のノウハウを学んでください。加えて急性下痢症の見極め方と治療法についても解説します。
第7回 外来アンチバイオグラム 6 プレミアム対象
- 2023/11/30(木)公開
- 27分47秒
今回のターゲットはA群溶血性連鎖球菌(GAS)と黄色ブドウ球菌です。これらが起炎菌となる主な感染症としては溶連菌性咽頭扁桃炎、皮膚軟部組織感染症・蜂窩織炎・丹毒があります。JANIS(厚労省院内感染対策サーベイランス)のデータによる感受性を踏まえ、これらの感染症にどの抗菌薬を用いるべきかを具体的に解説。B群・C/G群連鎖球菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)についても触れます。
第8回 外来アンチバイオグラム 7 プレミアム対象
- 2023/12/14(木)公開
- 31分44秒
外来診療で意識すべき5つの細菌、4つの耐性菌への薬剤耐性を踏まえた実践的な対処法を解説してきた外来アンチバイオグラム編。その最終回となる今回は冒頭でクリンダマイシンを長期投与する際に必要となるD-ZONE TESTを紹介。続いて外来診療での具体的な抗菌薬の使い方を整理した「外来市中細菌感染症シート」を踏まえて、正しい抗菌薬の使い方をおさらいします。JANISの感受性データの具体的な調べ方についても触れます。
第9回 経口ペニシリン系抗菌薬 1 プレミアム対象
- 2024/01/04(木)公開
- 26分6秒
前回までの外来アンチバイオグラム編では主に薬剤感受性の観点から細菌別に解説を行ってきました。ここからは各抗菌薬別にその使い方を伝授します。最初に学ぶのは外来診療で最頻用されるペニシリン系抗菌薬です。今回は主に天然ペニシリンとアミノペニシリンについて、その特性、適応疾患、用法・用量、処方のコツなどにつき詳細に解説します。流行が指摘されている梅毒の治療法についても触れます。
第10回 経口ペニシリン系抗菌薬 2、経口セフェム系抗菌薬 1 プレミアム対象
- 2024/01/18(木)公開
- 35分31秒
今回は経口ペニシリン系抗菌薬のうち、β-ラクタマーゼ阻害薬との合剤であるアモキシシリン・クラブラン酸とアンピシリン・スルバクタムについて両剤の違いや感受性データなどを踏まえた正しい使い方を具体的に解説します。加えて経口セフェム系抗菌薬の全体像と第1世代セファスロポリンについても詳細に述べます。
第11回 経口セフェム系抗菌薬 2 プレミアム対象
- 2024/02/01(木)公開
- 33分55秒
前回に続き経口セフェム系抗菌薬について解説します。第2世代、第3世代のセファロスポリンについてMICやバイオアベイラビリティなどの観点からそれぞれの薬剤の違いを整理。第1世代も含めたセフェム系抗菌薬の使い方をまとめます。経口カルバペネム系抗菌薬についても触れます。
第12回 経口マクロライド系抗菌薬 1 プレミアム対象
- 2024/02/29(木)公開
- 40分7秒
経口マクロライド系抗菌薬は本邦の外来で最も多く処方されており、外来処方される抗菌薬全体の33%を占めるといわれています。これについて抗菌薬の作用機序やPK/PD理論などにまでさかのぼって根拠を示しながら、臨床における正しい使い方を解説します。適応疾患とされるマイコプラズマ肺炎、百日咳などの診断と治療、多剤耐性淋菌の現況についても触れます。
第13回 経口マクロライド系抗菌薬 2 プレミアム対象
- 2024/03/14(木)公開
- 43分46秒
マクロライド系抗菌薬は抗菌作用以外の効果を期待して処方されることも多いですが、今回はまずこの点について解説します。続いて第1~3世代の世代別にそれぞれのマクロライド系抗菌薬の適応疾患や投与方法、処方の注意点などをまとめます。薬剤感受性検査データを始めとするさまざまなエビデンスを踏まえた詳細な解説を通じて正しい使い方を身に付けましょう。
第14回 経口リンコマイシン系抗菌薬 1 プレミアム対象
- 2024/03/28(木)公開
- 25分28秒
次のテーマはクリンダマイシンです。クリンダマイシンはバイオアベイラビリティが高く、とくにグラム陽性菌・嫌気性菌に対して抗菌活性を有するとされています。今回は、A群溶連菌・肺炎球菌・黄色ブドウ球菌・B群溶連菌や、高齢者では蜂窩織炎の起炎菌となるC/G群溶連菌など、さまざまなグラム陽性菌に対する感受性の実態についてエビデンスを踏まえて分析します。アクネ菌に対して処方される外用薬についても触れます。
第15回 経口リンコマイシン系抗菌薬 2 プレミアム対象
- 2024/04/11(木)公開
- 25分56秒
前回に続いてクリンダマイシンが話題の中心です。今回は嫌気性菌とMRSAに対する実際の感受性についてJANISのデータに加えて世界的な状況も踏まえて整理します。クリンダマイシンの他剤との併用、壊死性筋膜炎に対する正しい抗菌薬の選択法についても詳しく解説します。
第16回 経口キノロン系抗菌薬 1 プレミアム対象
- 2024/04/25(木)公開
- 28分8秒
わが国で承認されている経口キノロン系抗菌薬は約10種類ありますが、Dr.RIKIによればそのうち本当に押さえるべきなのは2つだけです。外来診療においてどのような場合にキノロン系抗菌薬を処方すべきか。開発の歴史・バイオアベイラビリティ・薬剤感受性データなどを踏まえて具体的に詳しく解説します。新しい抗菌薬適正使用支援加算とも関係するWHOのAWaRe分類についても触れます。
評価一覧
関連シリーズ
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Dr.RIKIの感染症倶楽部 Phaseで見極める! コロナ後遺症(全8回) 2022/12/07(水)~
Dr.RIKIこと永田理希先生が、2006年から17年以上にわたり主催してきた感染症の学びの場「感染症倶楽部」。全国で好評を博するその人気講義がCareNeTVに登場します。 最初のテーマはコロナ後遺症。その診療は困難に思われるかもしれませんが、永田先生は「POST-COVID-19専門外来(ポスコロ外来)」を設け、日本中から訪れるたくさんの患者を回復に導いています。 診療のポイントは「Phaseで見極める」こと。永田先生は、コロナ後遺症を、薬物療法のPhase、補充療法のPhase、EAT療法のPhase、慢性疲労症候群患者において活動と休息のバランスをとる“ペーシング”のPhaseなどに分け、各Phaseに応じた有効な対応法を実践しています。 残念ながらコロナ後遺症の訴えは、検査で異常が出なかったからと終診とされてしまうことも多く、対応してもおざなりに漢方薬処方やEAT療法をするだけで最後まで寄り添わない医療機関も少なくないという現状があります。 Dr.RIKIの唯一無二の講義に学んで、あなたもコロナ後遺症に取り組んでください。
第1回 コロナ後遺症の症状
第2回 コロナ後遺症の頻度
第3回 コロナ後遺症のアプローチ
第4回 コロナ後遺症の治療 1
第5回 コロナ後遺症の治療 2
第6回 コロナ後遺症の治療 3
第7回 コロナ後遺症の治療 4
第8回 コロナ後遺症の治療 5 -
今冬のかぜ/コロナ/インフルをどう見極める?(全2回) 2022/11/23(水)~
新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念される2022~2023年シーズン。本格的な冬季の到来を前に、カリスマ開業医Dr.RIKIこと永田理希先生がケアネットライブに緊急登壇。永田先生は17年以上にわたって感染症の学びの場「感染症倶楽部」を主宰し、その講演は全国で大好評です。 これからの季節、臨床医であれば誰もが接することになる風邪様症状の患者ですが、症状だけで新型コロナなのか、それともインフルエンザなのか、風邪や細菌性感染症なのかを見分けるのは困難です。しかし永田先生は、乳幼児から成人・高齢者にわたる豊富な臨床経験を通じて症状・身体所見からの判別法を培ってきました。 また、遺伝子検査、迅速検査やCRP検査などの各種検査についても、永田先生は論文から得たエビデンスと臨床経験を冷静に分析した知見を踏まえてその適切な使い方を解説します。 新型コロナウイルスの蔓延でガラッと変わってしまった風邪診療ですが、永田先生が最重視するのはやはり一番の基本である問診です。次いで大切なのは症状や身体所見の見極めスキル(視診/触診/聴診)。くわえて、タイミングや検体部位による違いを意識して検査を活用することになります。 自分やスタッフの身を守りつつ、患者を“迷子にさせない”適切な診療をするために、ぜひこの機会にDr.RIKIに学んでください。
※本ライブは12月配信開始予定のCareNeTV新シリーズ「Dr.RIKIの感染症倶楽部」の先行企画です。本編配信もぜひお楽しみに!
今冬のかぜ/コロナ/インフルをどう見極める?第1幕
今冬のかぜ/コロナ/インフルをどう見極める?第2幕
日々の外来で、なんとなくではなく自信を持って抗菌薬を処方できているでしょうか。診療報酬において抗菌薬適正使用支援加算が導入されるなどAMR(薬剤耐性)対策にも真剣に取り組まねばならない時代を迎え、すべての医療機関に根拠を踏まえた正しい抗菌薬の処方が求められています。しかしそのようなことを実践的かつ体系的に学べる場はなかなかありません。
そこで日々開業医として感染症診療に取り組む一方で「感染症倶楽部」での教育活動を17年以上にわたって続けてきた永田先生が、各経口抗菌薬の作用機序から特徴、適応疾患・スペクトラムや用法・用量など、使い方の基本をプライマリケアの実情を踏まえてわかりやすく詳細に解説。根拠を踏まえた本当に正しい抗菌薬処方のノウハウが身に付きます。
※初学者向けの予備校レクチャーとして、あえて繰り返し丁寧に説明を行っています
※※毎回冒頭の約2分10秒(第1回のみ約55秒)はオープニングです。お急ぎの際には飛ばして本編からご視聴ください