救急科の番組検索結果
-
Dr.ケンスケのためになる循環の生理学(全11回)第2回 循環における酸素を極限まで突き詰める(酸素運搬Part1)2023/09/21(木)公開 中村 謙介 横浜市立大学附属病院 集中治療部准教授第2回のテーマは酸素運搬oxygen deliveryの主役である酸素です。酸素の絶対量としての動脈血酸素含有量 CaO2を考える際に酸素化の指標であるSaO2(SpO2)とPaO2のどちらを重視すべきなのか論理的に突き詰めて解説します。通常、酸素の限界点とされている急性呼吸不全についても、その真の意味をスッキリ理解できます。
-
Dr.ケンスケのためになる循環の生理学(全11回)第1回 循環とは何か? 循環の2要素2023/08/31(木)公開 中村 謙介 横浜市立大学附属病院 集中治療部准教授臨床現場ではさまざまなデバイスを駆使して循環管理を行っていますが、改めて「循環とは何か?」と問われると答えに詰まる方も多いのではないでしょうか。この問題を捉えるための中村流のツボ、酸素運搬oxygen deliveryと組織灌流perfusionの2要素からスタートです。
-
Dr.林の笑劇的救急問答 Season17(全8回)第1回 しびれ診断のかなめ2023/08/24(木)公開 林 寛之 福井大学医学部附属病院 総合診療部 教授一言でしびれと言っても、どのようなしびれか、しびれの部位、継続時間などいろいろなパターンがあり、鑑別も多岐にわたります。 絶対に見逃してはいけないしびれもあります。 しびれを鑑別するには解剖と病態生理をしっかりと理解しておくことが重要です。 整理して考えていきましょう。
-
Dr.的野のセッティング別フレームで診る発熱診療(全6回)第4回 救急×発熱2023/08/24(木)公開 的野 多加志 佐賀大学医学部附属病院 感染制御部 特任准教授/飯塚病院 感染症科 顧問第4回は救急外来のセッティングです。救急の現場では重症度・緊急度が高いか、つまり、入院させる必要があるかどうかを正しく見極めることが肝心。
そのためにはまず、重症度が低いかぜ症候群を知り、かぜかそれ以外の疾患かを判断することから始めます。さらに、発熱に伴う症状を整理し、正しい診断に近づくための知識を詳しく解説します。 -
Dr.たけしのこんなに多いのに意外に知らない胸腹壁症候群の診かた(全10回)第4回 肋間神経痛2023/08/10(木)公開 上田 剛士 洛和会丸太町病院 救急総合診療科 部長今回のテーマは、肋間神経痛。「季肋部が痛い」の訴えで、安易に肋間神経痛と診断しがち。しかしながら、突然に起こった季肋部痛にその診断は正しいのでしょうか?2症例を基に詳しく解説していきます。
-
Dr.増井の血ガスハンティング(全10回)第10回 呼吸性アシドーシスpart3:呼吸苦の83歳男性2023/07/27(木)公開 増井 伸高 札幌東徳洲会病院 救急集中治療センター 副センター長・国際医療支援室室長血ガスハンティングもいよいよ最終回です。今回は、呼吸苦の83歳男性と、53歳女性の2症例。呼吸状態や血ガスも似たようなこの2症例で、どちらに“人工呼吸管理”を行うのか考えていきます。呼吸不全と言えば、気胸、心不全、喘息、COPD、肺炎などが鑑別に挙がりますが、どのようなときに“人工呼吸管理”を始めるべきか、また、その判断基準は? それを考...
-
Dr.たけしのこんなに多いのに意外に知らない胸腹壁症候群の診かた(全10回)第3回 肋骨・肋軟骨2023/07/20(木)公開 上田 剛士 洛和会丸太町病院 救急総合診療科 部長今回は肋骨・肋軟骨の痛みです。 肋骨の痛みと言えば、肋骨骨折。外傷ではない骨折はどのように引き起こされたかを考えることが重要です。そして、 肋軟骨の痛みは、重要な鑑別疾患についてみていきます。
-
Dr.YUKAの5分間ティーチング1 “型”で覚える研修医必修スキル(全6回)第6回 急性心不全マネジメント2023/07/20(木)公開 北野 夕佳 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 救命救急センター/聖マリアンナ医科大学 救急医学准...今回は急性心不全(電撃性肺水腫)の初療マネジメントについてです。 何らかの呼吸不全で来た患者では、まずは鑑別疾患を考えていきます。そのうえで、心不全とルールインするには?そして心不全であると診断されたとき、やるべき対処は?それにより、患者の予後が大きく左右されますので、ヌケモレなく対応できるように、しっかりと“型”を身に付けま...
-
Dr.増井の血ガスハンティング(全10回)第9回 呼吸性アシドーシスpart2:呼吸苦の 心疾患既往72歳男性2023/07/06(木)公開 増井 伸高 札幌東徳洲会病院 救急集中治療センター 副センター長・国際医療支援室室長今回は呼吸苦の症例を3つ取り上げて解説します。3症例とも心不全が疑われます。 3症例とも患者の状況は似ているのに、血ガス数値が示す状況が、まったく異なります さて、その3症例はどう違い、どう診断していくのか。そもそも心不全は血ガスで診断できるのか。確認していきましょう。
-
Dr.YUKAの5分間ティーチング1 “型”で覚える研修医必修スキル(全6回)第5回 DKA/HHS2023/06/29(木)公開 北野 夕佳 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 救命救急センター/聖マリアンナ医科大学 救急医学准...今回のテーマは、DKA(Diabetic ketoacidosis 糖尿病性ケトアシドーシス)/HHS(Hyperosmolar Hyperglycemic Syndrome 高浸透圧性高血糖状態)のマネジメントです。 まずはDKAとHHSの鑑別をどのようにおこなうのかを確認しておきましょう。診断がついたなら、次はマネジメントをどうすべきか。そのためにもDKAの誘因をしっかりと押さえておくことが...
-
Dr.林&今の「防ぎえた死」をなくすための救急初期対応(全6回)第6回 腹痛2023/06/29(木)公開 林 寛之 福井大学医学部附属病院 総合診療部 教授最終回を飾るのは今先生。腹痛患者では手術が必要な急性腹症の鑑別が何より大切です。いわゆる腹痛のファイブキラー(急性虫垂炎・胆嚢炎・腸閉塞・消化管穿孔腹膜炎・急性膵炎)を中心に、フローチャートも用いつつ鑑別のポイントとテクニックを伝授します。今回も全編がDr.今流エンタメ系レクチャー。笑いながら見るだけで臨床力がアップすること間違...
-
Dr.たけしのこんなに多いのに意外に知らない胸腹壁症候群の診かた(全10回)第2回 胸骨・剣状突起・胸鎖関節2023/06/22(木)公開 上田 剛士 洛和会丸太町病院 救急総合診療科 部長胸壁症候群の各論に入っていきます。 まずは、胸骨、剣状突起が原因の痛みから確認していきます。「重大疾患ではないから大丈夫な原因不明の胸痛」をきちんと診断してみませんか。実はこんなに簡単なことだったのです。
-
Dr.増井の血ガスハンティング(全10回)第8回 呼吸性アシドーシスpart1:咳嗽のCOPD既往 84歳女性2023/06/15(木)公開 増井 伸高 札幌東徳洲会病院 救急集中治療センター 副センター長・国際医療支援室室長今回から呼吸性アシドーシスについて見ていきます。今回は2症例取り上げます。症例1は咳嗽で来院したCOPDの既往がある84歳女性、症例2は呼吸苦で来院したCOPD既往の83歳男性のケースです。いずれもCOPD増悪の評価目的で、血ガスを取りました。さて、血ガスでどのように判断するのか確認していきましょう。そして今回は、急性か慢性かを判断する「さぬき...
-
Dr.YUKAの5分間ティーチング1 “型”で覚える研修医必修スキル(全6回)第4回 AKI2023/06/08(木)公開 北野 夕佳 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 救命救急センター/聖マリアンナ医科大学 救急医学准...今回のテーマは遭遇する機会の多い「AKI:急性腎機能障害」のマネジメントです。 AKIを診たとき、まずは、腎前性、腎性、腎後性のいずれであるのかを評価します。それぞれの評価方法、その後のマネジメントを確認していきます。当たり前のことかもしれませんが、抜けなく対応できるよう、“型”にしてしっかりと身に付けてください。
-
Dr.林&今の「防ぎえた死」をなくすための救急初期対応(全6回)第5回 脳の異常2023/06/08(木)公開 林 寛之 福井大学医学部附属病院 総合診療部 教授今回の担当は林先生。脳の異常が疑われる症候である意識障害・麻痺・頭痛について扱います。意識障害のアプローチと対応のポイント、脳梗塞の鑑別法、血栓溶解療法・血栓回収療法のエビデンスを踏まえた解説、頭痛のレッドフラッグなど、その内容は盛りだくさん。理解と暗記のために工夫を凝らした笑いあふれる22分間をご堪能ください。
-
Dr.増井の血ガスハンティング(全10回)第7回 代謝性アルカローシス:頻回の嘔吐・下痢と脱力の38歳女性2023/05/25(木)公開 増井 伸高 札幌東徳洲会病院 救急集中治療センター 副センター長・国際医療支援室室長今回は代謝性アルカローシスがテーマ。 頻回の嘔吐・下痢があり、全身脱力の強い38歳女性の症例と咳嗽・発熱の89歳男性の症例を取り上げます。 代謝性アルカローシスの2大原因は、嘔吐と薬剤性。そこからさらに代謝性アルカローシスが維持されるのに必要な項目とは? そして、第1回で出てきた「マジックナンバー15」。アルカローシスでも役に立つん...
-
『ねころんで読める救急患者のみかた』集中講義(全4回)第4回 身体診察2023/05/25(木)公開 坂本 壮 地方独立行政法人 総合病院 国保旭中央病院 救急救命科医長/ 臨床研修センター副センター長最終回は身体診察。テーマは「意識障害の患者さん、左右差に注目」「けいれんの患者さん、目に注目」「疼痛の患者さん、患部を直視せよ」「腹痛の患者さん、軟らかくても安心するな」そして「皮疹の患者さん、ABCDをチェック」の5つです。くも膜下出血・心因性痙攣・帯状疱疹・異所性妊娠・アナフィラキシーショックなどの見逃すと怖いあるいは見逃しや...
-
Dr.YUKAの5分間ティーチング1 “型”で覚える研修医必修スキル(全6回)第3回 Hb低下のアセスメント2023/05/18(木)公開 北野 夕佳 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 救命救急センター/聖マリアンナ医科大学 救急医学准...今回は急性のHb(ヘモグロビン)低下(主に入院中)のアセスメントについての5分間ティーチングです。HB低下をみたとき、まず考えるべきはラボエラー。臨床像と合わないと判断したら再検することが大切です。それでもHB低下がある場合、大きく2つの原因、1.希釈、2.失血を考えていきます。これらをどのように確認していくのか、きちんと“型”にして...
-
Dr.林&今の「防ぎえた死」をなくすための救急初期対応(全6回)第4回 胸痛2023/05/18(木)公開 林 寛之 福井大学医学部附属病院 総合診療部 教授胸痛は非常に緊急性の高い症状です。今回は胸痛を伴う代表的な疾患である、心筋梗塞・大動脈解離・肺塞栓・特発性食道破裂について症例を示しながら今先生がわかりやすく解説します。折に触れて出題されるクイズや、今先生がヘモグロビンに扮して病態生理を面白おかしく解説するDr.今劇場など工夫が満載。楽しみながら視聴するだけで各疾患の特徴・鑑別...
-
Dr.増井の血ガスハンティング(全10回)第6回 代謝性アシドーシスpart6:頻回の下痢と倦怠感の41歳女性2023/05/04(木)公開 増井 伸高 札幌東徳洲会病院 救急集中治療センター 副センター長・国際医療支援室室長代謝性アシドーシスは今回で最終回。 頻回の下痢と倦怠感の41歳の症例と、倦怠感で動けなくなった72歳の男性の症例を取り上げます。 今回のポイントはAnion-gap。血ガスで出てくるAGはあくまで参考値です。その数値を見てその後のアクションはいかに!
-
『ねころんで読める救急患者のみかた』集中講義(全4回)第3回 病歴聴取2023/05/04(木)公開 坂本 壮 地方独立行政法人 総合病院 国保旭中央病院 救急救命科医長/ 臨床研修センター副センター長病歴聴取編の具体的なテーマは6つ。「発症時間を突き止めよ」「失神をあなどるなかれ」「なぜ転倒したのか? 原因を突き止めよ」「内服薬は根こそぎ聴取」「嗜好…“本人談”は本当か」「家庭環境の確認を」と続きます。共通点は、諦めず、うのみにせず、忘れずに聴取すること。経験豊富な坂本先生の体験談を交えた実践的なお話しを通じて、聞き方のポイン...
-
Dr.林&今の「防ぎえた死」をなくすための救急初期対応(全6回)第3回 外傷2023/04/27(木)公開 林 寛之 福井大学医学部附属病院 総合診療部 教授救急室で亡くなる外傷患者の35%は救命可能であったともいわれ、まさに「防ぎえた死」をなくすためには初期対応が非常に重要です。第3回では林先生がABCDEアプローチのうちA(気道)、B(呼吸)、C(循環)を中心に、外傷初期診療で行わねばならないこと、絶対に行ってはいけないことについて実践的に解説します。見逃すと致命的な緊張性気胸に気付くた...
-
ガイドラインから学ぶ良性発作性頭位めまい症(BPPV)診療のポイント(全1回)ガイドラインから学ぶ良性発作性頭位めまい症(BPPV)診療のポイント2023/04/19(水)公開 新井 基洋 横浜市立みなと赤十字病院めまい平衡神経科部長救急でも外来でもコモンなめまい。その30~50%を占めるともいわれるのが良性発作性頭位めまい症(BPPV)です。2023年3月にはめまい平衡医学会が「良性発作性頭位めまい症(BPPV)診療ガイドライン 2023年版」を発表しました。そこで今回は、めまい診療のエキスパートである新井基洋氏が新ガイドラインの概要と、これを踏まえた明日から実践できるBPPV...
-
Dr.増井の血ガスハンティング(全10回)第5回 代謝性アシドーシスpart5:カフェイン大量摂取の52歳女性2023/04/13(木)公開 増井 伸高 札幌東徳洲会病院 救急集中治療センター 副センター長・国際医療支援室室長今回も2症例取り上げます。1例目は市販の風邪薬を420錠内服した52歳女性の症例です。病歴から明らかなカフェイン中毒であることがわかります。 2例目は頻回嘔吐の39歳男性が意識混濁状態で救急搬送された症例です。 いずれの症例も乳酸アシドーシスが見られます。血ガスを行う理由、解釈、マネジメントを考えていきましょう。