シリーズ解説
「じっくり効く」「慢性疾患向け」そんなイメージを持たれることのある漢方薬ですが、実は救急現場で非常に重宝されているのを知っていますか?
例えば、一般的な治療では痛みが取りきれない熱中症、改善はしたものの帰宅には不安が残るめまい…。意外に思われるかもしれませんが、このような急性期診療の場面で、すぐに効果を発揮する漢方薬があります。
このシリーズでは、救急医療の最前線で漢方を駆使する入江康仁先生が、全11回にわたって救急外来や一般外来で出合うさまざまな疾患を取り上げ、それに即効性を示す漢方薬を紹介。
東洋医学の専門用語はあえて使わず、「なぜ効くのか?」のロジックと「どう使うのか?」という実践的な内容に絞った明快なレクチャーで、治療の選択肢が広がること間違いなしです。