確かな臨床力と人間味溢れる柔らかな語り口。指導医として多くの若手ドクターに慕われる山中 克郎先生(諏訪中央病院 内科)。その山中先生が長年提唱しているのが“攻める問診”。
問診でまず大事なのは、患者さんの心をつかむこと。最初の3分は徹底して患者さんの話を聞く。患者さんに話しかけるのは、共感の言葉だけ。
しかし3分過ぎたら、一気に“攻め”に転じる。「ずっと患者さんの言うことを聞いているだけでは、診断なんてできない」と断言する山中先生。
では、どう攻めたらいいのか?その極意を公開したのが『Dr.山中の攻める問診』の第1回。
もちろん、このシリーズでは、症例を用いて、山中流の具体的な“攻め方”も教えてくれます。
たとえば第8回は、21歳女性の腹痛のケース。若い女性に、こんなこと聞いてもいいのかな?と思うようなことを山中先生はどのように聞き出し、診断に結びつけたのでしょうか?そして、その診断とは?