研修医のための麻酔科ベーシック(全10回)

シリーズ解説

スーさんこと鈴木昭広先生が、前職の慈恵医大と現職の自治医科大学での急性期医療と麻酔管理の経験をもとに、麻酔科研修で習得すべきことを独自にまとめたJ-Method。CareNeTV臨床研修サポートプログラムでは、そのノウハウを10分10コマにぎゅっと凝縮しました。麻酔科医にならない人が麻酔科で研修する理由は「急性期の仮免許取得」です。麻酔科指導医に見守られた安全な環境下で重篤な患者の管理を経験できるのは、麻酔科研修期間ならでは。それを知ったうえで研修に臨めば、この先50年の医者人生が大きく変わります。この二度とないチャンスを全力で活用し、一生モノのスキルを手に入れましょう!



鈴木 昭広 先生 自治医科大学附属病院 周術期センター長・麻酔科教授

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第1回 Youは何しに麻酔科へ? プレミアム対象

  • 研修医のための麻酔科ベーシック | 第1回 Youは何しに麻酔科へ?
  • 2024/02/01(木)公開
  • 9分20秒

麻酔科研修において薬剤の知識などは、実はおまけ。では、何を学ぶべきなのでしょうか?第1回では、スーさんが提唱する独自の指導法「J-Method」の2つのゴールを示し、麻酔科研修で本当に習得すべきものは何かをお伝えします。麻酔科は、この先誰もが直面する急変対応を毎日リハーサルできる非常に貴重な環境。もう目の前の患者はマネキンではありません。目ウロコ確実のスーさんの麻酔科研修イントロダクションで己の意識を変え、麻酔科研修期間を実りあるものにしましょう!

第2回 麻酔導入を100%活用する プレミアム対象

  • 研修医のための麻酔科ベーシック | 第2回 麻酔導入を100%活用する
  • 2024/02/01(木)公開
  • 13分26秒

手術室で毎日行われる麻酔行為、これを単なるルーチン業務と捉えていませんか?麻酔導入を通じて学ぶべきことは、「突然反応がなくなった患者への初期対応」です。意識がない患者を見たときの行動パターンは体に染み込んでいますか?酸素解離曲線やカプノグラフィの基本はバッチリですか?酸素化のポイントと急変時のチェック項目について基本から丁寧にレクチャーします。

第3回 麻酔維持期はアタマを使え! プレミアム対象

  • 研修医のための麻酔科ベーシック | 第3回 麻酔維持期はアタマを使え!
  • 2024/02/15(木)公開
  • 12分8秒

麻酔中に血圧が下がったとき、反射的に昇圧薬に手を伸ばしていませんか?安易に麻酔のせいにしてはいけません。麻酔の維持期はいわばROSK後の全身管理。病棟急変患者のショックバイタルには必ず原因があるように、麻酔科でも対処すべき病態を除外したうえで麻酔が原因だと判断します。麻酔導入後なら、まずアナフィラキシーを疑うことから。アナフィラキシーの一般的な症状や診断基準をおさらいし、術中でまず確認すべきポイントは何かをレクチャーします。

第4回 用手気道確保を極める プレミアム対象

  • 研修医のための麻酔科ベーシック | 第4回 用手気道確保を極める
  • 2024/02/15(木)公開
  • 9分22秒

酸素フラッシュボタン、押したことはありますか?これは緊急ボタンと同じで、日常的に使うものではありません。将来の急変現場にはフラッシュボタンは存在しませんから、これに頼らず、押したことがある人は必ず手技を見直しましょう。麻酔科研修中にやるべきことは、日々、TAM・両手法換気を実践すること。TAMはマスク、SGA、挿管すべてに有用な万能ツールです。合言葉は、アイーン、ポカーン、オーマイガ!実際の手技映像で、TAMを確実に行うためのポイントを学びましょう。

第5回 気管挿管する者の覚悟 プレミアム対象

  • 研修医のための麻酔科ベーシック | 第5回 気管挿管する者の覚悟
  • 2024/02/29(木)公開
  • 12分46秒

気管挿管を確実かつ迅速に実施するためには、日々の修練が重要。しかし、今後実践できる機会はどのくらいあるでしょうか? 近年、気管挿管は研修医の皆さんが思っているほど求められていません。その理由とともに、少ない経験でも成功率を高める方法を解説します。挿管後は、直ちに成否を判断すること。素早く総合的に確認する手順を体に叩き込みましょう。

第6回 人工呼吸管理のマストを知る プレミアム対象

  • 研修医のための麻酔科ベーシック | 第6回 人工呼吸管理のマストを知る
  • 2024/02/29(木)公開
  • 15分6秒

低酸素状態は言うまでもなく危険ですが、酸素濃度は上げすぎもNG。導入、抜管以外では、酸素濃度は必要最小限を意識する必要があります。また、不適切な人工呼吸器の設定によって、肺障害が引き起こされることもあり、肺保護戦略も重要です。人工呼吸の3悪と適切な設定について、丁寧にレクチャーします。

第7回 他人に説明できる輸液をしよう プレミアム対象

  • 研修医のための麻酔科ベーシック | 第7回 他人に説明できる輸液をしよう
  • 2024/03/14(木)公開
  • 14分26秒

術中輸液は、バイタルサインや尿量に頼って場当たり的に行うものではありません。維持輸液、異常な水分喪失の補正、出血補正の3本柱で事前に輸液プランを立てましょう。それぞれ何に注意し、どのように組み立てたらよいか詳しく解説します。 術中輸液は、すべての患者管理に通じる基本ですが、病棟で行う輸液との違いも必ず理解しておきましょう。

第8回 抜管のお作法 プレミアム対象

  • 研修医のための麻酔科ベーシック | 第8回 抜管のお作法
  • 2024/03/14(木)公開
  • 11分25秒

今回は麻酔からの覚醒、抜管について解説します。筋弛緩モニターは、患者を事故から守るためのマストアイテム。モニターを使わない不適切な拮抗は、再クラーレ化といった最も避けるべき危険な事態を招きます。術中、術後の安全のために、令和のスタンダードを押さえましょう。抜管前のチェック項目や鎮痛薬の残し方についてもお伝えします。

第9回 麻酔科で感染マナーを身につけよう プレミアム対象

  • 研修医のための麻酔科ベーシック | 第9回 麻酔科で感染マナーを身につけよう
  • 2024/03/28(木)公開
  • 14分23秒

臨床現場では、手指衛生の必要性をその都度確認してはいられません。WHOの5つのタイミングを頭に入れ、手指衛生を徹底しましょう。個人防護具の考え方と手術部位感染(SSI)予防の鉄則もお伝えします。周術期予防的抗菌薬は、治療目的のものに比べて種類も少なく、基本中の基本。薬剤選択の背景を考える癖をつければ、麻酔科研修中も抗菌薬の知識が身につきます。

第10回 患者を治すより、まず守れ! プレミアム対象

  • 研修医のための麻酔科ベーシック | 第10回 患者を治すより、まず守れ!
  • 2024/03/28(木)公開
  • 14分3秒

最終回のテーマは医療安全。普段行っていないことは当然、緊急時にもできません。日ごろから事故を防ぐコミュニケーションを実践することが大切です。外科医の上手な指示出しを目の前で学べるこの機会を存分に活かしてください。患者移動時の安全確保や酸素ボンベ残量の計算など、確実に押さえるべき基本事項もマスターしましょう。

評価一覧

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4.7(11)
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2024/04/12(金)
20代以下
研修医
臨床研修医
研修医です。麻酔科研修中に動画を見ながら麻酔科ローテーションをしていました。麻酔科全体の解像度が上がり、目的を持って日々送ることができました。後輩にもお伝えしようと思います。
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2024/03/27(水)
40代
勤務医
神経内科
麻酔科の講義かと思ったら救急患者の呼吸循環管理に通じる内容で大変勉強になりました。学生や研修医の指導の際に参考になります。
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2024/03/23(土)
60代
勤務医
内科
今回は序文というところ
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2024/03/20(水)
30代
研修医
臨床研修医
ちょうど麻酔科の研修中なので非常に役に立った。
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★★★★★
2024/03/11(月)
40代
勤務医
麻酔科
研修医への指導方法が知りたくて視聴しました。こんなオーベンに教えてほしかったな。。。。

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