Dr.須藤のやり直し酸塩基平衡(全10回)
シリーズ解説
- 第1回 基本的な生理学的知識
- 第2回 酸塩基平衡異常の基本
- 第3回 血液ガスの読み方とケーススタディ01&02
- 第4回 ケーススタディ03&04
- 第5回 K代謝の生理学とケーススタディ05
- 第6回 ケーススタディ06
- 第7回 ケーススタディ07
- 第8回 ケーススタディ08
- 第9回 ケーススタディ09 そして低K血症の鑑別診断の手順
- 第10回 尿中電解質の使い方
配信中の番組
第1回 基本的な生理学的知識 プレミアム対象
- 2018/03/21(水)公開
- 16分49秒
まずは、酸塩基平衡の生理学的な基本知識から解説します。酸の生成や負荷に対する生体の反応そして、基本用語の整理など、これまでぼんやりと知っていたことが、すっきりと整理され、理解できます。また、覚えづらいHenderson-Hasserbalch 式など、須藤博先生の覚えるコツもお教えします。
第2回 酸塩基平衡異常の基本 プレミアム対象
- 2018/04/11(水)公開
- 22分19秒
酸塩基平衡異常は何らかの病的プロセス(代謝性・呼吸性)、(アシドーシス・アルカローシス)が複数参加した綱引きです。 正常な状態であれば、綱は地面に置かれており、中央はpH7.40であるが、何らかの異常があると綱引き開始! 綱引き勝負の行方は?須藤博先生ならではの綱引きの図を使って、詳しく解説します。 まずは、代謝性アシドーシスと代謝性アルカロ―シスの機序についてしっかりと理解してください。
第3回 血液ガスの読み方とケーススタディ01&02 プレミアム対象
- 2018/05/09(水)公開
- 26分57秒
今回は基本的な血液ガスの読み方をレクチャー。血ガスは基本的な6つのステップをきちんと踏んでいくことで、患者さんの状態を読み解いていくことができます。また、今回から症例の解析に入ります。須藤博先生が厳選した症例で、酸塩基平衡の基本ルールのマスターと臨床の応用について学んでいきましょう。
第4回 ケーススタディ03&04 プレミアム対象
- 2018/05/30(水)公開
- 19分2秒
今回は、2症例を基に混合性の酸塩基平衡異常を解説します。“Medical Mystery”と名付けられた症例03。pHは一見正常、でも患者の状態は非常にsick。さあ、患者にいったい何が起こっているのでしょう。そして、酸塩基平衡や電解質の異常をたくさん持っているアルコール依存症の患者の症例を取り上げるのは症例04。それらをどう解読していくのか、須藤博先生の裏ワザも交えて解説します。
【お詫び】2:50~4:13 右上に表示されます黄色の枠に囲まれたCase3の数値に修正があります。
誤)Cl 105 → 正) Cl 100
となります。ご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。
第5回 K代謝の生理学とケーススタディ05 プレミアム対象
- 2018/06/20(水)公開
- 10分19秒
カリウム代謝異常(とくに低K血症)を合併することが多い酸塩基平衡異常。今回は、カリウム代謝に関する基本的な腎生理学から学んでいきましょう。 まずは、重要な尿細管細胞について。NHE3?NKCC2?ROMK?ENAC?・・・が何だか!!!心配いりません。須藤博先生がこのような難しいことを一切省いて、 臨床に必要なところに絞って、シンプルに解説します。
第6回 ケーススタディ06 プレミアム対象
- 2018/07/11(水)公開
- 18分25秒
ケース06は「原因不明の腎機能障害を認めたの48歳の小柄な男性」。多彩な電解質異常、酸塩基平衡異常を来した今回の症例。Dr.須藤が“浅はか”だったと当時の苦い経験を基に解説します。ピットフォールはなんだったのか?また、AG正常代謝性アシドーシスの鑑別診断に、重要な意味を持つ尿のAnion GAPについても確認しておきましょう
第7回 ケーススタディ07 プレミアム対象
- 2018/08/01(水)公開
- 12分20秒
「クローン病治療にて多数の腸切除と人工肛門増設がある41歳男性の腎機能障害」の症例を取り上げます。 さまざまな病態、酸塩基異常、電解質異常などを呈するこの患者をどう診断し、どこからどのように治療していくのか。 臨床経過-血液ガスの数値と治療(輸液)の経過-を示しながら、診断と治療について詳しく解説します。
第8回 ケーススタディ08 プレミアム対象
- 2018/08/22(水)公開
- 17分38秒
今回の症例は「腎機能障害と原因不明の低K血症で紹介された48歳女性」 検査所見は、低K血症とAG正常代謝性アシドーシス、そして、尿のAGはマイナス! そう、この組み合わせで一番に考えられるのは「下剤濫用」。 しかしながら、導き出される鑑別と、患者から得られる病歴が一致しない。時間稼ぎにクエン酸NaとスローKで外来で経過をみながら考えることを選択。 だが、完全に補正されない・・・。 思考停止に陥った須藤博先生。 その原因と診断は?
第9回 ケーススタディ09 そして低K血症の鑑別診断の手順 プレミアム対象
- 2018/09/12(水)公開
- 15分36秒
「著明な低カリウム血症の35歳女性」を取り上げます。 須藤博先生の初診から1週間後、診察室に訪れた患者。なんと30分間も罵倒され続けることに!!一体患者に、、Dr.須藤に何が起こったのか! そして、いくつかのケーススタディでみてきた低カリウム血症の鑑別診断を、手順に沿って、シンプルにわかりやすく解説します。 これまで何度も出てきた“KISS”と“尿血血”というキーワード。ついにその全貌が明らかに!
第10回 尿中電解質の使い方 プレミアム対象
- 2018/10/03(水)公開
- 22分38秒
今回は尿中電解質の使い方と総まとめ。 尿中のNa 、K、 Cl、 Cr、そしてPhのそれぞれの値がなんの指標になるのか、また、それらの組み合わせによって何が考えられるのか、組み合わせて示す指標などについて解説します。 そして、達人・Dr.須藤こと須藤博先生渾身の総まとめ!「Have FUN!!」ぜひ酸塩基平衡を楽しんでください!
評価一覧
関連シリーズ
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Dr.須藤の輸液大盤解説(全8回) 2020/07/29(水)~
「Dr.須藤のやりなおし輸液塾」から12年。「輸液の名講義」と言えば須藤先生、「須藤先生」と言えば輸液の名講義、と言っても過言でないくらい、輸液講義のエキスパートであることが知られています。その須藤博先生が満を持して輸液の新番組! 今シリーズでは“大盤”を使って解説します。大盤解説とは将棋盤などを模した大きなパネルを使って戦況・戦局を解説すること。そしてこの番組は「輸液」大盤解説。大盤には、実際の症例の検査数値が時系列に並べられていきます。その状況を見ながら、どのように輸液をセレクトし、治療を進めているのかを須藤先生自らが実況し、解説していきます。すなわち須藤先生の思考の過程をつぶさに見ることができるのです。 前半は、輸液に関する基礎を講義します。後半は、実症例を基に輸液の大盤解説を行います。 ひふみんよろしく、須藤先生の着物姿も見逃せません。
第1回 基礎編1 輸液を理解するための基本的生理学
第2回 基礎編2 水・Naの生理学/水と塩の問題
第3回 基礎編3 避けて通れないADHの話
第4回 大盤解説 症例1 フロセミドが処方されていた78歳男性
第5回 大盤解説 症例2 脳梗塞で自宅介護されていた72歳女性
第6回 大盤解説 症例3 意識障害で救急搬送された38歳女性
第7回 大盤解説 症例4 嘔気と低Na血症で紹介された78歳男性
第8回 大盤解説 症例5 ストーマがあり慢性下痢の41歳男性 -
Dr.須藤のやりなおし輸液塾(全4回) 2008/08/22(金)~
“臨床で使える輸液のコツをつかみたい”医療者のための入門講座。講師の須藤先生が長年にわたり培ったノウハウが詰まっていて、「本で理論は理解できても、実際臨床の場ではどう使うのか」という悩みに明解に解答。「輸液のボトルを見て体内のどこに分布するものかを推定する」「張度と浸透圧の違いを見分ける」など、一見さほど重要ではないようでも輸液を考える上では非常に役立つ基礎知識が満載!輸液治療では避けられない「水・Na代謝異常」の須藤式マトリックスも必見です。
第1回 輸液の基本的な考え方
第2回 水・Na代謝異常
第3回 輸液に必要な臨床所見・検査の見方
第4回 症例で考える -
Dr.須藤のビジュアル診断学(全9回) 2008/07/11(金)~
副題のSpPinとは「特異度(Specificity)の高い所見が陽性(Positive)の場合、その疾患の診断(Rule in)に役立つ」という診断学の基本を表現した略語です。本シリーズは、診断に役立つ特徴的な所見の実際の画像・動画を中心に進める講座です。須藤先生が臨床現場で収集した症例映像は、まさにお宝症例集。指や爪を見るだけで全身疾患を疑う重要な所見、手を見ただけで20の病気を診断する方法、心音を聞きながら頸静脈を観察するコツ、心不全と喘息を見分けるためのヒントなど、見れば一目瞭然!豊富な映像とともに、診断までの流れをわかりやすく解説します。
第1回 診察は手から始める(1)
第2回 診察は手から始める(2)
第3回 心臓と頸静脈の診察
第4回 頸部と甲状腺関連
第5回 お腹を真横から
第6回 四肢・関節シリーズ
第7回 訴えられなかった症状
第8回 PMRと類似症例
第9回 SpPinな病歴