Dr.林とDr.Goldmanの笑劇的臨床論文放談 Season5(全6回)
配信中の番組
第1回 SBIって何? プレミアム対象
- 2020/06/10(水)公開
- 13分44秒
初回のテーマは、SBI(Serious Bacterial Infections)です。 感染不明の乳幼児を診たら、常に疑わなければならない疾患と言えるでしょう。 しかし、特異的な検査がなく、乳幼児は所見がとりにくいため、診断のため侵襲的な検査が必要となることもあります。 ウイルス感染症とわかれば、そのような侵襲的な検査は必要とならないのか…。それらを検討したアメリカの研究グループの論文を基に、Dr.HとDr.Gが検討していきます。 今回取り上げる主な文献は以下です。「Risk of Bacterial Coinfections in Febrile Infants 60 Days Old and Younger With Documented Viral Infections」Mahajan P, et al. J Pediatr. 2018 Dec;203:86-91.e2.
第2回 心肺蘇生時の脈拍確認はどうする? プレミアム対象
- 2020/06/24(水)公開
- 12分52秒
意識なし、息なしの患者にいつ心肺蘇生を開始しますか?10秒以内に脈なしを確認してから?それとも脈の確認は不要?
実は、この場合はすぐに胸骨圧迫を開始すべきです。脈確認は必須ではありません。
脈があるのに、ないと判断してしまったり、脈がないのにあると判断してしまったりという報告も数多くあります。熟練者であっても、脈確認の信頼性に欠けるということを知っておくことが重要です。それでは、どうすればよいのか。Dr.林とDr.Goldmanの2人の経験と複数のスタディから道筋を示します。
今回取り上げる文献は以下の通りです。「Zengin S, et al. Resuscitation. 2018 Dec;133:59-64.」
「Lapostolle F, et al. Acad Emerg Med. 2004 Aug;11(8):878-880.」
「Schonberger RB, et al. Anesthesiology. 2014 Apr;120(4):1042-1045.」
「Gardner KF, et al. Am J Emerg Med. 2018 Apr;36(4):729-731.」
「JRC 蘇生ガイドライン 2015オンライン版」
第3回 Rapid Epi in OHCA プレミアム対象
- 2020/07/08(水)公開
- 10分47秒
今回のテーマは院外心肺停止に対する早期のエピネフリン投与について。論文を読み込む前にまずは、エピネフリンの作用機序についても確認しておきましょう。それにより、臨床論文が示す結果の理由も見えてきます。
そして、2つの論文を読み、院外心肺停止に関して、早期のエピネフリンは心拍再開率や神経予後、生存率に関連するのかをDr.HとDr.Gと一緒に考えていきます。
とくに、小児の外傷性の院外心肺停止の場合においてはどうなのでしょうか?
今回取り上げる主な文献は以下です。
「Time to Epinephrine Treatment Is Associated With the Risk of Mortality in Children Who Achieve Sustained ROSC After Traumatic Out-Of-Hospital Cardiac Arrest」Lin YR, et al. Crit Care. 2019 Mar 27;23(1):101.
「Association of the Time to First Epinephrine Administration and Outcomes in Out-Of-Hospital Cardiac Arrest: SOS-KANTO 2012 Study」Homma Y, et al. Am J Emerg Med. 2019 Feb;37(2):241-248.
第4回 高強度間欠的運動 プレミアム対象
- 2020/07/29(水)公開
- 8分8秒
今回のテーマは「運動と長寿」。運動が長寿に関係があるのかないのか、あるとすれば、どの程度の効果があるのかを検討します。
腕立て伏せを何回できれば、心血管疾患が起こりにくいのでしょうか。また、さまざまなスポーツのなかでどのスポーツが長寿に効果があるのでしょうか。最新の研究から、どのような運動が、死亡率減少に寄与しているのか、Dr.林とDr.Goldmanと一緒に考察していきましょう。
今回取り上げる文献は以下の通りです。
Yang J, et al. JAMA Netw Open. 2019;2(2):e188341.
Schnohr P, et al. Mayo Clin Proc. 2018 Dec;93(12):1775-1785.
Helliwell JF, et al. PLoS One. 2013 Sep 3;8(9):e72754.
Karlsen T, et al. Prog Cardiovasc Dis. 2017 Jun - Jul;60(1):67-77.
Boukabous I, et al. J Aging Phys Act. 2019 Apr 29:1-34.
第5回 急性胃腸炎へのプロバイオティクスは? プレミアム対象
- 2020/08/26(水)公開
- 9分44秒
2018年世界的な小児消化器医や小児救急の専門家らが協力して、小児の急性胃腸炎の対するガイドライン(推奨)を作成しました。それによると、止痢薬や制吐薬を使わないということで意見が一致しています。そこで、プロバイオティクスです。今回は、以下の文献などから、小児の胃腸炎に対するプロバイオティクスの有用性について林寛之氏とRan Goldman氏と一緒に考えていきましょう!
「Universal Recommendations for the Management of Acute Diarrhea in Nonmalnourished Children」Guarino A, et al. J Pediatr Gastroenterol Nutr. 2018 Nov;67(5):586-593.
「Multicenter Trial of a Combination Probiotic for Children with Gastroenteritis」Freedman SB, et al. N Engl J Med. 2018 Nov 22;379(21):2015-2026.
第6回 小児DKAへの輸液スピードは? プレミアム対象
- 2020/09/16(水)公開
- 12分0秒
Season5最終回のテーマは「小児DKAへの輸液スピード」についてです。DKAの治療は輸液が優先されます。その輸液のスピードはどうするべきなのか。
この輸液のスピードの違いによる効果を調べた多施設前向きの研究を取り上げ、読み解いていきます。さて、その結果は?また、それによりDr.Hこと林先生やDr.GことGoldman先生は今後の治療方針を変えるのか!
今回取り上げる主な文献は以下の通りです。
N Engl J Med 2018; 378:2275-2287.「Clinical Trial of Fluid Infusion Rates for Pediatric Diabetic Ketoacidosis」
評価一覧
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第2回 Intravenous antihypertensive Treatment in Hyperacute Intracerebral Hemorrhage
第3回 Head Injuries in Children younger than 2years
第4回 Prehospital Epinephrine
第5回 Obesity and Cancer.
第6回 Lung Ultrasound
第7回 Lower GI Bleeding
第8回 Pediatric Appendicitis
第9回 rSO2
第10回 Treating cough and cold & URINE COLLECTION
第11回 Adrenaline autoinjector
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今シーズンのテーマは6つ。Dr.HとDr.Gが世界から、日本から最新のさまざまな臨床論文を厳選し、評価していきます。2人が導き出す答えは、明日の臨床のヒントになること間違いなし!さてさて、今シーズンはどんな論文がセレクトされたのか、お楽しみあれ!