Dr.田中和豊の血液検査指南 血算編(全10回)
シリーズ解説
配信中の番組
第1回 白血球1 白血球増加症 プレミアム対象
- 2020/04/01(水)公開
- 15分29秒
血液検査の原則から確認しましょう。採血は痛い!だから患者のためには、きちんとした計画そして評価が必要です。 そして、いよいよ血算編。まずは3回にわたって白血球についてみていきます。今回は、白血球増加症について。白血球が増加しているとき、確認すべきステップと鉄則は?Dr.田中和豊がシンプルかつわかりやすくにお教えします。
第2回 白血球2 白血球分画異常症 プレミアム対象
- 2020/04/22(水)公開
- 7分24秒
今回は、白血球分画の異常について取り上げます。白血球の分画の基準値は%で示されますが、実際の異常を診る場合には絶対数を計算して確認しましょう。 好中球増加症、リンパ球増加症、異形リンパ球、単球増加症、好酸球増加症についてぞれぞれの異常値とその原因についてシンプルにわかりやすく解説します。 好中球増加症で用いられる左方移動や右方移動についてもその命名の歴史からご説明します。
第3回 白血球3 白血球減少症 プレミアム対象
- 2020/05/20(水)公開
- 6分54秒
今回は白血球減少症についてです。白血球減少症の原因は、産生低下と破壊亢進の2つ。そのため、通常、問診や診察で簡単に判断できます。 すなわち白血球減少症では、鑑別よりも、マネジメントが問題となります。 その中でもとくに重要な発熱性好中球減少症について詳しく解説します。 Dr.田中和豊式フローチャートに沿って対応すれば、慌てずに対処できます。
第4回 赤血球1 多血症 プレミアム対象
- 2020/06/10(水)公開
- 7分14秒
「Dr.田中和豊の血液検査指南・血算編」は今回から3回にわたって赤血球について解説します。
まずは、赤血球の基本から。
赤血球の指標には、RBC、Hb 、Hctがありますが、実は、この3つの指標はほぼ同じもので、どれを使用してもかまいません。
しかし、実際には、Hbを使用することが多いのではないでしょうか。
それは、赤血球を評価するためには、赤血球の機能である酸素運搬能を評価することとなり、その動脈酸素運搬能DO2を算出する際に直接比例するHbを多血症や貧血の指標として用いるのです。
Hbの指標を用いて、基準値、多血症について、考えていきましょう。
※4:53~7:10に表示のスライドの文字に修正があります。誤)多血症 polycythermia⇒ 正)多血症 polycythemiaとなります。
第5回 赤血球2 貧血 プレミアム対象
- 2020/06/24(水)公開
- 8分44秒
臨床上、最も多く遭遇する病態である「貧血」について解説します。血液単位容積あたりのヘモグロビン量の減少を貧血と呼びます。
まずは、その貧血の定義と鑑別診断について考えていきましょう。
MCV(平均赤血球容積)で貧血を分類し、その中で大球性貧血について詳しくみていきます。田中和豊式鑑別診断のフローチャートで体系立てて診断・治療をすすめていきましょう。
第6回 赤血球3 正球性貧血・小球性貧血 プレミアム対象
- 2020/07/15(水)公開
- 11分23秒
赤血球の最終話は、正球性貧血と小球性貧血について解説します。 それぞれの鑑別診断とその後の対応について、田中和豊式フローチャートで解説します。小球性貧血の中でも頻度の高い、鉄欠乏性貧血については、著量なども含め、詳しく見ていきます。最後には赤血球に関するまとめまで。しっかりと確認してください。
第7回 血小板1 血小板増加症 プレミアム対象
- 2020/08/05(水)公開
- 4分39秒
「Dr.田中和豊の血液検査指南・血算編」は今回から4回にわたって血小板について解説します。血小板の異常は、数の異常と、機能異常がありますが、このシリーズでは、数の異常について取り上げていきます。まずは、血小板増加症から。血小板増加症は、一次性と2次性に分類されます。それらをどのような順番で鑑別していくのか、田中和豊式フローチャートで確認していきましょう。
第8回 血小板2 血小板減少症 プレミアム対象
- 2020/08/26(水)公開
- 9分33秒
今回は血小板減少症を取り上げます。血小板減少症は、プライマリケアにおいて、遭遇することが多い疾患です。そのため、マネジメントを身に付けておくことが重要となります。Dr.田中和豊式フローチャートで手順をしっかりと確認しましょう。対応するうえで重要なポイントとなる「血小板輸血」、「敗血症」などについても詳しく解説します。
最後に、Dr.田中和豊が実際に経験した症例「血小板数3,000/μLの29歳女性」について振り返ります。その時のDr.田中のマネジメントはどうだったのか!
第9回 血小板3 汎血球減少症 プレミアム対象
- 2020/09/16(水)公開
- 4分33秒
今回は汎血球減少症、無効造血、溶血性貧血について取り上げます。それぞれの疾患の定義と鑑別疾患をシンプルにわかりやすく解説します。 いずれも、鑑別疾患が限られる疾患ですので、しっかりと覚えておきましょう。
第10回 血小板4 TTP・HUS・HIT プレミアム対象
- 2020/10/07(水)公開
- 10分3秒
「Dr.田中和豊の血液検査指南・血算編」最終回の今回は、TTP:血栓性血小板減少性紫斑病、HUS:溶血性尿毒症症候群 、HIT:ヘパリン起因性血小板減少症について取り上げます。それぞれの診断のポイントと、治療例を解説します。 また、血小板に関してこれまでを総括します。重要なポイントをおさらいしましょう!
評価一覧
関連シリーズ
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ナースの検査値(全1回) 2024/01/15(月)~
どうしても後回しになる「検査値」の勉強。
これを機に、一気に片付けませんか?
ここさえ押さえておけばOK。看護師に必要なことだけ3時間で総ざらいできる“ぜんぶ入り”のセミナーが登場。検査値によってわかる「病態」はもちろん、「どういう症状が出るか」と「看護師の観察項目」まで解説した“コスパ最強”のセミナー。
監修:中村謙介(横浜市立大学 附属病院 集中治療部 准教授)
Lesson1 検査値のモヤモヤ解消&血液一般検査がわかる
Lesson2 血液生化学検査(肝臓・腎臓・栄養系)がわかる
Lesson3 血液ガス分析のキホンがわかる&総まとめ
制作・著作
※当シリーズはプレミアム対象外となります。ご覧いただくには番組視聴権をご購入ください。
ナースの検査値 -
Dr.田中和豊の血液検査指南 電解質編(全12回) 2021/09/01(水)~
「Dr.田中和豊の血液検査指南」シリーズ第3弾!「電解質編」がスタートします。 電解質編は、電解質総論7回と各論5回の2部構成。 電解質総論では生理学、体液、輸液、尿、酸塩基平衡について、基礎となる部分を解説します。苦手な人も多い「電解質」。そんな方にも理解しやすいよう尿細管やイオンチャネル、煩雑な数式などはできるだけ使用せず、簡略化し、エッセンスだけを解説していきます。 電解質各論では、Na、K、Ca、P、Mgなど血液検査でそれぞれの電解質の異常をみたときのDr.田中和豊式“鉄則”と“フローチャート”を示して電解質異常へのアプローチを徹底的にレクチャーします。医学生、臨床研修医は必見です!
もう「電解質は苦手」とは言わせません!
この番組をご覧になる際に、以下の書籍をご参考いただくと、より理解が深まります。
第1回 総論1:生理学
第2回 総論2:体液
第3回 総論3:輸液
第4回 総論4:尿
第5回 総論5:酸塩基平衡の歴史
第6回 総論6:酸塩基平衡障害の評価方法
第7回 総論7:酸塩基平衡評価の実際
第8回 各論1:高Na血症
第9回 各論2:低Na血症
第10回 各論3:K(カリウム)
第11回 各論4:CaとP
第12回 各論5:Mg、微量元素とビタミン -
Dr.田中和豊の血液検査指南 総論(全5回) 2020/01/08(水)~
大人気長寿番組「Step by Step!初期診療アプローチ」の田中和豊氏が10年ぶりに再登場! 今シリーズは血液検査について医学生・研修医向けにたっぷりレクチャーします。 まずは、すべてのベースとなる検査の基本から。日々の診療で検査を行うことが目的になっていませんか?念のための検査をやっていませんか? 何のために検査を行うのか、どのような検査をどのように行えばよいのか、また、その結果をどのように解釈し、マネジメントを行うのか。 田中和豊流の「血液検査学」を理解するための前提の講義。 番組を見終わるころには普段見慣れた検査値が少し違って見えるはずです。
この番組をご覧になる際に、以下の書籍をご参考いただくとより理解が深まります。
※書籍の正誤表は
第1回 検査の目的
第2回 検査の指標
第3回 診断過程における検査の役割
第4回 検査の選択とマネジメント
第5回 Bayes統計学 -
毎日使える 街場の血液学(全6回) 2018/09/05(水)~
血液学に苦手意識を持っていませんか?医師国家試験で暗記したような血液疾患に日常診療で出合うことはまれ。血液学の醍醐味は、街場―ありふれた血液検査値異常を読みこなすことにあるんです。高齢者の貧血、若年者の貧血、健診で見つかるような検査値異常など、ありふれた血液疾患も、年齢や症状に応じた確認すべき項目を押さえると、驚くほど簡単に原因を突き止め治療のルートにのせることができるようになります。日々の診療に活きる血液学の使い方を学びましょう!
第1回 小球性貧血を診る
第2回 大球性貧血を診る
第3回 高齢者/思春期の貧血
第4回 多血症を診る
第5回 白血球の異常を診る
第6回 血小板の異常を診る -
外傷治療ベーシック(全4回) 2010/07/09(金)~
「初期診療アプローチ」の田中和豊先生が、外傷治療について解説。 救急室で研修医が一人で外科的処置の初期対応ができるようになることを目標にした内容です。 外科専門医を呼ぶタイミングや状況の判断基準、具体的な治療法、創処置後の感染予防などをわかりやすく伝授します。 またここ数年で激変している外傷治療を考えるため外科学の歴史も学習します。 そして基礎的な手技でありながら奥が深い縫合は、創傷を早く、きれいに治すために大変重要な技術ですが、日常診療の中で機会が少ないとつい忘れてしまいがちです。 いざという時に慌てないように、素早く、安全・確実に結べるようマスターしておきましょう。
第1回 創傷処理
第2回 外傷治療の歴史
第3回 縫合実習(1)糸結び
第4回 縫合実習(2)器械結び -
Step By Step!初期診療アプローチ 呼吸器・消化器・マイナー症候編(全12回) 2008/09/12(金)~
当直や外来、救急現場で、学生時代に学んだ知識と臨床現場で必要とされる知識のギャップに悩む研修医のための初期診療プログラム。研修医の必携書『問題解決型救急初期診療』の田中和豊先生が疼痛、病気の基本的な考え方から臨床で各症候にどのように立ち向かえばよいか、「ここさえ覚えておけば間違いない」診断のノウハウをStep By Stepで解説します。「喀血」と「吐血」や「血痰」の違いや鑑別法など、実践的なノウハウが満載です。
第1回 咽頭痛
第2回 咳・痰
第3回 喀血
第4回 呼吸困難
第5回 嘔気・嘔吐
第6回 下痢
第7回 便秘
第8回 吐血・メレナ・下血
第9回 動悸
第10回 肉眼的血尿
第11回 排尿障害
第12回 浮腫 -
Step By Step!初期診療アプローチ 神経症候編(全8回) 2007/07/13(金)~
当直や外来、救急現場で、学生時代に学んだ知識と臨床現場で必要とされる知識のギャップに悩む研修医のための初期診療プログラム。研修医の必携書『問題解決型救急初期診療』の田中和豊先生が疼痛、病気の基本的な考え方から臨床で各症候にどのように立ち向かえばよいか、「ここさえ覚えておけば間違いない」初期診療のノウハウをStep By Stepで解説します。
第1回 めまい
第2回 失神
第3回 痙攣
第4回 意識障害
第5回 麻痺
第6回 しびれ
第7回 起立・歩行困難
第8回 神経学的診察 -
Step By Step!初期診療アプローチ 疼痛編(全8回) 2006/07/21(金)~
当直や外来、救急現場で、学生時代に学んだ知識と臨床現場で必要とされる知識のギャップに悩む研修医のための初期診療プログラム。研修医の必携書『問題解決型救急初期診療』の田中和豊先生が疼痛、病気の基本的な考え方から臨床で各症候にどのように立ち向かえばよいか、「ここさえ覚えておけば間違いない」診断のノウハウをStep By Stepで解説します。
第1回 疼痛
第2回 頭痛
第3回 胸痛
第4回 腹痛
第5回 腰背部痛
第6回 関節痛
第7回 鎮痛薬
第8回 血栓症と抗血小板薬
検査値異常の際に確認すべきDr.田中和豊式“鉄則”と鑑別診断や経験的治療のフローチャートを示して徹底的にレクチャー。 この番組を見ると、血液検査の数値を見たときに、実臨床で何をすべきかをしっかりと理解できるようになるはずです。
この番組をご覧になる際に、以下の書籍をご参考いただくと、より理解が深まります。
問題解決型救急初期検査 第2版(医学書院) ※書籍の正誤表はこちら