Dr.須藤のビジュアル診断学(全9回)
シリーズ解説
- 第1回 診察は手から始める(1)
- 第2回 診察は手から始める(2)
- 第3回 心臓と頸静脈の診察
- 第4回 頸部と甲状腺関連
- 第5回 お腹を真横から
- 第6回 四肢・関節シリーズ
- 第7回 訴えられなかった症状
- 第8回 PMRと類似症例
- 第9回 SpPinな病歴
配信中の番組
第1回 診察は手から始める(1) プレミアム対象
- 2008/07/11(金)公開
- 26分42秒
SpPinとは「特異度(Specificity)の高い所見が陽性(Positive)の場合、その疾患の診断(Rule in)に役立つ」という診断学の基本を表現した略語です。本シリーズは、「マクギーの身体診断学」はじめ身体所見に関するテキストに基づいて進行する、診断に役立つ特徴的な所見の実際の画像・動画中心の講座です。「一度見れば忘れない、SpPinな身体所見」を合言葉に、豊富な映像症例とともにお送りします!第1回と第2回では、「手を見ただけで、20の病気が診断できる」「普段良く目にしているのに気がつかない『ヒヨドリサイン』」、「指や爪を見るだけで全身疾患を疑う重要な所見」などについて解説します。手から診ると、見落としがちなことがみつかったり、有力な情報を得られることがあります。豊富な症例の中から、診断までの流れがわかりやすく解説されています。
第2回 診察は手から始める(2) プレミアム対象
- 2008/07/11(金)公開
- 27分24秒
SpPinとは「特異度(Specificity)の高い所見が陽性(Positive)の場合、その疾患の診断(Rule in)に役立つ」という診断学の基本を表現した略語です。本シリーズは、「マクギーの身体診断学」はじめ身体所見に関するテキストに基づいて進行する、診断に役立つ特徴的な所見の実際の画像・動画中心の講座です。「一度見れば忘れない、SpPinな身体所見」を合言葉に、豊富な映像症例とともにお送りします!第1回と第2回では、「手を見ただけで、20の病気が診断できる」「普段良く目にしているのに気がつかない『ヒヨドリサイン』」、「指や爪を見るだけで全身疾患を疑う重要な所見」などについて解説します。手から診ると、見落としがちなことがみつかったり、有力な情報を得られることがあります。豊富な症例の中から、診断までの流れがわかりやすく解説されています。
第3回 心臓と頸静脈の診察 プレミアム対象
- 2008/07/11(金)公開
- 37分55秒
心臓の聴診をするときには、どこを見ているか気にしたことはありますか? 「どこも見ていない」「目をつぶっている」「そんなことは考えたことがない」など、人それぞれでしょう。ビジュアル診断学では、そんなときこそ、頸静脈波形を診てみることをオススメします。厳密には内頸静脈の波形を診ることになっていますが、外頸静脈でも右心系の病態をよく反映するのです。今回は、心音を聞きながら頸静脈を観察するコツをはじめ、中心静脈圧の推定、心不全と喘息を見分けるためのヒントなど、見れば一目瞭然、豊富なビジュアル素材を駆使してご紹介します。頸部を診るだけでこれだけの情報を得ることが出来るのです!
第4回 頸部と甲状腺関連 プレミアム対象
- 2008/10/10(金)公開
- 27分58秒
診断までのプロセスを文字通り「見て」いきます。今回の症例は 「59歳男性、主訴は発熱と咽頭痛」。この所見だけで何が分かるでしょうか。また、ひとつだけ検査をするとしたら何を選択しますか?ビジュアル診断学がオススメする身体所見のコツとは、あらかじめ異常があることが分かっていて、身体所見でさらにもう一回確認すること。これこそビジュアル・フィードバックという奥義です。これを積み重ねるうちに次の患者さんからは、異常所見から診断に、という順番で診ることが出来るようになります。ほかにも、“疾患を絞り込む三種の神器”「年齢、性別、主訴」やアキレス腱反射の弛緩相の遅延について、また病歴聴取のコツ、体重減少の鑑別診断など、豊富なビジュアル症例とともにお送りします。
第5回 お腹を真横から プレミアム対象
- 2008/10/10(金)公開
- 34分48秒
腹部所見を主にお送りします。右の写真では腹部を真横から視診していますが、「天使の弓サイン」が見られます。これらの症状からはどんなことがわかるでしょうか?今回は、腹痛における病歴の重要性、痛みの性状(持続的か間欠的か)からわかること、症状の順番が重要な虫垂炎の診断など、豊富なビジュアル画像とともにお届けします。
第6回 四肢・関節シリーズ プレミアム対象
- 2008/10/10(金)公開
- 29分55秒
患者さんが診察室に入ってきたら、まずどこに目をやっていますか?須藤先生曰く、「人の足元を見ることはたまに役にたちます!」。わざわざ下駄を履いて来院している、あるいは片側の靴紐がない場合などは何らかの原因で足が腫れているのではないか、とビジュアル診断学では些細な「気付き」を見逃しません!左足を骨折した患者さんが右足を痛がっているのはなぜか? 高齢の急性単関節炎の患者、不明熱という診断だが・・・?今回は、豊富な症例とともに、「急性単関節炎」「関節液による鑑別診断」「急性多発炎性関節炎」「浮腫」などについてお届けします。
第7回 訴えられなかった症状 プレミアム対象
- 2009/01/30(金)公開
- 24分18秒
今回は、「75歳男性の不明熱」という症例について、患者から「訴えられなかった症状」とは何か、詳細に検討していきます。患者の言葉や訴えをどう聞くべきか、迫真の講義をお楽しみください!《症例》75歳男性。他院から紹介により精査のため入院。患者の娘さんから、「こちらのように多くの症例をご経験なさっているところで是非見ていただきたい!」といわれ、さらに、診断がつかずに度重なる検査を受けさせられる患者本人からは、「治療もせずに検査ばっかりで、俺は実験台みたいなものだ。もういいよ…」とさらなるプレッシャーがかかります。いくつか候補となる疾患はあっても、最終的な診断がつかないまま、治療を開始しますが・・・。さて、その決断は正しかったのでしょうか。
第8回 PMRと類似症例 プレミアム対象
- 2009/01/30(金)公開
- 43分58秒
リウマチ性多発筋痛症(PMR)は、ステロイドが劇的に著効する、「診断して名医と賞賛される」疾患です。今回は、ほんの数日間のステロイド投与で、まるで別人のように元気になる様子を豊富な動画症例でご紹介します。一方、診断確定前の安易なステロイド投与には注意が必要です。少量でも免疫抑制による合併症が起こり得るため、悪性腫瘍や感染症を否定する必要があります。一見PMRに見える類似症例について診断・治療上の注意点を詳しく解説します。代表的な類似疾患の「環軸関節偽通風」はPMRや側頭動脈炎、髄膜炎に誤診されやすい疾患です。特にDr.須藤の体験した「冷や汗モノ」な症例は必見です!
第9回 SpPinな病歴 プレミアム対象
- 2009/01/30(金)公開
- 48分17秒
これまでは、さまざまな身体所見を動画・画像中心に見てきましたが、いよいよ最終回では病歴、特に患者の語ることばにこだわってみます。患者が語ることばの中には、特定の疾患・診断に非常に特徴的な表現があります。患者がその「表現」を使ったとき、ある疾患の可能性が高くなる、或いは、その疾患を想起できることがあります。86歳男性:「4日前から身体中が痛くなり歩けなくなった」、58歳女性:「右の首のどくどく脈打つところを触ると飛び上がるほど痛む」、52歳男性:「仰向けに寝ると胸の痛みが強くなり、起き上がると痛みが楽になる」などのことばから、“疾患を絞り込む三種の神器”「年齢、性別、主訴」を当てはめて考えていきます。
評価一覧
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Dr.須藤の輸液大盤解説(全8回) 2020/07/29(水)~
「Dr.須藤のやりなおし輸液塾」から12年。「輸液の名講義」と言えば須藤先生、「須藤先生」と言えば輸液の名講義、と言っても過言でないくらい、輸液講義のエキスパートであることが知られています。その須藤博先生が満を持して輸液の新番組! 今シリーズでは“大盤”を使って解説します。大盤解説とは将棋盤などを模した大きなパネルを使って戦況・戦局を解説すること。そしてこの番組は「輸液」大盤解説。大盤には、実際の症例の検査数値が時系列に並べられていきます。その状況を見ながら、どのように輸液をセレクトし、治療を進めているのかを須藤先生自らが実況し、解説していきます。すなわち須藤先生の思考の過程をつぶさに見ることができるのです。 前半は、輸液に関する基礎を講義します。後半は、実症例を基に輸液の大盤解説を行います。 ひふみんよろしく、須藤先生の着物姿も見逃せません。
第1回 基礎編1 輸液を理解するための基本的生理学
第2回 基礎編2 水・Naの生理学/水と塩の問題
第3回 基礎編3 避けて通れないADHの話
第4回 大盤解説 症例1 フロセミドが処方されていた78歳男性
第5回 大盤解説 症例2 脳梗塞で自宅介護されていた72歳女性
第6回 大盤解説 症例3 意識障害で救急搬送された38歳女性
第7回 大盤解説 症例4 嘔気と低Na血症で紹介された78歳男性
第8回 大盤解説 症例5 ストーマがあり慢性下痢の41歳男性 -
Dr.須藤のやり直し酸塩基平衡(全10回) 2018/03/21(水)~
酸塩基平衡に苦手意識を持っていませんか? 酸塩基平衡は、最低限の生理学的な基本を理解したうえで、個々の患者さんに応用できるようになると、これほど面白い分野はないといっても過言ではありません。このシリーズでは、達人Dr.須藤こと須藤博先生が酸塩基平衡の基本ルールをしっかりとレクチャー。シリーズ後半には、症例を基に、実用的な応用について、解説します。これで、あなたも酸塩基平衡が好きになる!
第1回 基本的な生理学的知識
第2回 酸塩基平衡異常の基本
第3回 血液ガスの読み方とケーススタディ01&02
第4回 ケーススタディ03&04
第5回 K代謝の生理学とケーススタディ05
第6回 ケーススタディ06
第7回 ケーススタディ07
第8回 ケーススタディ08
第9回 ケーススタディ09 そして低K血症の鑑別診断の手順
第10回 尿中電解質の使い方 -
Dr.須藤のやりなおし輸液塾(全4回) 2008/08/22(金)~
“臨床で使える輸液のコツをつかみたい”医療者のための入門講座。講師の須藤先生が長年にわたり培ったノウハウが詰まっていて、「本で理論は理解できても、実際臨床の場ではどう使うのか」という悩みに明解に解答。「輸液のボトルを見て体内のどこに分布するものかを推定する」「張度と浸透圧の違いを見分ける」など、一見さほど重要ではないようでも輸液を考える上では非常に役立つ基礎知識が満載!輸液治療では避けられない「水・Na代謝異常」の須藤式マトリックスも必見です。
第1回 輸液の基本的な考え方
第2回 水・Na代謝異常
第3回 輸液に必要な臨床所見・検査の見方
第4回 症例で考える