Step By Step!初期診療アプローチ 神経症候編(全8回)
シリーズ解説
- 第1回 めまい
- 第2回 失神
- 第3回 痙攣
- 第4回 意識障害
- 第5回 麻痺
- 第6回 しびれ
- 第7回 起立・歩行困難
- 第8回 神経学的診察
配信中の番組
第1回 めまい プレミアム対象
- 2007/07/13(金)公開
- 42分46秒
めまいの患者さんを診たときに即、頭部CTを行っていませんか?でもそれは間違いです。また、ただ「めまい」と診断したのでは医師として失格でしょう。めまいは人によって、また原因疾患によって症状が異なり、そのために疾患ごとのアプローチも全く違ってきます。その初期診療の極意をstep by stepで解説します。三半規管の中に隠れて判り難かった「めまいを起こすメカニズム」とその根治療法を、仕掛けを使った実習で体得します。辛い症状の患者さんにスッキリ解説するための知識が満載です。
第2回 失神 プレミアム対象
- 2007/07/13(金)公開
- 40分13秒
失神も日常診療でよく遭遇する症状です。前回の「めまい」と同様、失神の患者さんをみた時に即CTという認識は間違っています。失神の場合は、原因検索以外に外傷検索も行うべきであり、決してどちらかのみに偏らず両方を同時に行いながら診断していくのがプライマリ・ケア医の腕の見せどころ。失神患者の予後を予測しながら診断してゆくことも非常に重要です。また、検査としてはCTよりも優先させるべきものがほかにもありますが、それは一体何でしょう?診察のポイントや失神を診たときの鉄則、アプローチのためのアルゴリズムなどの初期診療に必要なノウハウをご紹介します。検査についての最新の情報も加えて失神を正しく鑑別し、マネジメントしていくための基礎知識が盛りだくさんです!
第3回 痙攣 プレミアム対象
- 2007/07/13(金)公開
- 36分31秒
痙攣している患者さんが来院した場合、医療者として慌てずに落ち着いて対処すべきですが、実際に目の当たりにすると、やはりプレッシャーを感じる事も多いのではないでしょうか。思わず逃げ出してしまう、すぐに別の先生を呼んでしまう・・・そんな事態に陥らないよう自信をつけておきたいものです。まずは基本が大切。「痙攣の定義」をきちんと把握しましょう。痙攣と、てんかん・失神を見極めるコツ、痙攣発作を起こす多くの原因疾患からルールアウトすべき疾患、なすべき検査も押さえておくべきです。そして痙攣にアプローチするためのアルゴリズムを用いれば、step-by-stepで正確に痙攣を治療できるようになります。また、同時にてんかん発作の診断と治療についても理解できる内容です。
第4回 意識障害 プレミアム対象
- 2007/07/13(金)公開
- 37分38秒
「意識障害」は、これまでの「めまい」や「失神」とも相関関係にあり、救急でも病棟でもよく遭遇する症候ですので、自信をもってマネジメントが出来るようになりましょう。近代以前は哲学の問題であった「意識」も、今日では脳における意識の座が確定され、発症のメカニズムも解明されています。それを基にした意識についての3つの鉄則を押さえ、、『問題解決型救急初期診療』の著書を持つ田中和豊先生のアプローチのための田中流アルゴリズムを活用すれば、基本的なマネジメントは自ずと見えてきます。応用編の「特別なケース」も覚えておけば、更にStep upできます!これも是非、習得してください。
第5回 麻痺 プレミアム対象
- 2008/06/13(金)公開
- 39分44秒
救急や当直では麻痺の患者さんを診るケースは相当な数にのぼります。まず基礎的な麻痺の起こるメカニズムを知り、麻痺を分類すること、更に麻痺と障害部位の鑑別について理解することが初期診療では重要です。また、麻痺のなかでも圧倒的に数の多い片麻痺へのアプローチやマネージメントのポイントを徹底的かつわかり易く解説します。麻痺に対して「自分が麻痺」してしまわないように、ぜひ田中和豊先生オリジナルのアルゴリズムを頭に叩き込んでください!
第6回 しびれ プレミアム対象
- 2008/06/13(金)公開
- 32分33秒
しびれを主訴とする患者さんは自分で歩いて来院した場合でも見逃してはならない疾患が潜んでいることがあるので、初期診療では要注意な症候です。今回はしびれに関する基礎的な病態生理を把握したうえで、原因となる障害部位を臨床的にどのように分類するかを学び、更にしびれにアプローチするための“Step By Step”なアルゴリズムを習得します。また後半では具体的な症例を通してしびれの対応方法を考えていきます。 しびれを呈する疾患として「脱髄性疾患」や「感覚性ニューロパチー」にも触れます。しびれへの理解がより一層深まるでしょう。
第7回 起立・歩行困難 プレミアム対象
- 2008/06/13(金)公開
- 28分15秒
起立・歩行困難は、救急では決してメジャーな症候ではないので、救急車や夜間当直時に来院する患者はそう多くはないはずです。ただし、神経症候の初期診療を考えるにあたってはぜひとも押さえておきたい症候です。起立・歩行困難の原因となる疾患は全身性から整形外科的なものまで多種多様。なかでも運動失調による起立・歩行困難に大きく関っているのが“協調運動”です。では、協調運動とは一体どのようなものなのでしょうか? まさしく「ドアを開けたその瞬間から診察は始まっている」ことが実感できる内容となっています。
第8回 神経学的診察 プレミアム対象
- 2008/06/13(金)公開
- 27分54秒
神経症候シリーズの「総集編」として神経学的診察の採り方を学びます。今回は特に「問題解決型診察」の中でも「脳梗塞の局在診断」にスポットをあてた診察方法を習得していきます。脳梗塞の神経診察を採るうえで特に重要なのは脳血管の支配領域。脳のどの部位が、どの血管で養われているのか、それを知れば自ずと局在診断も可能になります。確定診断が画像診断であっても「ただ専門医に送る」のではなく、身体所見から可能な神経診察を身につけることで、より深く、より鋭く、診断に迫る事ができるようになります。是非プライマリ・ケア医として身につけておきたいスキルです。
評価一覧
関連シリーズ
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Dr.田中和豊の血液検査指南 電解質編(全12回) 2021/09/01(水)~
「Dr.田中和豊の血液検査指南」シリーズ第3弾!「電解質編」がスタートします。 電解質編は、電解質総論7回と各論5回の2部構成。 電解質総論では生理学、体液、輸液、尿、酸塩基平衡について、基礎となる部分を解説します。苦手な人も多い「電解質」。そんな方にも理解しやすいよう尿細管やイオンチャネル、煩雑な数式などはできるだけ使用せず、簡略化し、エッセンスだけを解説していきます。 電解質各論では、Na、K、Ca、P、Mgなど血液検査でそれぞれの電解質の異常をみたときのDr.田中和豊式“鉄則”と“フローチャート”を示して電解質異常へのアプローチを徹底的にレクチャーします。医学生、臨床研修医は必見です!
もう「電解質は苦手」とは言わせません!
この番組をご覧になる際に、以下の書籍をご参考いただくと、より理解が深まります。
第1回 総論1:生理学
第2回 総論2:体液
第3回 総論3:輸液
第4回 総論4:尿
第5回 総論5:酸塩基平衡の歴史
第6回 総論6:酸塩基平衡障害の評価方法
第7回 総論7:酸塩基平衡評価の実際
第8回 各論1:高Na血症
第9回 各論2:低Na血症
第10回 各論3:K(カリウム)
第11回 各論4:CaとP
第12回 各論5:Mg、微量元素とビタミン -
Dr.田中和豊の血液検査指南 血算編(全10回) 2020/04/01(水)~
いよいよ「Dr.田中和豊の血液検査指南」の「血算編」がスタート。 白血球・赤血球・血小板の検査値についてどのように解釈し、治療を行うのか、Dr.田中和豊が実臨床で実践していることを詳しく解説します。医学生・研修医は必見です!
検査値異常の際に確認すべきDr.田中和豊式“鉄則”と鑑別診断や経験的治療のフローチャートを示して徹底的にレクチャー。 この番組を見ると、血液検査の数値を見たときに、実臨床で何をすべきかをしっかりと理解できるようになるはずです。
この番組をご覧になる際に、以下の書籍をご参考いただくと、より理解が深まります。
※書籍の正誤表は
第1回 白血球1 白血球増加症
第2回 白血球2 白血球分画異常症
第3回 白血球3 白血球減少症
第4回 赤血球1 多血症
第5回 赤血球2 貧血
第6回 赤血球3 正球性貧血・小球性貧血
第7回 血小板1 血小板増加症
第8回 血小板2 血小板減少症
第9回 血小板3 汎血球減少症
第10回 血小板4 TTP・HUS・HIT -
Dr.田中和豊の血液検査指南 総論(全5回) 2020/01/08(水)~
大人気長寿番組「Step by Step!初期診療アプローチ」の田中和豊氏が10年ぶりに再登場! 今シリーズは血液検査について医学生・研修医向けにたっぷりレクチャーします。 まずは、すべてのベースとなる検査の基本から。日々の診療で検査を行うことが目的になっていませんか?念のための検査をやっていませんか? 何のために検査を行うのか、どのような検査をどのように行えばよいのか、また、その結果をどのように解釈し、マネジメントを行うのか。 田中和豊流の「血液検査学」を理解するための前提の講義。 番組を見終わるころには普段見慣れた検査値が少し違って見えるはずです。
この番組をご覧になる際に、以下の書籍をご参考いただくとより理解が深まります。
※書籍の正誤表は
第1回 検査の目的
第2回 検査の指標
第3回 診断過程における検査の役割
第4回 検査の選択とマネジメント
第5回 Bayes統計学 -
外傷治療ベーシック(全4回) 2010/07/09(金)~
「初期診療アプローチ」の田中和豊先生が、外傷治療について解説。 救急室で研修医が一人で外科的処置の初期対応ができるようになることを目標にした内容です。 外科専門医を呼ぶタイミングや状況の判断基準、具体的な治療法、創処置後の感染予防などをわかりやすく伝授します。 またここ数年で激変している外傷治療を考えるため外科学の歴史も学習します。 そして基礎的な手技でありながら奥が深い縫合は、創傷を早く、きれいに治すために大変重要な技術ですが、日常診療の中で機会が少ないとつい忘れてしまいがちです。 いざという時に慌てないように、素早く、安全・確実に結べるようマスターしておきましょう。
第1回 創傷処理
第2回 外傷治療の歴史
第3回 縫合実習(1)糸結び
第4回 縫合実習(2)器械結び -
Step By Step!初期診療アプローチ 呼吸器・消化器・マイナー症候編(全12回) 2008/09/12(金)~
当直や外来、救急現場で、学生時代に学んだ知識と臨床現場で必要とされる知識のギャップに悩む研修医のための初期診療プログラム。研修医の必携書『問題解決型救急初期診療』の田中和豊先生が疼痛、病気の基本的な考え方から臨床で各症候にどのように立ち向かえばよいか、「ここさえ覚えておけば間違いない」診断のノウハウをStep By Stepで解説します。「喀血」と「吐血」や「血痰」の違いや鑑別法など、実践的なノウハウが満載です。
第1回 咽頭痛
第2回 咳・痰
第3回 喀血
第4回 呼吸困難
第5回 嘔気・嘔吐
第6回 下痢
第7回 便秘
第8回 吐血・メレナ・下血
第9回 動悸
第10回 肉眼的血尿
第11回 排尿障害
第12回 浮腫 -
Step By Step!初期診療アプローチ 疼痛編(全8回) 2006/07/21(金)~
当直や外来、救急現場で、学生時代に学んだ知識と臨床現場で必要とされる知識のギャップに悩む研修医のための初期診療プログラム。研修医の必携書『問題解決型救急初期診療』の田中和豊先生が疼痛、病気の基本的な考え方から臨床で各症候にどのように立ち向かえばよいか、「ここさえ覚えておけば間違いない」診断のノウハウをStep By Stepで解説します。
第1回 疼痛
第2回 頭痛
第3回 胸痛
第4回 腹痛
第5回 腰背部痛
第6回 関節痛
第7回 鎮痛薬
第8回 血栓症と抗血小板薬