Dr.皿谷の肺音聴取道場(全10回)
シリーズ解説
- 第1回 胸部の解剖
- 第2回 呼吸音伝達の仕組み
- 第3回 正常呼吸音を聴く
- 第4回 肺炎と胸膜炎を理解する
- 第5回 頸部で聴こえる音
- 第6回 中葉・舌区で聴こえる音
- 第7回 肺底部で聴こえる音
- 第8回 肺炎へのアプローチ
- 第9回 気管支喘息、肺がんへのアプローチ
- 第10回 多彩な疾患へのアプローチ
配信中の番組
第1回 胸部の解剖 プレミアム対象
- 2019/09/25(水)公開
- 18分16秒
効果的に肺音を聞くには、解剖の理解が不可欠。なぜなら、体表から肺の位置を把握できることが適切な音を聞くための土台だからです。 「Dr.皿谷の肺音聴取道場」第1回では、モデルの体表に骨や肺の位置をマーキングし、体表から肺の位置がわかるように解説します。
第2回 呼吸音伝達の仕組み プレミアム対象
- 2019/10/16(水)公開
- 7分10秒
肺音は、正常呼吸音と副雑音に分かれます。それぞれの異常に気付くために押えておきたい基本は呼吸音がどこで発生しているのか、そしてその音がどうやって体の中で伝達されているか。これを理解するために最も重要なポイント「肺はlow pass filterである」を皿谷健先生がわかりやすく解説します。
第3回 正常呼吸音を聴く プレミアム対象
- 2019/11/06(水)公開
- 13分42秒
呼吸音は、気管呼吸音、気管支呼吸音、肺胞呼吸音の3つに分類されます。これらの正常音の聴取部位や音の性質をしっかりと把握していれば、肺音から異常を見つけるのも簡単。 それぞれの呼吸音の正常な状態と、異常が生じる場合を実際に録音した症例音源で解説します。
第4回 肺炎と胸膜炎を理解する プレミアム対象
- 2019/11/27(水)公開
- 13分45秒
臨床で頻繁に遭遇する肺炎と胸膜炎。これらの疾患で肺音はどう変化するのか? 病変の種類と聴取部位による音の違いを、実際の症例で見ていきます。 患者に発語してもらい音の変化から病変を捉える「声音聴診」や打診を組み合わせたテクニックも皿谷健先生が実技で解説します。
第5回 頸部で聴こえる音 プレミアム対象
- 2019/12/18(水)公開
- 10分24秒
患部を聴いても見つけられない状態変化を見つける方法を知りたくないですか?それは頸部聴診。 頸部で聴こえる異常音がどんな音かを知ってさえいれば、 気管狭窄や喘息発作、COPDの急性増悪などをすぐに見つけられます。 症例写真と聴診音で勉強していきましょう!
第6回 中葉・舌区で聴こえる音 プレミアム対象
- 2020/01/15(水)公開
- 8分8秒
中葉・舌区は、鼻症状を呈する患者では必ず聴診を行うべき部位。なぜなら鼻に症状が出る場合、気管支にも何らかの異常があることが多いから。 今回は副鼻腔気管支症候群や気管支炎などの疾患で聴こえる音の性質を見ていきます。 さらにこれを理解するとより一層、聴診から疾患を予測できるようになる「呼吸相」を解説します。
第7回 肺底部で聴こえる音 プレミアム対象
- 2020/02/05(水)公開
- 8分27秒
間質性肺炎を疑うとき、最も注意して聴診すべき箇所が肺底部。ここで音をキャッチできるとより早期に間質性肺炎を発見し、治療に結び付けられます。 肺底部での聴診のコツ、そして実際の症例で録音した肺音から、音の性質、聴こえるフェーズなどを理解しておきましょう。
第8回 肺炎へのアプローチ プレミアム対象
- 2020/02/26(水)公開
- 9分23秒
肺音聴取は、さまざまな肺炎を発見し病期を見分けるのに有用なツールです。 今回はインフルエンザ感染後の肺炎、マイコプラズマ肺炎、そしてレジオネラそれぞれの肺音を症例写真とともに聴いていきます。 呼気、吸気どちらでよく聴こえるか?高音か低音か?さまざまな角度から音を聴き分ける練習をしていきましょう。
第9回 気管支喘息、肺がんへのアプローチ プレミアム対象
- 2020/03/18(水)公開
- 9分27秒
高音と低音と入り混じった喘鳴を聴いたとき、どんな疾患を想像しますか?答えを出すポイントは、気道の構造を考慮すること。 気道の太さと細さで音の性質が変わることを念頭に置いて画像や診察情報と照らし合わせることで答えにたどり着くことができます。 肺音と解剖、そして画像や診察情報などを総合して、疾患を見つける訓練をしていきましょう。
第10回 多彩な疾患へのアプローチ プレミアム対象
- 2020/04/08(水)公開
- 10分12秒
「Dr.皿谷の肺音聴取道場」最終回は肺音で聴き取れる特殊な症例をみていきます。画像診断やその他の検査で診断がついてから肺音を聴取してみると、その異常が肺音でも聴き取れることがわかります。 こうした症例を知っておくと、侵襲的な検査をする前に異常を発見することにもつながります。これはまさに上級者のテクニック。 基本的な肺音を聴けるだけでなく、高度なテクニックも身に付けて診断の精度を上げていきましょう!