ディジーズ・バー(全10回)

シリーズ解説

都内某所にひっそりと佇む「ディジーズ・バー」。ここでは夜な夜な、内科医・國松淳和と彼と親交の深い医師との間でさまざまな疾患の治療について、腹を割った対話が繰り広げられる・・・
日々の臨床現場で出合うさまざまな内科疾患。診断はついてもガイドライン通りに処方すれば治るわけではない。
ほかの医師は一つひとつ異なる症例にどのような治療戦略を立て、実際に治療しているんだろう?医師であれば誰しもそんな疑問を感じたことがあるでしょう。
この番組では、コモンな内科疾患の治療のさじ加減について、スキルの高い医師同士が、同じ臨床医の目線で自由に語り合います。
今宵は、どんな医師が訪れ、どんな臨床談義に花が咲くのか・・・

※この番組は2020年1月~2月に収録したものです

尾久 守侑 先生 慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室國松 淳和 先生 南多摩病院 総合内科・膠原病内科 部長谷崎 隆太郎 先生 市立伊勢総合病院 内科・総合診療科 副部長森川 暢 先生 市立奈良病院 総合診療科矢郷 祐三 先生 やごうクリニック 院長矢吹 拓 先生 国立病院機構 栃木医療センター 内科副部長・内科医長

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配信中の番組

第1回 機能性ディスペプシア(FD) プレミアム対象

  • ディジーズ・バー | 第1回 機能性ディスペプシア(FD)
  • 2021/03/03(水)公開
  • 35分0秒

初回のゲストは消化器科のスペシャリスト矢郷祐三先生。機能性ディスペプシア(FD)を「胃痛を訴える場合」と「慢性的な気持ち悪さを訴える場合」にわけ、それぞれ有効な治療法や漢方についてなど、じっくりと語り合います。

第2回 過敏性腸症候群(IBS) プレミアム対象

  • ディジーズ・バー | 第2回 過敏性腸症候群(IBS)
  • 2021/03/24(水)公開
  • 35分44秒

過敏性腸症候群(IBS)の治療について語ります。下痢型・便秘型・混合型でそれぞれ有効な薬剤をどんな風に処方しているか。患者さんへの説明法からSSRI処方の考え方まで、臨床医ならだれもが現場でモヤモヤするところをとことん語り尽くします!

第3回 誤嚥性肺炎1 プレミアム対象

  • ディジーズ・バー | 第3回 誤嚥性肺炎1
  • 2021/04/28(水)公開
  • 32分30秒

ゲストは誤嚥性肺炎治療に力を注ぐ森川暢先生です。誤嚥性肺炎の患者が入院してきたときに「とりあえず絶食」していませんか?この“絶食文化”にちょっと待った!
絶食することのデメリットから嚥下リハビリの重要性、さらに実際にどう診療を進めていくのがベストなのか、二人が深く話し合います

森川先生のブログ(https://jyoutoubyouinsougounaika.hatenablog.com/entry/2020/06/29/212743)もぜひご覧ください。

第4回 誤嚥性肺炎2 プレミアム対象

  • ディジーズ・バー | 第4回 誤嚥性肺炎2
  • 2021/05/19(水)公開
  • 34分47秒

前回に引き続き森川暢先生をゲストに迎え、誤嚥性肺炎の薬物治療、認知症の関わり、そしてターミナルケアまでじっくり話し合います。
抗菌薬は何をどこまで?二人の医師の処方のさじ加減から化学性肺臓炎の見極め、國松流のステロイドの使い方など、気になるところをとことん掘り下げます。
実は奥深い誤嚥性肺炎治療。「最後の最後までやれることはある」という森川先生の治療への思いをぜひご覧ください。

森川先生のブログ(https://jyoutoubyouinsougounaika.hatenablog.com/entry/2020/06/29/212743)もぜひご覧ください。

第5回 高齢者の不定愁訴 プレミアム対象

  • ディジーズ・バー | 第5回 高齢者の不定愁訴
  • 2021/06/16(水)公開
  • 32分0秒

高齢者の中には、認知機能の衰えがあってもそうとはわからない患者がたくさんいます。 一見しっかりしていそうでも、問診をしていうちに当初の訴えが微妙に変わっていき、その患者の真の主訴はまったく別のものだったということもしばしば。そんな患者にどう対するか? 高齢者の不定愁訴では「言葉」も重要な治療の一環です。2人が語る実践的なノウハウに目から鱗が落ちることでしょう。

第6回 困った精神神経症状 プレミアム対象

  • ディジーズ・バー | 第6回 困った精神神経症状
  • 2021/07/14(水)公開
  • 36分13秒

ゲストは前回に引き続き市立伊勢総合病院の谷崎隆太郎先生です。
「精神科に行きたがらないパニック障害の40代女性」に対する二手三手、「口の中の違和感を訴える男性」へのSSRI処方など、それぞれの困った症例とその治療法を語ります。
さらに、國松医師は帯状疱疹に対するよくある処方に物申す!抗ウイルス薬の投与だけでなく、痛みにも対処すべきと訴えます。

第7回 コモンな感染症 プレミアム対象

  • ディジーズ・バー | 第7回 コモンな感染症
  • 2021/09/15(水)公開
  • 32分57秒

国立病院機構栃木医療センターの矢吹拓先生をゲストに迎え、主に憩室炎について語ります。教科書では膿瘍を形成し即外科治療が必要な憩室炎を多く見ますが、実際の診療ではもっと軽症状態で診ることが多いと思います。そんな軽症憩室炎の患者に、本当に入院は必要なのか?軽症憩室炎なら抗菌薬フリーで治る!? 國松医師が経験した入院手術拒否症例や、矢吹医師が行った入院あり抗菌薬なしの症例など、興味深い話が満載です。

第8回 痛みを伴うコモンディジーズ プレミアム対象

  • ディジーズ・バー | 第8回 痛みを伴うコモンディジーズ
  • 2021/10/06(水)公開
  • 35分27秒

前回に引き続き国立病院機構栃木医療センターの矢吹拓先生をゲストに迎え、尿路結石や片頭痛などの痛みを伴うコモンな疾患について語ります。 尿路結石患者へのファーストステップで、痛みを和らげるところから始める点は國松医師も矢吹医師も同意見。鎮痛後のマネジメントや内服薬の選択、そして國松流のNSAIDsを使った片頭痛発作への対処法など、実臨床に使える技が次々に登場します。

第9回 内科で診る不定愁訴 プレミアム対象

  • ディジーズ・バー | 第9回 内科で診る不定愁訴
  • 2021/11/10(水)公開
  • 33分13秒

精神科医の尾久守侑先生をゲストに迎え、不定愁訴についてディスカッションします。 最初のテーマは心理的要因によって身体症状に影響が出る精神疾患「身体表現性障害」。 週に1回内科外来勤務をしている尾久先生は、身体表現性障害は精神科よりも内科外来で見ることが多いと実感しているとのこと。 身体表現性障害のパターンや症状に対する治療薬を内科医、精神科医双方の視点から深堀りしていきます。

第10回 精神科に紹介すべき身体症状 プレミアム対象

  • ディジーズ・バー | 第10回 精神科に紹介すべき身体症状
  • 2021/12/08(水)公開
  • 30分59秒

前回に引き続き精神科医の尾久守侑先生をゲストに迎え、精神疾患と身体症状のかかわりについてディスカッションします。
いろいろな身体の不調を訴えるが異常がないため不定愁訴とみなされている中に、実はうつが隠れていることがあります。 とくに、高齢者のうつでは、身体の症状を執拗に訴えることが多いため、うつを見抜く一つのチェックポイントになります。 また國松医師が勧める、内科医こそ処方してほしいSSRIと処方しやすいメジャートランキライザーの話も深く話していきます。

評価一覧

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4.1(41)
★★★★★
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2024/03/23(土)
40代
勤務医
その他
肩肘張らないこのスタイル心地よいですね。
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2023/12/29(金)
60代
その他の医療従事者
こういう話を医局に立って(壁の花)耳学問させていただき、商売ネタにしていたのが懐かしいです。この「バー」の企画意義にもありますように公開される情報すべてがエビデンス/添付文書レベルの話だけ終え、これで患者さんを網羅できるわけなく、実臨床の面白さを久しぶりに楽しめました。ありがとうございます。元プロパー
★★★★★
★★★★★
2023/05/13(土)
40代
勤務医
内科
憩室炎の回を拝聴しました。 まさに、研修医に習った、行ってきた憩室炎の患者ぞ像が変わってきている印象をもっていたところでした。入院管理する時代から極力外来管理wする流れにあると感じているので、お二人の臨床の肌感覚を共有できてありがたく思いました。今後も以前とは管理が違うシリーズを取り上げてください。
★★★★★
★★★★★
2022/09/29(木)
30代
勤務医
感染症内科
内容はとても面白くためになるのですが、國松先生が時々ゲストの先生の話を遮られるのが残念です。
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★★★★★
2022/09/25(日)
40代
開業医
内科
ガイドラインやEBMも大切ですが、その先にある患者さんのナラティブを見つめる司会者の視点を感じました。 なかなかすっきりよくならない患者さんの外来をみていると、「あー、こういうことあるよなー」と共感します。

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