Dr.須藤のやりなおし輸液塾(全4回)
シリーズ解説
- 第1回 輸液の基本的な考え方
- 第2回 水・Na代謝異常
- 第3回 輸液に必要な臨床所見・検査の見方
- 第4回 症例で考える
配信中の番組
第1回 輸液の基本的な考え方 プレミアム対象
- 2008/08/22(金)公開
- 58分14秒
輸液をやりなおしたい臨床医のための入門講座です。講師は、「ビジュアル診断学」でも大評判の須藤博先生。その須藤先生が長年に渡り培ってこられたノウハウの集大成ともいうべき講義は、「本で理論は理解できても、実際の臨床の場ではどう使うのか」という悩みに、ズバリ答えてくれる内容です。「輸液のボトルを見て、体内のどこに分布するもの?」、「浸透圧を一言で定義すると?」、「張度と浸透圧の違いは?」など、一見それほど重要ではないように思えますが、輸液を考える上では非常に重要な知識です。まずは基本からやりなおしましょう!
第2回 水・Na代謝異常 プレミアム対象
- 2008/08/22(金)公開
- 52分0秒
輸液治療では避けて通れない「水・Na代謝異常」。複雑になりがちな代謝のプロセスをクリアカットに展開していきます。特に、須藤先生特製の「水・Naバランスの病態生理の図」は、須藤先生の苦労の結晶と言うべきもので、水Na代謝のエッセンスが集約されています。さらに、“ポテトチップスをたくさん食べたときのNa代謝”“大ジョッキでビールを飲んだときの水代謝”など、身近な例を用いた解説は、楽しみながら学べます。他にも、低Na血症や低K血症の鑑別診断など、教科書だけではわかりにくかった部分を漏れなくカバーします。これは必見です!
第3回 輸液に必要な臨床所見・検査の見方 プレミアム対象
- 2008/12/05(金)公開
- 57分45秒
今回から実戦編として、「輸液に必要な臨床所見・検査の見方」を学んでいきます。教科書にはなかなか書かれていないのに、現場では非常に重要かつ悩ましい事例について、痒いところに手が届く解説でお届けします。細胞外液量と血管内容量の評価について、いくつかの身体所見を例にとり、体液量の異常は病歴と身体所見でかなり把握できるようになります。また、特に輸液の際に重要な尿所見についての今さら聞けない生理学的な知識のおさらいから、意外と知られていない利尿薬の投与法の基本などについて須藤流の解説で、楽しみながら学べます。
第4回 症例で考える プレミアム対象
- 2008/12/05(金)公開
- 50分35秒
「輸液がこんなに奥深い分野とは!」と好評を博したシリーズ最終回は実戦編の総まとめとして、臨床現場で必ず突き当たる壁と言える症例から、輸液を考えていきます。今回取り上げる症例は、「脱水症」、「高Na血症における水欠乏」、「乏尿」、「低Na血症の三つのケース」の4つです。これらの症例において、何を、どのくらい輸液していけばいいのかを、須藤先生がこれまでの経験から導き出した輸液の考え方、具体的な方法論をベースに解説します。特に、須藤先生考案の「輸液製剤・マグネット」を貼り付けながら、ビジュアルに理解してもらう試みは要チェックです。是非、明日の診療に役立ててください!
評価一覧
関連シリーズ
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Dr.須藤の輸液大盤解説(全8回) 2020/07/29(水)~
「Dr.須藤のやりなおし輸液塾」から12年。「輸液の名講義」と言えば須藤先生、「須藤先生」と言えば輸液の名講義、と言っても過言でないくらい、輸液講義のエキスパートであることが知られています。その須藤博先生が満を持して輸液の新番組! 今シリーズでは“大盤”を使って解説します。大盤解説とは将棋盤などを模した大きなパネルを使って戦況・戦局を解説すること。そしてこの番組は「輸液」大盤解説。大盤には、実際の症例の検査数値が時系列に並べられていきます。その状況を見ながら、どのように輸液をセレクトし、治療を進めているのかを須藤先生自らが実況し、解説していきます。すなわち須藤先生の思考の過程をつぶさに見ることができるのです。 前半は、輸液に関する基礎を講義します。後半は、実症例を基に輸液の大盤解説を行います。 ひふみんよろしく、須藤先生の着物姿も見逃せません。
第1回 基礎編1 輸液を理解するための基本的生理学
第2回 基礎編2 水・Naの生理学/水と塩の問題
第3回 基礎編3 避けて通れないADHの話
第4回 大盤解説 症例1 フロセミドが処方されていた78歳男性
第5回 大盤解説 症例2 脳梗塞で自宅介護されていた72歳女性
第6回 大盤解説 症例3 意識障害で救急搬送された38歳女性
第7回 大盤解説 症例4 嘔気と低Na血症で紹介された78歳男性
第8回 大盤解説 症例5 ストーマがあり慢性下痢の41歳男性 -
Dr.須藤のやり直し酸塩基平衡(全10回) 2018/03/21(水)~
酸塩基平衡に苦手意識を持っていませんか? 酸塩基平衡は、最低限の生理学的な基本を理解したうえで、個々の患者さんに応用できるようになると、これほど面白い分野はないといっても過言ではありません。このシリーズでは、達人Dr.須藤こと須藤博先生が酸塩基平衡の基本ルールをしっかりとレクチャー。シリーズ後半には、症例を基に、実用的な応用について、解説します。これで、あなたも酸塩基平衡が好きになる!
第1回 基本的な生理学的知識
第2回 酸塩基平衡異常の基本
第3回 血液ガスの読み方とケーススタディ01&02
第4回 ケーススタディ03&04
第5回 K代謝の生理学とケーススタディ05
第6回 ケーススタディ06
第7回 ケーススタディ07
第8回 ケーススタディ08
第9回 ケーススタディ09 そして低K血症の鑑別診断の手順
第10回 尿中電解質の使い方 -
Dr.須藤のビジュアル診断学(全9回) 2008/07/11(金)~
副題のSpPinとは「特異度(Specificity)の高い所見が陽性(Positive)の場合、その疾患の診断(Rule in)に役立つ」という診断学の基本を表現した略語です。本シリーズは、診断に役立つ特徴的な所見の実際の画像・動画を中心に進める講座です。須藤先生が臨床現場で収集した症例映像は、まさにお宝症例集。指や爪を見るだけで全身疾患を疑う重要な所見、手を見ただけで20の病気を診断する方法、心音を聞きながら頸静脈を観察するコツ、心不全と喘息を見分けるためのヒントなど、見れば一目瞭然!豊富な映像とともに、診断までの流れをわかりやすく解説します。
第1回 診察は手から始める(1)
第2回 診察は手から始める(2)
第3回 心臓と頸静脈の診察
第4回 頸部と甲状腺関連
第5回 お腹を真横から
第6回 四肢・関節シリーズ
第7回 訴えられなかった症状
第8回 PMRと類似症例
第9回 SpPinな病歴