ガイドラインから学ぶ腰痛診療のポイント(全1回)

シリーズ解説

腰痛治療の基本は「動くこと」「動かすこと」。システマティックレビューにより腰痛診療のエビデンスを検証した「腰痛診療ガイドライン2019」では、慢性腰痛に対する運動療法(運動器リハビリテーション)は「行うことを強く推奨する(推奨度1)」、「ぎっくり腰」のような急性腰痛でも安静ではなく「活動性維持」となっています(推奨度2)。つまり運動療法が極めて大事だということです。
今回は、市中クリニックで腰痛診療に積極的に運動療法を取り入れている整形外科専門医の雨宮章哲氏を講師に招き、まず筋・骨格系のみならず内臓系の重大疾患の鑑別診断のポイントや頻度、薬物療法の基本などを取り上げ、後半は運動療法のメリットやセルフエクササイズの活用法を紹介します。
腰痛の多くは工場の流れ作業やパソコン業務など、同じ動きを繰り返しているうちに生じる体の歪みが原因です。どのように肩甲骨や骨盤が歪み、なぜ運動療法が筋肉の収縮や骨格にかかる負担を軽減できるのか、その力学や原理を図解を使い、わかりやすく説き明かします。また、運動療法の説明では、動画をふんだんに用いており、「ひと目でわかる」視覚的な講義です。

雨宮 章哲 先生 雨宮整形外科 院長

配信中の番組

ガイドラインから学ぶ腰痛診療のポイント プレミアム対象

  • ガイドラインから学ぶ腰痛診療のポイント | ガイドラインから学ぶ腰痛診療のポイント
  • 2021/11/24(水)公開
  • 60分28秒

腰痛の原因はさまざま。「診断」の第一は、問診や画像診断による筋・骨格系や内臓系の重大疾患の鑑別です。「診療ガイドライン2019」で「行うことを強く推奨する」とされた一つが慢性腰痛への「運動療法」。それを踏まえたセルフエクサイズも腰痛の軽減に役立ちます。講義するのは、臨床経験豊富な整形外科専門医・雨宮章哲氏。整形外科以外のプライマリケアを対象にしたガイドラインから学ぶ腰痛診療のポイントは、動画がふんだんに使われていて明日の診療に役立つ内容です。ぜひ、ご覧ください。

評価一覧

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4.5(8)
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2022/10/14(金)
20代以下
勤務医
整形外科
非常にわかりやすく患者説明で取り入れたいことだらけでした.
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2022/01/06(木)
60代
開業医
内科
わかりやすい。症例をもっと入れてもらうとイメージしやすい。
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2021/12/21(火)
60代
勤務医
麻酔科
わかりやすかったです。
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2021/12/19(日)
20代以下
研修医
臨床研修医
フローチャートがわかりやすい。
★★★★★
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2021/12/14(火)
60代
勤務医
呼吸器外科
ガイドラインから外れる部分もあります。

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