Dr.松田のフローチャート皮膚診断(全7回)

シリーズ解説

皮膚診断を学ぶには難解な用語も膨大な数の症例写真も不要。実は、皮膚科診断のロジックさえ身に付ければ、だれでも皮疹が診断できるようになるのです。 本シリーズでは、ベストセラー『誰も教えてくれなかった皮疹の診かた・考えかた』(2022年、医学書院)の著者 松田光弘先生が、フローチャートを用いて皮膚科診断の思考過程を明快に解説します。 その診断プロセスは超シンプル。ポイントは皮疹の表面が「ザラザラ」か「ツルツル」かの1点のみです。この表面の性状を手掛かりに皮膚の構造をふまえて考えれば、必ず正解にたどり着くことができます。 また、頻度がもっとも高い皮疹は紅斑ですが、通常の教科書ではその他の色素斑や白斑なども同列に扱われ皮膚科診断をより複雑にしています。本シリーズでは、日常診療をカバーするに必要十分な紅斑と紫斑に絞りました。 Dr.松田の皮膚診断で、ぜひあなたも明日から自信をもって皮疹を診られるようになってください。

松田 光弘 先生 皮膚科専門医、アレルギー専門医

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第1回 皮膚科診断の考え方 プレミアム対象

  • Dr.松田のフローチャート皮膚診断 | 第1回 皮膚科診断の考え方
  • 2023/01/12(木)公開
  • 10分46秒

第1回ではDr.松田 シンプルロジックのエッセンスを披露。表面ザラザラの紅斑は表皮の病変、表面ツルツルは真皮・皮下組織の病変です。松田先生のわかりやすい解説で皮膚組織学を復習し、フローチャートに沿って考えればその違いがたちどころに理解できます。

第2回 表皮の病変(1) 湿疹と白癬の鑑別 プレミアム対象

  • Dr.松田のフローチャート皮膚診断 | 第2回 表皮の病変(1) 湿疹と白癬の鑑別
  • 2023/02/02(木)公開
  • 9分16秒

いよいよ実際の皮疹の診かたの解説です。まずは表面がザラザラの皮疹=表皮の病変を扱います。表面ザラザラ紅斑のフローチャートに沿った松田先生の明快な講義を視聴すれば、日常診療で出合うことの多い湿疹と白癬の診かたがたちどころに理解できるでしょう。顕微鏡による真菌検査ができないときの対処法も必見です。

第3回 表皮の病変(2) 湿疹と悪性腫瘍の鑑別 プレミアム対象

  • Dr.松田のフローチャート皮膚診断 | 第3回 表皮の病変(2) 湿疹と悪性腫瘍の鑑別
  • 2023/02/23(木)公開
  • 9分37秒

第2回に続きザラザラの皮疹=表皮の病変を扱います。今回は、頻度は低いものの重大度の高い悪性腫瘍について学びます。初期段階の悪性腫瘍の多くは表面がザラザラの紅斑となり見た目では湿疹などとの区別が付きませんが、そのようなすべての病変に皮膚生検を行うことはできません。そのジレンマを解決する診療のコツを松田先生が伝授。関連して、皮膚科診療のポイントとなる外用薬の正しい使い方についても解説します。

第4回 真皮の病変(1) 蕁麻疹の鑑別と中毒疹の考え方 プレミアム対象

  • Dr.松田のフローチャート皮膚診断 | 第4回 真皮の病変(1) 蕁麻疹の鑑別と中毒疹の考え方
  • 2023/03/16(木)公開
  • 10分11秒

ここからは表面がツルツルの紅斑=真皮・皮下組織の病変について学びます。まずは原因が真皮にあるか皮下組織にあるかですが、その見分け方は超カンタン。松田先生の解説を聞けばその理由も含めてすぐに理解できるでしょう。また、今回のお話しの中心である蕁麻疹と中毒疹(薬疹・感染症・膠原病)には膨大な鑑別診断がありますが、フローチャートに沿って学べば誰でもササっと診断できるようになります。

第5回 真皮の病変(2) 薬疹の鑑別 プレミアム対象

  • Dr.松田のフローチャート皮膚診断 | 第5回 真皮の病変(2) 薬疹の鑑別
  • 2023/04/06(木)公開
  • 12分31秒

今回のテーマは薬疹。表面ツルツル・境界明瞭な紅斑のうち蕁麻疹を鑑別した後に残るのは中毒疹(薬疹・感染症・膠原病)ですが、松田先生は確固たる理由に基づいて中毒疹の中でも薬疹の鑑別を最優先すべきと説きます。その上で、薬疹の病態解説に基づきどの時期の薬剤を原因として疑うべきかをわかりやすく説明。また、命に関わる重症薬疹の見た目の重症度に左右されないロジカルかつシンプルな診断法も伝授します。

第6回 皮下組織の病変 プレミアム対象

  • Dr.松田のフローチャート皮膚診断 | 第6回 皮下組織の病変
  • 2023/04/27(木)公開
  • 10分32秒

今回取り上げるのは皮下組織の病変(表面ツルツル・境界不明瞭な紅斑)です。これには蜂窩織炎、循環障害、自己免疫疾患などがありますが、どれも見た目がそっくりで一般医の蜂窩織炎の誤診率は30%近いという報告もあります。しかし、松田先生によれば鑑別に際して注目すべき点はたった1つだけ。番組を見れば誰でも対応できるようになります。エビデンスとロジックに基づいた蜂窩織炎のシンプルな治療ノウハウ、注意点に関するお話しも必見です。

第7回 紫斑 プレミアム対象

  • Dr.松田のフローチャート皮膚診断 | 第7回 紫斑
  • 2023/05/18(木)公開
  • 12分22秒

最終回のテーマは紫斑です。紫斑は紅斑との区別が困難な場合がありますが、松田先生が誰にでもすぐできる簡単かつロジカルな判別法を伝授します。また紫斑を診る際には頻度は低いものの重大度・緊急性の高い血管炎の鑑別に特に注意を払わねばなりません。これについても、紫斑の診断フローチャートに沿った松田先生の解説を聞けばそのノウハウがスイスイ体得できます。

評価一覧

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4.7(35)
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2024/03/31(日)
40代
勤務医
救急科
わかりやすく、実際の診療に使えそうです。
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2024/02/24(土)
50代
勤務医
内科
非常に参考になりました。実践に応用させて頂きます。
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2023/12/19(火)
30代
勤務医
救急科
分かりやすかったです! ありがとうございました。
★★★★★
★★★★★
2023/09/17(日)
50代
勤務医
神経内科
入院中に皮疹が出現した患者さんの診察を看護師さんから求められます。これまで薬疹かどうかの観点でしか診れませんでしたが、本講義の内容はまさに非皮膚科専門医むけに非常にわかりやすく解説されており、まずは自分で鑑別診断と初療をしてみようと思いました。
★★★★★
★★★★★
2023/08/06(日)
60代
勤務医
小児科
とても参考になり、実践に生かせる内容で、一気に視聴しました。

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