
Dr.さわやまの心音道場(全4回)
配信中の番組
第1回 I音とII音 プレミアム対象
- 2006/04/21(金)公開
- 30分1秒
聴診器は医者のシンボルです。聴診器1本と五感のみで行う診断、問診・視診・触診・聴診のいわゆる「五感診療」によって、かなりの正確さで心臓血管疾患の診断をすることが可能であり、その重症度をも評価することが出来ます。種々のハイテクの医療機器が用いられるようになった昨今、その基礎ともいえる「五感診療」はますますその重要性を増しています。また災害の現場など、実際に聴診器のみで患者さんの重症度を診断しなければならないケースも稀ではありません。本シリーズでは、実際の患者さんの心音を聴きながら、「聴診の達人」沢山先生が、実践的な聴診作法や心音診断のポイントなどを伝授します。曖昧であった聴診に関する疑問が解決し、診療が楽しくなること請け合いです。
第2回 過剰心音 プレミアム対象
- 2006/04/21(金)公開
- 28分0秒
生理的Ⅲ音と病的Ⅲ音の違い、Ⅳ音とⅠ音の分裂の違い、クリック音とⅡ音の分裂の違いなど、識別が容易とは言えず、どこか曖昧なままにしてしまいがちな過剰心音。そんな過剰心音の聴き取り方のコツを「聴診の達人」沢山先生が伝授します。心音のリズムが「オッカサン」と聴こえたら何音? 「オトッツァン」と聴こえたら何音? など、実践的で、ユニークな聴診のポイントを実例を挙げながらたっぷり紹介していきます。この機会に是非達人の技を習得してください!
第3回 心雑音―総論 プレミアム対象
- 2006/06/23(金)公開
- 28分0秒
この回では、特に心雑音の分類・識別についての徹底講義を行います。“収縮期雑音か拡張期雑音”“器質性雑音か機能性雑音”“駆出性雑音か逆流性雑音”などと、分類は分かっていても、なかなか聴き分けることの出来ない心雑音の識別のポイントを、「聴診の達人」沢山先生が実例を挙げながら丁寧に伝授します。沢山先生は「音の口真似を出来ることが、心音・心雑音について理解出来ているかどうかの指標だ」と言います。先生には「ダハータ」と聴こえる今回の心雑音、あなたにはどう聴こえるでしょうか?
第4回 心雑音―各論 プレミアム対象
- 2006/06/23(金)公開
- 28分0秒
この回では、第3回の総論に引き続き、心雑音の各論となる僧帽弁逆流や大動脈弁狭窄、大動脈弁逆流などについてお送りします。また、それぞれの症状の「重症度」について詳しく検証していきます。最後に、沢山先生への質問コーナーがあります。「初診の所見にはどれぐらいの時間をかけるのか?」「スリルを触診するときに手のどこを使うのか?」など、具体的な質問が次々に登場します。どうしたら、医師の象徴でもある「聴診器」を自分のものとして使いこなせるのか、その答えがここにある!