“かぜ”と“かぜ”のように見える重症疾患(全13回)
シリーズ解説
- 第1回 vol.1 “かぜ”のような顔をしてやってくる重症患者
- 第2回 vol.2 “かぜ”をグルーピングしよう!
- 第3回 vol.3 気道症状がない“かぜ”に要注意!(E)高熱のみ型
- 第4回 vol.4 気道症状がない“かぜ”に要注意!(F)微熱・倦怠感型 (G)下痢型 (H)頭痛型(髄膜炎型)
- 第5回 column1 悪寒戦慄とCRP
- 第6回 column2 プロカルシトニンの使い方
- 第7回 vol.5 積極的に“かぜ”を診断する(A)非特異的上気道炎型(せき、はな、のど型)
- 第8回 column3 “かぜ”に抗菌薬は効くのか?
- 第9回 vol.6 どうする?抗菌薬(B)急性鼻・副鼻腔炎型(はな型)
- 第10回 vol.7 どうする?抗菌薬(C)急性咽頭・扁桃炎型(のど型)
- 第11回 vol.8 怖い咽頭痛
- 第12回 vol.9 レントゲン撮る?撮らない?(D)気管支炎型(せき型)
- 第13回 vol.10 フォローアップを忘れずに!
配信中の番組
第1回 vol.1 “かぜ”のような顔をしてやってくる重症患者 プレミアム対象
- 2011/06/13(月)公開
- 8分0秒
“かぜ”だと思って来院する患者さんは、やはりほとんどがウイルス性上気道炎。しかしその中に、まれに肺炎や髄膜炎、ときには心内膜炎、急性喉頭蓋炎、あるいは肝炎やHIVであることも。それはまるで広大な地雷原を歩いていくようなもの。その地雷を避けるにはどうしたらいいのでしょう?気鋭の山本舜悟先生が明解に解説します。
第2回 vol.2 “かぜ”をグルーピングしよう! プレミアム対象
- 2011/06/13(月)公開
- 4分0秒
重篤な疾患を見逃さないために“かぜ”をタイプ別に分け、リスクの高い患者さんをグルーピングしましょう。8つのタイプに分類すれば、それぞれにどんな危険な疾患が隠れているのか、抗菌薬はどうしたらいいのか、すっきり理解でき、“かぜ”と戦いやすくなります。
第3回 vol.3 気道症状がない“かぜ”に要注意!(E)高熱のみ型 プレミアム対象
- 2011/06/13(月)公開
- 9分0秒
“かぜ”の中で一番気をつけておきたいのはこの“高熱のみ型”です。もちろんインフルエンザやウイルス感染であることが多いのですが、実は危険な菌血症・敗血症が隠れていることも。気道症状がないのに軽々しく“かぜ”と言わない。これが鉄則です。
第4回 vol.4 気道症状がない“かぜ”に要注意!(F)微熱・倦怠感型 (G)下痢型 (H)頭痛型(髄膜炎型) プレミアム対象
- 2011/07/13(水)公開
- 9分5秒
気道症状がない“かぜ”は、実は“かぜ”でない疾患が隠れていることがあります。微熱と倦怠感が続く“かぜ”、いわゆるお腹の“かぜ”、頭痛と発熱だけの“かぜ”。これらには要注意。それぞれどんな疾患を考えどう対応したらいいか解説します。
第5回 column1 悪寒戦慄とCRP プレミアム対象
- 2011/07/13(水)公開
- 9分4秒
たいていの血液検査で測られているCRP。感度や特異度はそれほど高いわけでなく、場合によっては計測自体に意味がないこともあります。しかし、使いようによっては思わぬピットフォールを避ける武器にもなります。悪寒戦慄と合わせて、CRPの使い方を覚えましょう。
第6回 column2 プロカルシトニンの使い方 プレミアム対象
- 2011/07/13(水)公開
- 7分28秒
最近話題のプロカルシトニン。新しい指標としてさまざまな議論がなされていますが、今現在の臨床ではどのように使えるのでしょうか?診療の現場での実際の使い道を解説します。
第7回 vol.5 積極的に“かぜ”を診断する(A)非特異的上気道炎型(せき、はな、のど型) プレミアム対象
- 2011/08/10(水)公開
- 3分56秒
“かぜ”は除外診断。重篤な疾患を除外して初めて診断できるもの。確かにそうなのですが、自信を持ってこれは“かぜ”だといえる病態もあります。「せき、はな、のど」に同時に症状があれば、これは、いわゆる“かぜ”、つまりウイルス性上気道炎。抗菌薬は不要です!
第8回 column3 “かぜ”に抗菌薬は効くのか? プレミアム対象
- 2011/08/10(水)公開
- 4分18秒
“かぜ”に抗菌薬、実は効果があります。え?と思うかも知れませんが、だからといって“かぜ”に一律の抗菌薬を処方することは考えものです。どんな人に、どれくらいの効果があるのかに注目しましょう。NNTの概念で抗菌薬の有用性を検証します
第9回 vol.6 どうする?抗菌薬(B)急性鼻・副鼻腔炎型(はな型) プレミアム対象
- 2011/08/10(水)公開
- 7分49秒
副鼻腔炎自体の診断はそれほどむずかしくないでしょう。しかし、それが「細菌性なのか、ウイルス性なのか」、「抗菌薬は必要なのか不要なのか」については迷うところ。これらを臨床的にどう判断するかを解説します。
第10回 vol.7 どうする?抗菌薬(C)急性咽頭・扁桃炎型(のど型) プレミアム対象
- 2011/09/14(水)公開
- 12分30秒
咽頭炎で頭を悩ませるのは抗菌薬を使うかどうかです。従来は、「A群溶連菌による咽頭炎だけを抗菌薬治療すればいい」と言われてきましたが、今日的にはそれでいいのしょうか?Centorの基準を参考に、誰にどんな抗菌薬を使うか詳しく解説します。
第11回 vol.8 怖い咽頭痛 プレミアム対象
- 2011/09/14(水)公開
- 6分28秒
咽頭痛を訴える患者さんには、ときとして非常に危険な疾患が隠れていることがあります。扁桃周囲膿瘍、そして急性喉頭蓋炎です。これらを見逃さないためのレッドフラッグを覚えましょう。喉頭ファイバーが使えないときのvallecula signも紹介します。
第12回 vol.9 レントゲン撮る?撮らない?(D)気管支炎型(せき型) プレミアム対象
- 2011/09/14(水)公開
- 3分50秒
咳を主体とする気管支炎型の“かぜ”は、肺炎を疑って胸部X線を撮るか撮らないかが悩ましいところです。Diehrのルールなど参考にすべきガイドラインもありますが、医師自身による判断が重要です。どのように考えたらいいのか解説します。
第13回 vol.10 フォローアップを忘れずに! プレミアム対象
- 2011/09/14(水)公開
- 4分41秒
ここまでの話でかなり“かぜ”を見極められようになったと思いますが、それでも除外診断である“かぜ”を100%診断するのは不可能です。よって必要になるのはフォローアップ。「また来てください」だけでなく、具体的な指示をどうしたらいいか、実例を元に解説します。