シリーズ解説
LGBTQsはレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、そしてクエスチョニング‐探求中を含めた性的マイノリティの方々の総称。人口の3~8%にのぼる当事者の方々は、差別や偏見などの社会的要因によって疾病にかかるリスクが高いことがわかっています。また、自身の性や性的指向を安心して表現できないために、受診を避ける方も多くいます。医療者がこうした背景に気付くことは、セクシュアリティを問わず必要な人すべてに適切な医療を提供する第一歩。 このシリーズでは、”性”の多様性に関する基本的な知識、当事者に生じやすい健康問題とその背景を解説。医師個人ができること、施設単位で行える工夫をお伝えします。