診療に役立つLGBTQsの基礎知識(全6回)
シリーズ解説
- 第1回 医療者がLGBTQsについて知るべき理由
- 第2回 性の多様性
- 第3回 LGBTQsの人々に生じる健康格差
- 第4回 医療者ができること、医療機関でできること
- 第5回 事例で学ぶ実際の診療
- 第6回 セクシュアリティに関する社会の変化
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第1回 医療者がLGBTQsについて知るべき理由 プレミアム対象
- 2021/02/17(水)公開
- 8分47秒
LGBTQs-性的マイノリティの当事者は人口の約3~8%といわれ、さまざまな疾患リスクが高いことがわかってきています。適切な医療を提供するために、当事者が置かれている社会的医学的背景を知ることは必要不可欠です。1990年からの30年で、”性”そして”性的指向”と医療の関わり方は大きく変わっています。情報をアップデートしましょう!
第2回 性の多様性 プレミアム対象
- 2021/03/10(水)公開
- 10分40秒
患者さんが性的マイノリティかもしれないと感じたとき、その方がLGBTの何に当てはまるか特定することは診療上無意味です。 重要なのは、診断・治療に必要な情報を聞き取れること。それには、SOGIを理解するのが近道です。 ではSOGIとは何か?今回は、性の多様性について学びます。
第3回 LGBTQsの人々に生じる健康格差 プレミアム対象
- 2021/03/31(水)公開
- 12分10秒
長い間、同性愛をはじめとする性的マイノリティの人々は差別や偏見の対象となっていました。偏見や差別は解消される方向に向かっていますが、いまなお性的マイノリティであることによって健康が阻害されているのも事実です。今回は、当事者の方に起きやすい疾患とリスク、ICDやDSMにおける同性愛や性別違和の定義・治療の変遷を解説します。
第4回 医療者ができること、医療機関でできること プレミアム対象
- 2021/04/21(水)公開
- 10分30秒
当事者の中には、医療機関で自身の性について差別的・否定的対応を受けたことが原因で、受診をためらう方もいます。 安心して受診できること、差別や偏見にさらされる恐れなく診察室で必要な事柄を医師に話せること。この2つを担保して初めて適切な医療を提供することができます。今回は、医師個人ができること、施設単位で準備できることをそれぞれ解説します。
第5回 事例で学ぶ実際の診療 プレミアム対象
- 2021/05/12(水)公開
- 11分58秒
今回はケースを用いてどのように診察を進めるか見ていきます。 34歳男性、不眠と食思不振を主訴に来院しました。話を聞いていくと、陰部にかゆみとできものがあったそうです。梅毒を視野に入れて問診を進めますが、ここで重要なのが聞き方。 性的指向や性自認に配慮した問診の原則を踏まえ、必要な情報を漏れなく聞けるセクシュアルヒストリーの聴取方法を伝授します。
第6回 セクシュアリティに関する社会の変化 プレミアム対象
- 2021/06/02(水)公開
- 9分51秒
最終回は3つのトピックを学びます。ひとつめはセクシュアリティに関する社会の変化。自治体や企業など様々なところでの取り組みを紹介します。ふたつめは医療において画期的な変化といえる、終末期の意思決定。法律上の関係がなくても本人以外の意思決定者に指定できるようになった内容を見ていきます。そして最後に、LGBTQs当事者への偏見が消えない場合の対処やよくある疑問に回答します。