シリーズ解説
経験年数や専門に関係なく、100点満点ではなくても、致命的な見落としがない及第点は取れる。そんな診療ノウハウを簡単に習得できるまったく新しいシリーズが登場しました。その名は「TK式 主訴別アクションフローチャート」。新進気鋭の総合診療医、小林尭広(Takahiro Kobayashi)氏が自ら考案したTK式フローチャートを軸に、それぞれの主訴を診る際に、まず何を想起し、どんな情報をいかにして収集して最適な判断を下すか。患者を前にして取るべき正しいアクションをシンプルかつクリアカットに解説します。上級医が無意識に依っている知識とロジックの核を抽出しミニマムエッセンスとして視覚化・言語化してくれるのがTK式の凄さです。取り上げる主訴は外来でも病棟でも日常的に遭遇する疼痛に関するもの。研修医や若手の先生はもちろんベテランの先生も、目から鱗が落ちる体験をされるに違いありません。