シリーズ解説
2025年に改訂された心不全診療ガイドラインでは、ステージ分類のA(心不全の危険因子を有している状態)、B(無症候性の心不全)の記載が充実し、心不全の早期介入や予防の重要性が示されています。また、心不全治療薬の進歩と「HFrEF」「HFpEF」などに代表される、左室駆出率(LVEF)による分類の充実により、診療プラクティスが大きく変わりました。
本シリーズでは聖隷浜松病院循環器科の齋藤秀輝氏が、ジェネラリストの先生方に向け、全10回で心不全診療のポイントを解説。ガイドライン変更のポイントや薬物療法の使い方・考え方に加え、緩和ケアやリハビリテーション、地域連携などプライマリケアに携わる先生方が知っておきたい知識も網羅します。
早期(ステージA・B)での介入や、難治期(ステージD)の慢性期管理は、ジェネラリストの重要な役割です。ぜひ本シリーズで心不全診療の知識をアップデートし、明日からの診療に活かしてください。