シリーズ解説
女性の更年期障害と比べて認知度が低い「男性更年期障害」。潜在患者数は600万人とも言われ、国の重要方針「骨太の方針」にも明記されるなど、近年、国を挙げて大規模な対策が始まっています。
症状は、性欲減退や勃起障害などの性機能障害だけでなく、不眠や抑うつ、動悸、関節痛など多岐にわたります。そのため、正しい知識がなければ男性更年期障害に気づかないことも少なくありません。また、患者自身も「年のせい」と思い込み、長年不調が改善されないまま過ごしているケースも散見されます。
しかしながら、男性更年期障害は、適切な診断と治療によって十分に改善が期待できる疾患です。このシリーズでは、そもそも男性更年期とは何か、男性ホルモンはどのような働きをしているのかといった基本から徹底解説。具体的な診断方法、効果的な予防策、そして治療の選択肢と注意点まで、実践的な知識を学びましょう。

