講師情報:内田 直樹(うちだ なおき)
各講師の出演しているシリーズを見ることができます。
内田 直樹(うちだ なおき)
医療法人すずらん会たろうクリニック院長 精神科医、医学博士
2003年琉球大学医学部医学科卒業。福岡大学病院、福岡県立太宰府病院を経て、2010年より福岡大医学部精神医学教室講師。福岡大病院で医局長、外来医長を務めた後、2015年より現職。在宅医療・訪問診療の領域における精神科医や認知症専門医の役割について情報発信を行い、認知症とともによりよく生きる社会に向けた活動を行っている。編著に『認知症の人に寄り添う在宅医療』(クリエイツかもがわ)。
出演シリーズ
-
研修医のための精神科ベーシック(全10回) 2024/02/22(木)~
CareNeTVの臨床研修サポートプログラムに「精神科ベーシック」が登場します。精神科特有の病歴聴取や話の聞き方、陰性感情への対応、といった身体科とは異なる精神科で求められるベーシックなスキルをはじめ、統合失調症やうつ病、認知症といった研修医のうちに経験すべき疾患を網羅して解説します。
第1回 精神科概論
第2回 睡眠障害
第3回 統合失調症
第4回 うつ病と躁うつ病
第5回 認知症
第6回 コンサルテーション・リエゾン(せん妄・自殺予防)
第7回 発達障害(神経発達症)
第8回 依存症
第9回 その他の疾患
第10回 精神科の薬について -
ガイドラインから学ぶ高齢者うつ病診療のポイント(全1回) 2021/08/11(水)~
2020年7月に日本うつ病学会が「高齢者のうつ病治療ガイドライン」を発表しました。 同学会が2012年から作成し、オンライン上で改訂を重ねる「日本うつ病学会治療ガイドライン」の高齢者パートの位置づけです。
高齢者のうつ病の場合、成人早期と比べて、診断や治療で考慮すべき点に違いがあります。「高齢者のうつ病治療ガイドライン」では、従来のガイドラインで網羅されていなかった、高齢者のうつ病特有の臨床課題を補完する内容になっています。
高齢者のうつ病診療では、双極性障害、認知症、アパシー、せん妄など、症状がうつ病に似た疾患との鑑別や、薬物療法において副作用や有害事象が生じやすいことに、とくに注意が必要。自殺リスクが高いのも高齢者のうつ病の特徴です。
今回のライブでは、高齢者を専門とする精神科医の内田直樹先生が、「高齢者のうつ病治療ガイドライン」を紹介しながら、臨床医の視点で薬剤の使い方を補足。高齢者のうつ病でほぼ必発する睡眠障害の治療法など、ガイドラインに書かれていない診療のポイントも解説します。
ガイドラインから学ぶ高齢者うつ病診療のポイント -
コロナ禍における認知症アプローチ(全1回) 2021/07/14(水)~
新型コロナウイルス感染症の長期的な流行によって、病院や介護施設における高齢者を取り巻く環境が激変した昨今。認知症医療の新たな課題が浮き彫りになっています。
ワクチン接種が完了しても、感染対策は継続して行わなければなりません。認知症のある人にとっては、マスクや手洗いといった標準的なコロナ感染予防策をすることも簡単でない場合もあり、伝え方にも配慮や工夫が必要です。
さらに、施設で療養中の高齢者は、コロナ感染予防のために家族と長期間会えなかったり、散歩などちょっとした運動もできなかったりなど、日常生活に大きな制限を余儀なくされています。会話や活動の機会が減ることは、身体機能や認知機能の低下に直結します。
「コロナ禍における認知症アプローチ」では、コロナ禍において高齢者が認知症を発症・悪化させないために、医療者や介護者が今できる取り組みを、認知症のスペシャリストの内田 直樹 氏が解説。福岡市で在宅医療や高齢者施設の訪問医療を展開する内田先生が現場で培った実践的な解決策を、明日の診療にぜひ取り入れてみてください。
コロナ禍における認知症アプローチ -
正しい認知症アプローチ(全7回) 2019/10/02(水)~
慢性疾患で長年診てきた患者さんが、最近物忘れがひどくなってきた。そんなとき、あなたは漫然と「認知症」と診断し、薬を処方していませんか? 治らないと思われがちな認知症。しかし、中にはアルツハイマー以外の原因疾患による認知症もあり、きちんと診断して原因を特定できれば、改善可能な場合もあります。ところが、最初の診断を誤り、間違った薬を投与してしまうと、効果がないどころか、さらに悪化することも…。このシリーズでは、認知症を疑った際の正しい診断法、原因疾患ごとの治療や対応を科学的に丁寧に解説します。
第1回 認知症の見立て方
第2回 改善可能な認知症
第3回 せん妄
第4回 4大認知症の病型分類とその特徴
第5回 抗認知症薬と抗精神病薬
第6回 BPSDとその対応例
第7回 診断告知とその後の診療をどう行うか