正しい認知症アプローチ(全7回)
シリーズ解説
- 第1回 認知症の見立て方
- 第2回 改善可能な認知症
- 第3回 せん妄
- 第4回 4大認知症の病型分類とその特徴
- 第5回 抗認知症薬と抗精神病薬
- 第6回 BPSDとその対応例
- 第7回 診断告知とその後の診療をどう行うか
配信中の番組
第1回 認知症の見立て方 プレミアム対象
- 2019/10/02(水)公開
- 14分28秒
「正しい認知症アプローチ」第1回では、みんなの認知症情報学会による「上野流認知症見立て塾」のプログラムで、認知症診療のスタートになる診断のポイントを押さえましょう。認知症の進行スピードを抑えるためには、認知機能障害の重症度を、早期にきちんと評価することが肝心です。
第2回 改善可能な認知症 プレミアム対象
- 2019/10/16(水)公開
- 9分51秒
認知症の約半数は、根治不能なアルツハイマー型認知症です。しかし、認知症になったら仕方がないと諦めるにはまだ早い。アルツハイマー以外にも、約70以上もの原因疾患があり、原因をきちんと特定できれば改善可能な場合もあるのです。見逃しやすい「改善可能な認知症」について内田直樹先生が解説します。
第3回 せん妄 プレミアム対象
- 2019/10/30(水)公開
- 6分40秒
認知症で特に高まる「せん妄」のリスク。認知症になるとせん妄を合併しやすく、突然発症します。せん妄は認知症と症状が似ているため、改善可能にもかかわらず、見逃されることがよくあります。せん妄は認知症でなくても起こりうるので要注意です。
第4回 4大認知症の病型分類とその特徴 プレミアム対象
- 2019/11/13(水)公開
- 17分0秒
今回の「正しい認知症アプローチ」は、代表的な4大認知症の病型分類を内田直樹先生が解説します。認知症は病型によって、経過や抗認知症薬の効果が異なります。「認知症=アルツハイマー」と安易に考え抗認知症薬を処方しても、効果がないばかりか、副作用が出てしまうこともあります。難しい病型診断ですが、典型例を理解し、順序立てて慎重に診断することが重要です。
第5回 抗認知症薬と抗精神病薬 プレミアム対象
- 2019/11/27(水)公開
- 9分12秒
諸外国と比べると、日本では抗認知症薬の使用量が極めて多いのが実態です。しかし、抗認知症薬は一部の患者さんには有効ですが、すべての患者さんに必ずしも効果があるわけではありません。効果が認められないのに投与し続けることで、さまざまな副作用が現れます。認知症状の緩和に用いられる抗精神病薬も、期間を限って使用しないと、死亡リスクが高まるということがわかっています。
第6回 BPSDとその対応例 プレミアム対象
- 2019/12/11(水)公開
- 14分24秒
認知症の人に現れるBPSD(行動・心理症状)のコントロールに困っている先生も多いのではないでしょうか? 今回の「正しい認知症アプローチ」は、BPSDの対応例について内田直樹先生が解説します。「BPSDだ!鎮静剤で落ち着かせなければ」ではありません。BPSDは、周囲の環境に適応できない認知症の人の「言葉にならないメッセージ」であると捉え直す必要があります。
第7回 診断告知とその後の診療をどう行うか プレミアム対象
- 2019/12/25(水)公開
- 9分32秒
患者さんに認知症の診断を告知するときは、気を付けなければいけません。診断に絶望して大きな精神的負荷がかかると、適応障害を来し、状態がさらに悪化することもあるからです。今回は、患者さんのショックをできるだけ和らげるように配慮した告知の仕方について内田直樹先生が解説します。患者さんが希望を持って、QOLを保ちながら暮らせるようにサポートできるようになりましょう。