講師情報:石金 正裕(いしかね まさひろ)
各講師の出演しているシリーズを見ることができます。
石金 正裕(いしかね まさひろ)
国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター/WHO協力センター/AMR臨床リファレンスセンター
2007年 佐賀大学医学部医学科卒。沖縄県立北部病院、聖路加国際病院、国立感染症研究所 実地疫学専門家養成コース(FETP)を経て、2016年より現職。2018年、東北大学大学院医学系研究科 グローバル感染症学講座 感染症疫学分野博士課程修了。新興再興感染症と薬剤耐性のWHO協力センターのfocal pointも兼務。PubMed掲載論文数は100を超える。

出演シリーズ
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感染症クォータリーレポート(全8回) 2025/03/05(水)~
突然、一般市民の社会生活に大きな影響を及ぼすリスクをはらんでいるのが種々の感染症。その最新動向をつかむケアネットライブ新シリーズが始まります。国立国際医療研究センター 国際感染症センターで世界の病原微生物の流行状況を常にウォッチしている感染症専門医・石金正裕氏が、最新の感染症情報と今後の展望を4半期ごとにレポートします。
感染症トレンドを正確に把握し、日常診療にすぐ活かせる知識を手に入れましょう。
感染症クォータリーレポート 2025.1Q 前編
感染症クォータリーレポート 2025.1Q 後編
(以降、公開準備中) -
エムポックスに備えよう! 今わかっている疫学・病態・予防策(全2回) 2024/11/20(水)~
本年8月、エムポックスについて2度目のWHO緊急事態宣言(PHEIC)がなされました。コンゴ民主共和国を中心とするアフリカで感染者が急増。女性や子どもの患者が増えるなど流行の様相も以前とは異なっており今後の状況は予断を許しません。そこで今回のケアネットライブではこのエムポックスについてお伝えします。講師は輸入感染症のエキスパート、国立国際医療研究センターの石金正裕氏です。
今回の流行の特徴は変異株がその中心となっている事。前回はクレードIIbと呼ばれるタイプが主体でしたが現在はクレードIが中心で、これにより男女間・家庭内での感染が拡大しています。クレードIの感染はアフリカ大陸にとどまらずスウェーデンやタイでも確認されています。
2024年3月には石金氏が編集委員を務める『エムポックス診療の手引き 第2.0版』が公表されました。最新の情報を踏まえた疫学はもちろん、病態・感染予防策やマネジメントなどの現時点でわかっていることを石金氏がわかりやすく解説します。ぜひこの機会にエムポックスについて学び、最悪の事態に備えてください。
前編 エムポックスに備えよう! 今わかっている疫学・病態・予防策
後編 エムポックスに備えよう! 今わかっている疫学・病態・予防策 -
サル痘 総説(全1回) 2022/08/24(水)~
2022年5月以降、これまで流行のなかった地域からの報告が増加したサル痘。欧米を中心に89の国と地域で2万7,000件以上の感染が確認され、日本でも4例が報告されています(8月10日現在)。幸い、現在世界で流行しているサル痘は致命率が1%程度と低いタイプですが、今後さらに陽性例が増える可能性も指摘され、臨床現場での備えが欠かせない状況となってきました。 そこで今回のケアネットライブには、国立国際医療研究センター病院に勤務し、同院のWHO協力センターでも中心的役割を果たす感染症専門医・石金正裕氏が登壇。最新のエビデンスに基づき、疫学、感染経路、感染対策、臨床症状、診断、治療、ワクチンなど、あらゆる側面からサル痘についてレビューします。 石金氏によれば、サル痘の診断でもっとも重要なのは疑うこと。その端緒となるのは発疹・発熱・海外渡航歴や性交渉歴などの曝露歴です。また臨床像では、特に口腔内や肛門性器の病変に注意が必要です。疑った場合には、保健所に相談し、皮膚病変などを採取してPCR検査を行わねばなりません。 備えあれば患いなし。ぜひこの機会に正しい知識を身に付け、サル痘に正しく備えてください!
サル痘 総説