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「皮膚疾患は難しい」の常識を覆した!シン診断スタンダード

2025/12/27

表皮水疱症、色素性乾皮症、弾性線維性仮性黄色腫、水疱性類天疱瘡、紅斑性天疱瘡、後天性真皮メラノサイトーシス…


皮膚疾患は3000種類もあると言われ、その分類も複雑です。定番書とされる「あたらしい皮膚科学」(中山書店)にも1500を超える疾患が掲載されているそうです。


皮膚科専門医はそれらの疾患を基本的には皮疹の形状、発現場所、対称性などを見て、触って鑑別・診断するというのですから、その専門性には驚かされます。


非皮膚科医がそれらをすべて覚えておくことはできないし、その必要もないでしょうが、一方で、皮膚疾患ほど見つかりやすい疾患はありません。言うまでもなく、それは皮膚に目に見える形で現れるので、ほかならぬ患者自身が異常に気づくからです。


なので、皮膚科医でなくても、日々患者を診ている臨床医であれば、否応なく皮膚疾患にも遭遇し対応を求められるはずです。その時、どうすればいいか?どこまで診られればいいのか?


そこにフォーカスした番組が「Dr.松田のフローチャート皮膚診断」です。松田先生によれば、非専門医が知っておくべきものは実はそれほど多くなく、ポイントを押さえれば、膨大な数の皮膚疾患の中でそのほとんどを鑑別できるというのです。ダーモスコピーも必要ありません。


番組構成も皮膚科診断の基本的な考え方を説明したうえで、まず皮疹の表面がザラザラかツルツルかで分類し、ザラザラであったなら、次に何を考えるか?というようにフローチャートで進んでいきます。皮膚科医の頭の中にある思考アルゴリズムを、簡素に“見える化”した流れになっているのです。


2023年リリースの番組ですが、視聴した先生方からも大好評で、ある30代の内科勤務医の先生からは「非常にわかりやすく非専門医ですが関心がもてました。今年のベストレクチャーです」と最大級の賛辞をいただきました。


皮膚科診断の考え方は古びることはありません。この先もずっと非皮膚科医のための皮膚科学習コンテンツのスタンダードとして活用いただければと思います。

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