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心音は歌って身につける!Dr.水野メソッドで僕にもできました

2021/03/28

 心音を聴き分ける方法として、「おとっさん・おっかさんメソッド」というのがあるそうです。IV音がある場合「おとっさん」、III音がある場合「おっかさん」のように聴こえるからですが、じゃあ、III音もIV音もある場合は、どう聴こえるの?


 その辺りをわかりやすく教えてくれるのが『Dr.水野のうたう♪心音レクチャー』の第3回


 III音もIV音も聴取できる四部調律は、馬の駆け足のように聴こえることからギャロップ音と言われますが、水野先生によると、心拍がゆっくりだと「おとっさん」のリズムで「ん」が強く聴こえる程度、心拍数が速くなると「タカタタン、タカタタン、タカタタン」、さらに速くなると「タンタタ、タンタタ、タンタタ、タンタタ」となっていく感じだそうです。


 こうやって、文章で書くと何を言ってるのかよくわからないかもしれませんが、動画で音を実際に聴き、テンポを視覚的に見ると、よく理解できます。僕も聴き分けられるようになりましたよ。


 月島のスタジオでの収録の様子を思い出します。夏でした。クールな三つ揃いに身を包んだ水野先生。照明を当てられて熱い中、何度も何度も「タカタタン、タカタタン、タカタタン」とか「タンタタ、タンタタ、タンタタ、タンタタ」とか熱弁している先生を脇で見ていて、「この人、ほとんど歌ってるやん」と思ったものです。


 心音と臓器の異常や疾患を科学的に結びつけるのは知識として頭で覚えることですが、心音を聴き分けられる能力は、理屈ではなく、繰り返して体に身に付けさせるもの。カラオケのように何度も歌っていれば、自然に上手くなるのではないか?


 だから、このタイトルになりました。


 もちろんただ聴き分けるだけでなく、それはどんな病態を示していて、臨床のアクションにどのように生かせばよいかも、別の回でしっかり解説しているのでご安心を。


 ちなみに、この番組のオープニングに美しいジャジーなメロディーが流れるのですが、これは水野先生の友人のプロミュージシャンが作ったオリジナル曲。CareNeTV随一、音楽性が高い番組となっています。

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