コロナ禍を乗り越えた!古さが新しいCareNeTVの看板番組で「しびれ」を学ぶ

2024/03/23

「みなさん、お待たせしましたー!3年ぶりですよねー」


冒頭こんなあいさつで始まるCareNeTVの番組があるんですが、何だかわかりますか?CareNeTVについて多少知っている方なら答えは1つしかありませんよね。そう、林寛之先生による「Dr.林の笑劇的救急問答」です。


2005年から続く「Dr.林の笑劇的救急問答」は、CareNeTVの代名詞ともいえるシリーズ番組ですが、実は、15年目の2020年9月リリースのSeason16で止まっていました。その原因は言うまでもなくコロナ。


この番組は、CareNeTVでは珍しく、撮影クルーが丸ごと東京から福井に赴き、福井大学医学部附属病院の一角をお借りし林先生と門下の先生方と撮影・収録しています。新型コロナパンデミックの間は当然、そんなことはできません。コロナ禍が長引く中、オンラインでの代替案などを幾度となく検討しましたが、納得できる方法が見つからぬまま、3年が経過したというわけです。


今月、最新作Season17の全8回が配信スタートとなりました(ので、今CareNeTVに入会すれば一気見できます!)。コロナ前とまったく同じスタイル、テンションで、Dr.林ワールドをお楽しみいただけます。


3年前のこのコラムでも書きましたが、「Dr.林の笑劇的救急問答」がすごいのは、番組のスタイルが20年前からまったく変わっていないことです。現役の若手医師、医療者による救急現場を模したベタな寸劇。後半は、その先生方に林先生がユーモアたっぷりの授業をします。


笑いの取り方も不変で、どこか”昭和的”。しかし、それが今でもウケ続けているのです。林先生が本当にスゴいのは実はそこ。ウケ続けていることです。


CareNeTVでは、視聴数とは別に部内でユーザー満足度を定期的に調査していますが、「Dr.林の笑劇的救急問答」の新作が出るたび、常に他の作品を圧倒的に凌駕する高い評価となります。昨年9月に開催した「ケアネットまつり」でも林先生が人気投票第1位を獲得。


今、Z世代に80年代90年代の歌謡曲が人気だそうです。テレビドラマではバブル時代と現代のギャップを描いた「不適切にもほどがある!」が大ヒット中。案外、若い人々は古さに新しさを感じ、しびれるのかもしれません。


ここで問題。「Dr.林の笑劇的救急問答 Season17」第1回「しびれ診断のかなめ」から。


「半身のしびれ」を訴える患者に何を考えるか?選択肢は3つ。

① 頭蓋内病変を示唆

② 寝返りしないで側臥位で寝ていた

③ 1985年優勝、日本一!


正解と先生方のリアクションが気になる方は本編でご確認ください。

人気シリーズ