名講義は時を越える!新人研修医が絶賛する18年前の「身体診察」の傑作

2024/08/25

いきなり言ってしまいます。今回取り上げるCareNeTV番組はコレ。古谷伸之先生の「目からウロコ!Dr.古谷の実践!ザ・診察教室」。2006年8月にケアネットDVDとして発売された“ふた昔前”の作品です。


2ヵ月前のこのコラムでも、20年前の浅岡俊之先生の漢方番組のすばらしさをお伝えしましたが、昔の名講義で「今」勉強できるのは、膨大な動画コンテンツに瞬時にアクセスできるデジタル時代ならではですよね。


しかし、今回この古谷先生の番組を掘り起こしたのは、実は僕でありません。今年、総合病院 南生協病院の研修医になったばかりの杉田研介先生です。


背景を少し説明させていただきます。


現在ケアネットでは、全国の医学部、医科大学を通じて医学生が無料でCareNeTVを見ることができる「視聴パス」を提供しています。詳細はこちらをご覧いただければと思いますが、医学生が多数ある医師向けの番組の中から自分に合ったものを探すこと自体が容易ではありません。そこで杉田先生に「ケアネットのアンバサダー」として、個々の番組の医学生に役立つポイントや実際の活用法などを発信してもらっているのです。


杉田先生とケアネットにつながりができたのは、昨年の「ケアネットまつり」(今年も9月21日、22日の2日間開催します!)。まだ医学部6年生だった昨年、「ケアネットまつり」で「視聴パス」のことを知った杉田さんは、臨床実習や卒業試験対策にCareNeTVを活用し始めたそうです。CareNeTVの有効な使い方を自分でいろいろ試してくれた彼こそその任にピッタリと、研修医になってからアンバサダーをお願いした次第です。


その杉田先生が、アンバサダーとして最初に紹介した番組が「目からウロコ!Dr.古谷の実践!ザ・診察教室」。なぜこの番組を推してくれたのかは本人のSNS投稿を読んでもらうのが一番ですが、「初期研修医の先生方はもちろん、医学生の方々にもOSCE対策や実習対策として大いに役立つ内容」と太鼓判。Zoomでの定期ミーティングで「身体診察で知りたいことは、ほとんどこの番組の中にありました。内科のローテーションの間いつも見てましたよ」と熱っぽく語ってくれたのもうれしかったですね。


「でも、古いよねー」と僕が尋ねると、「身体診察は基本的に変わりませんから、古さは関係ないです!」


杉田先生の力も借りながら、これからも「時を越える名講義」を掘り起こして紹介していければと思います。


ちなみに、アンバサダーも若干名密かに募集中ですので、われこそはという方はご連絡ください(研修医限定)。

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