今年もあの2人が帰ってきた!
「えっ、どの2人?」という声が聞こえそうですが、僕にとって「あの2人」といえば、高槻病院の筒泉貴彦先生とマウントサイナイ医科大学の山田悠史先生しかいません。
かつて東京の病院で同僚として共に働き、大阪とニューヨークにそれぞれ拠点を移した後も親交を続け、さまざまな臨床医学教育のアウトプットを生み出し続ける名コンビです。
その代表作が医学書院から発行されている「THE内科専門医問題集」。ケアネットでは医学書院とのコラボレーションで、この書籍をベースとした「THE内科専門医問題集“見るラヂオ”」を配信しています。
「THE内科専門医問題集“見るラヂオ”」の誕生は4年前。日本内科学会の専門医試験実施時期に合わせ、毎週日曜日に全10回。休みの朝にラジオを聴き流すように内科の勉強をしてみませんか?というライフスタイル提案も込めて始めました。
最近ケアネットの配信で定番になりつつある“見るラヂオ”スタイルとでもいうべき収録方法もこの番組がきっかけでしたね。山田先生はニューヨークにお住まいなので当然オンライン収録。ラジオのように軽やかなトークを聴きながら、キースライドはちゃんと「見られる」を基本コンセプトとしました。
番組では、内科の各領域で「THE内科専門医問題集」から毎週2問出題。問題の解説をしたうえで関連する臨床のTipsを紹介していくのですが、上記のコンセプトから、僕は当初からお2人に番組の冒頭と終わりの“雑談“をお願いしました。
これが見事にハマっていて、勉強になるだけでなく、バラエティ番組での芸人のフリートークのように聴いていて楽しいのです。
僕はCareNeTVの番組収録によく立ち会いますが、スタジオでの収録はスライドを確認しながら講義におかしなところがないか集中して聴いていなければならないので、それなりに神経を使います。しかし「“見るラヂオ”」はZoom収録で僕自身も自宅にいますし、休みにくつろぎながらただ2人のトークを楽しんでいる感じです。
今シーズンのライブ配信は、実は来週5月4日の日曜日が最終回。でも残念がる必要はありません。CareNeTVでアーカイブをいつでも見られます。
腰を据えて勉強するというより、ソファでくつろぎながら、あるいは料理や掃除をしながら聴き流し、気になる箇所は画面でスライドをチェックする。そんな学び方がいいのではないかと思います。
未体験の方はぜひ。内科専門医試験を受ける人はもちろん、そうでない人も臨床に役立ちますし、何より楽しい!愉快な2人のベタなトークにきっとハマりますよ。