Dr.岩田の感染症アップグレード-抗菌薬シリーズ-(全6回)
シリーズ解説
- 第1回 抗菌薬投与ココがまちがい!
- 第2回 ペニシリンを知らずして抗菌薬を語るなかれ!
- 第3回 セファロスポリンの落とし穴に気をつけろ!
- 第4回 ST合剤とアミノグリコシドで腕を上げろ!
- 第5回 本当は危ない!ニューキノロンとマクロライド
- 第6回 感染症Q&A
配信中の番組
第1回 抗菌薬投与ココがまちがい! プレミアム対象
- 2006/02/03(金)公開
- 28分0秒
世界標準の感染症マネージメントを知り抜いた岩田健太郎先生が、抗菌薬の選び方、使い方、考え方を一から指導します! 今回は、現在日本で行われている間違った抗菌薬の使い方を通して、抗菌薬を選ぶときや使うときの基本になる考え方を伝授します。
第2回 ペニシリンを知らずして抗菌薬を語るなかれ! プレミアム対象
- 2006/02/03(金)公開
- 28分0秒
ペニシリンと聞いて「そんな古い薬はもう使わない」と思った方、ちょっと待ってください! ぺニシリンは耐性の問題さえクリア出来れば、今でも抗菌力の強い有用な薬です。「ペニシリンで治せる疾患にニューキノロンを使ってしまうのは、爆弾でハエを殺すようなナンセンスな行為です」と語るのは講師の岩田健太郎先生。本来ペニシリンを使用すべき場面に、使用されていないという現状に警鐘を鳴らします。ぺニシリンは他の多くの抗菌薬の基礎となる薬です。使い方、考え方を学ぶことで、多くの抗菌薬に応用でき、これをマスターすれば臨床力が確実にアップします。番組ではペニシリンの特性や岩田先生独自の分類の仕方、ファーストチョイスとして使うべき疾患を詳しく解説します。
第3回 セファロスポリンの落とし穴に気をつけろ! プレミアム対象
- 2006/02/03(金)公開
- 28分0秒
副作用も少なく、比較的気軽に処方しやすい抗菌薬がセファロスポリン。そのせいか、日本には本当に多くの種類のセファロスポリンがあります。岩田健太郎先生は「ある種のペニシリンなど本来あるべき抗菌薬がなく、必要のないセファロスポリンが数多く存在するというのは、日本ならではの忌々しき状況ですね」と嘆きます。さて、そんなセファロスポリンをどう選び、使うべきでしょうか。まず世代でこの抗菌薬を分類するのはやめましょう。世代分類ではこの抗菌薬の作用をうまく分類することができず、“第○世代のセファロスポリン”と覚えると、致命的な失敗につながりかねません。気軽に使えるというメリットが、実は危険な落とし穴になっているのです。今回は岩田流のセファロスポリン分類、使用法からちょっとしたコツまでをご紹介。あんなにややこしかったことがウソのようにスッキリします!
第4回 ST合剤とアミノグリコシドで腕を上げろ! プレミアム対象
- 2006/05/26(金)公開
- 27分59秒
ST合剤とアミノグリコシド・・・そう聞いてもあまりピンとこない方が多いかも知れません。確かにちょっとプロ向きの抗菌薬。どちらも副作用が多く、アミノグリコシドは血中濃度のモニターが必要です。しかし、少なくとも外来で無造作に出されているニューキノロンなどよりも重要な抗菌薬だと、岩田健太郎先生は話します。まずはこの2つがいかに有用な抗菌薬であるかを学んでください。そして、副作用など煩わしい面もありますが、その特徴的な“クセ”を掴んでしまえばそれほど怖いものではないことを知ってください。またこの2つの抗菌薬は、いかに感染症や抗菌薬について熟練しているかを計る手頃な試金石と言ってよいでしょう。是非、この2つの抗菌薬の使い方をマスターして臨床力をアップグレードしてください!
第5回 本当は危ない!ニューキノロンとマクロライド プレミアム対象
- 2006/05/26(金)公開
- 27分59秒
タイトルを見て「えっ」と思った先生はご用心ください。例えばニューキノロン系のレボフロキサシンを、外来で熱のある患者さんに何のためらいもなく出していませんか?あるいは、慢性の咳患者に、マクロライド系のアジスロマイシンを“とりあえず”出していませんか?実はこれらは全て間違った抗菌薬の使い方なのです。「おそらく現在使われているニューキノロンやマクロライドの8割くらいが間違った使われ方をされているんではないでしょうか」と岩田健太郎先生。副作用が少ないから、使い慣れているから、と言って漫然と抗菌薬を出してはいけません。 第5回ではニューキノロンとマクロライド、そして、マクロライドの親戚クリンダマイシンとテリスロマイシンといった抗菌薬の正しい使い方を明解に解説します。
第6回 感染症Q&A プレミアム対象
- 2006/05/26(金)公開
- 28分1秒
番組に参加していただいた研修医の皆さんからの感染症についての質問に岩田先生が答える、一問一答形式のスペシャル番組。「肺炎を治療しても治らない」「偽膜性腸炎のマネジメントは?」「ドラッグフィーバーを考えるのはどんなとき?」「アミノグリコシドってやっぱり怖い」などなど、現場ならではの疑問に岩田健太郎先生が明解回答。明日からすぐに使える感染症マネージメントのノウハウを習得していただけるはずです。
評価一覧
関連シリーズ
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イワケンの「極論で語る感染症内科」講義(全11回) 2015/11/11(水)~
イワケンこと岩田健太郎先生が感染症内科・抗菌薬について極論で語ります。
「この疾患にはこの抗菌薬」とガイドラインどおりに安易に選択していませんか?それぞれ異なった背景を持つ患者にルーチンの抗菌薬というのは存在するはずがありません。抗菌薬が持つ特性や副作用のリスクなどを突き詰めて考え、相対比較をしながら目の前の患者に最適なものを特定することこそが、抗菌薬を選択するということ。イワケン節でその思考法をたたきこんでいきます。
きょく ろん 【極論】
1.極端な議論。また,そのような議論をすること。極言。
2.つきつめたところまで論ずること。
大辞林第3版(三省堂)
※本動画『イワケンの「極論で語る感染症内科」講義』は、丸善出版で人気の「極論で語る」シリーズの講義版です。岩田健太郎先生の著書「極論で語る感染症内科」は2016年1月丸善出版より刊行
書籍は からご確認ください。
第1回 なぜ極論が必要なのか?
第2回 あなたはなぜその抗菌薬を出すのか
第3回 その非劣性試験は何のためか
第4回 急性咽頭炎の診療戦略のシナリオを変えろ!
第5回 肺炎・髄膜炎 その抗菌薬で本当にいいのか?
第6回 CRPは何のために測るのか
第7回 急性細菌性腸炎 菌を殺すことで患者は治るのか
第8回 ピロリ菌は除菌すべきか
第9回 カテ感染 院内感染を許容するな
第10回 インフルエンザ 検査と薬の必要性を考えろ
第11回 HIV/AIDS 医療者が知っておくべきHIV/AIDS診療の今 -
Dr.岩田の感染症アップグレードBEYOND(全9回) 2012/10/10(水)~
2005年に発売されてから今も根強い人気を保つ岩田健太郎先生の「感染症アップグレード」。あれから数年が経過し、感染症を取り巻く状況はどう変わったのか?日本における感染症診療のレベルはどこまで達したのか?最新のトレンドを解説しつつこれからの医師が感染症とどう関わっていくかをDr.岩田こと岩田健太郎先生が解説します。
第1回 抗菌薬の危うい未来
第2回 感染臓器と原因微生物、そして?
第3回 薬理学を武器にせよ
第4回 市中肺炎に潜む罠
第5回 尿路感染を舐めていないか?
第6回 解剖学(アナトミー)で考えるSSTI、骨・関節の感染症
第7回 スピードで勝負する髄膜炎
第8回 実は難しくない院内感染症
第9回 僕たちはそこで何ができるのか? 被災地での感染症対策 -
Dr.岩田のFUO不明熱大捜査線(全13回) 2009/10/23(金)~
非常にコモンな現象にもかかわらず原因が多岐に渡るため、不明熱(FUO)に「これだ!」という診断方法は未だ存在しないのが現状です 外来で見る不明熱の多くは、実は医師のちょっとした思い込み、あるいは病歴や身体診察の軽視によって単純な疾患が見逃されることで起こります。 そこで、「発熱のプロ」岩田健太郎先生が臨床現場の第一線で活躍中の達人ドクターとの対談を通じて不明熱(FUO)診断のヒントを解き明かしていきます。
第1回 外来 case1 ―18歳女性・・発熱・リンパ節腫脹―
第2回 外来 case2 ―72歳男性・・CRPが下がらない―
第3回 外来 case3 ―90歳女性・・8年間繰り返す発熱―
第4回 入院患者 case1 ―56歳男性・・3週間の発熱・腹痛―
第5回 入院患者 case2 ―46歳女性・・皮下結節を伴う発熱―
第6回 入院患者 case3 ―69歳女性・・長期間下がらない熱―
第7回 悪性疾患 case1 ―68歳男性・・3週間続く発熱―
第8回 悪性疾患 case2 ―69歳女性・・皮疹を伴う発熱―
第9回 悪性疾患 case3 ―30歳女性・・長期血球増加の発熱―
第10回 悪性疾患 case4 ―57歳男性・・血小板減少を伴う発熱―
第11回 膠原病 case1 ―84歳男性・・退院間近の不明熱―
第12回 膠原病 case2 ―70歳女性・・上気道症状と不明熱―
第13回 膠原病 case3 ―68歳男性・・紫斑を伴う不明熱― -
Dr.岩田の感染症アップグレード-外来シリーズ-(全7回) 2006/09/08(金)~
大好評の岩田健太郎先生による「Dr.岩田の感染症アップグレードー抗菌薬シリーズー」に続く「外来シリーズ」では、外来診療に役立つ実戦知識を解説します。外来で一番目にする感染症といえば、“風邪”。その風邪に対して抗菌薬を出すか出さないか迷うことはありませんか?でも岩田式気道感染の分類法で、もう迷うことはありません!外来で頭を悩ませる尿路感染や下痢。尿路感染は、男女で全くマネジメントが異なるため、そこを重点的に解説。下痢は、多種多様の原因は突き詰めず、診断の決め手となる病歴の取り方からケアの仕方まで詳しく解説します。その他、近年注目を集める「旅行医学」「STI (性行為感染症)」「HIV」も取り上げます。
第1回 風邪ですね…ですませない、気道感染マネジメント(1)
第2回 風邪ですね…ですませない、気道感染マネジメント(2)
第3回 スッキリ解決!外来の尿路感染
第4回 その下痢に抗菌薬使いますか?
第5回 気分はトラベル!楽しい旅行医学
第6回 外来の最難関 STIに挑戦!
第7回 知らないではすまされない!HIVの基礎知識