総合内科専門医試験オールスターレクチャー 呼吸器(全7回)

シリーズ解説

総合内科専門医試験対策レクチャーの決定版登場!総合内科専門医試験の受験者が一番苦労するのは、自分の専門外の最新トピックス。そこでこのシリーズでは、CareNeTV等で評価の高い内科各領域のトップクラスの専門医11名を招聘。各科専門医の視点で“出そうなトピック”を抽出し、1講義約20分で丁寧に解説します。キャッチアップが大変な近年のガイドラインの改訂や新規薬剤をしっかりカバー。2022年のアップデート情報を追加し、今年の試験対策としても万全です。
呼吸器については、島根大学医学部附属病院の長尾大志先生がレクチャーします。ガイドラインの改訂がとくに顕著な呼吸器領域。疾患の概念や治療方針に関する大きな変更点、新たに採用された診断基準に注目します。



長尾 大志 先生 島根大学医学部地域医療学講座 教授
島根大学医学部附属病院 総合診療医センター/病院医学教育センター/クリニカルスキルアップセンター副センター長

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第1回 慢性閉塞性肺疾患(COPD) オーバーラップ症候群(ACO) プレミアム対象

  • 総合内科専門医試験オールスターレクチャー 呼吸器 | 第1回 慢性閉塞性肺疾患(COPD) オーバーラップ症候群(ACO)
  • 2020/10/21(水)公開
  • 26分0秒

タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じる慢性閉塞性肺疾患(COPD)。2018年のガイドライン改訂により、炎症だけでなく非炎症性機転も重視され、FEV1の数値と合わせて、各症状の程度を加味した総合的な重症度の判断が求められるようになりました。喘息とCOPDを合併したオーバーラップ症候群(ACO)は、COPD全体の10~20%を占め、治療には吸入ステロイドを併用します。増悪した際の治療手順も試験で問われやすいポイントです。島根大学医学部附属病院の長尾大志先生がレクチャーします。

第2回 特発性間質性肺炎(IIPs) プレミアム対象

  • 総合内科専門医試験オールスターレクチャー 呼吸器 | 第2回 特発性間質性肺炎(IIPs)
  • 2020/11/11(水)公開
  • 21分51秒

特発性間質性肺炎(IIPs)は、明らかな原因を特定できない間質性肺炎の総称。主要6疾患と、その他の希少疾患に分類されます。各疾患名だけでなく、対応する病理組織パターンもしっかり確認しておきましょう。中でも重要なのが特発性肺線維症(IPF)。IPFの診断は、病理診断は必須ではありませんが、アルゴリズムに沿って複数の項目をチェックします。他のIIPsと唯一異なるIPF治療のポイントは、ステロイドを使用しないこと。

第3回 咳嗽・喀痰 プレミアム対象

  • 総合内科専門医試験オールスターレクチャー 呼吸器 | 第3回 咳嗽・喀痰
  • 2020/12/02(水)公開
  • 23分20秒

「咳嗽喀痰の診療ガイドライン2019」では、咳嗽と密接に関連している喀痰の項目を新たに追加。咳嗽と喀痰の原因疾患は、急性と慢性に大別されます。狭義の感染性咳嗽、いわゆる風邪には、抗菌薬は不要です。多彩な疾患が鑑別に上がる遷延性・慢性の咳嗽。鑑別診断では、結核や肺癌など危険な疾患を見逃すことなく、後鼻漏の原因となる好酸球性副鼻腔炎や、喘息、胃食道逆流症なども念頭に置きます。
※この番組は2020年3月に収録したものです。新型コロナウイルス感染症については取り上げていません。

第4回 喘息 プレミアム対象

  • 総合内科専門医試験オールスターレクチャー 呼吸器 | 第4回 喘息
  • 2020/12/23(水)公開
  • 18分59秒

変動性を持った気道狭窄や咳などの症状を起こす喘息。これまで明確な診断基準は示されていませんでしたが、「喘息とCOPDのACO診断と治療の手引き2018」に、呼気一酸化窒素濃度(FeNO)値が診断に有効な指標として記載されました。近年の重要な治療方針の変更点は、以前は重症のみに使用されていた抗コリン薬が、比較的初期から吸入ステロイドと併用可能になったこと。重症例に効果的な抗体医薬も増えているので、しっかり押さえておきましょう。島根大学医学部附属病院の長尾大志先生がレクチャーします。

第5回 肺炎 プレミアム対象

  • 総合内科専門医試験オールスターレクチャー 呼吸器 | 第5回 肺炎
  • 2021/01/20(水)公開
  • 20分3秒

市中肺炎、院内肺炎、医療・介護関連肺炎の3つの肺炎が統合された成人肺炎診療ガイドラインが2017年に発表されました。終末期の症例が含まれる院内肺炎と医療・介護関連肺炎を1つの診療群とし、市中肺炎と区別した診療プロセスが示され、終末期における患者の意志やQOLを尊重した治療・ケアのあり方が重要なトピックとなっています。肺炎の種別の重症度スコアリング法や、段階別の治療戦略、適応できる薬剤を解説します。総合内科専門医試験の問題に出やすいポイントを押さえます。

第6回 肺癌 プレミアム対象

  • 総合内科専門医試験オールスターレクチャー 呼吸器 | 第6回 肺癌
  • 2021/02/10(水)公開
  • 22分40秒

今回は非小細胞肺癌について長尾大志先生が詳しく解説します。肺癌については新規薬剤の開発が盛んで、それに伴ってガイドラインもオンラインで頻繁に更新されています。まずTMN分類で、手術、放射線治療、または薬剤治療のどれを採用するか適応判断。キナーゼ阻害薬や免疫チェックポイント阻害薬の登場によって、生存期間の延長が見込めるようになりました。副作用に耐えられるか、患者さんの体力も考慮しながら使用できる薬剤を選択します。

第7回 アップデート2022 プレミアム対象

  • 総合内科専門医試験オールスターレクチャー 呼吸器 | 第7回 アップデート2022
  • 2022/04/27(水)公開
  • 27分32秒

呼吸器内科領域のアップデート情報を長尾大志先生が解説します。気管支喘息ではガイドラインの治療ステップが変更になり、トリプル製剤の使用が推奨され、抗IL-4受容体α鎖抗体製剤がステップ3から使用できるようになりました。COPDではガイドライン新版の概要や全身の併存症の変更点、特発性間質性肺炎では新しい疾患概念である特発性肺線維症(IPF)の診断や抗繊維化薬の使い方などを紹介します。

評価一覧

★★★★★
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4.3(29)
★★★★★
★★★★★
2024/11/07(木)
40代
勤務医
消化器内科
個人的に、講義形式の方が頭に入りやすいため、本当に助かりました。知識の整理になりました。
★★★★★
★★★★★
2024/01/01(月)
30代
開業医
糖尿病・代謝・内分泌内科
わかりやすい 
★★★★★
★★★★★
2022/09/12(月)
40代
勤務医
内科
2022年総合内科専門医試験を受けましたが、傾向が違いました。アップデート問題はゼロでした。問題も細かくて、非定形抗酸菌症に使用しない薬剤を選べが2問も出ました。なかなか出る問題を予想するのは難しいのだと思います。
★★★★★
★★★★★
2022/08/14(日)
30代
勤務医
感染症内科
分かりやすかったです!
★★★★★
★★★★★
2022/06/20(月)
30代
勤務医
循環器内科
内容が絞られており、さらに「試験ではここまでは問われない。」と明言されるので非常によい。

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DVD

総合内科専門医試験オールスターレクチャー 呼吸器 総合内科専門医試験オールスターレクチャー 呼吸器
発売日 2021/04/20(火)
価格 4,950円(税込み)

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