ケースメソッド腎障害(全6回)

シリーズ解説

患者数が増加しているにもかかわらず、専門医が不足しているため、一般内科医も対応に迫られることが多い腎領域。この番組では、行徳総合病院腎臓内科の村澤昌先生が、そのような場面で腎障害にどのようにアプローチしたらよいか実臨床の流れに基づいてレクチャーします。 講義は、救急外来・一般外来・入院病棟の3つのセッティング別に構成。検尿異常の精査目的での受診やCKD患者の他科入院、AKIや急速進行性糸球体腎炎といった全身管理が必要な疾患など、豊富な症例を取り上げます。複雑と思われがちな腎疾患ですが、大切なのは、教科書的な知識を網羅することではなく、患者を目の前にしたときに、迅速に診断と治療を進められるかどうか。 「まず行うべき初期対応は?」「検査結果を待つ間に何をする?」とるべきアクションをケースで考えることで、臨床現場で実践できる必要十分な対応力が身につきます。

村澤 昌 先生 行徳総合病院 腎臓内科

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第1回 救急外来編(1) プレミアム対象

  • ケースメソッド腎障害 | 第1回 救急外来編(1)
  • 2024/06/13(木)公開
  • 11分16秒

救急外来編のゴールは、初期対応、診断につながる検査、初期治療ができるようになること。今回は、全身倦怠感と尿量低下で救急搬送となった60代男性、腎前性腎不全と診断され補液するも改善がみられなかった70代男性の2症例を取り上げます。高度腎障害をみたときに重要なのは、腎形態の評価。萎縮があるかどうか、必ず確認しましょう。

第2回 救急外来編(2) プレミアム対象

  • ケースメソッド腎障害 | 第2回 救急外来編(2)
  • 2024/06/20(木)公開
  • 20分47秒

第2回では、さまざまなAKIのパターンや緊急血液透析の適応について学びます。骨粗鬆症に対しビタミンD製剤を内服中の患者、長年の降圧薬内服歴のある患者など、高頻度で遭遇するケースはもちろん、比較的頻度は少ないが必ず知っておくべき病態も紹介。体液量、血圧、腎機能推移の評価ポイントを押さえ、AKIの対応をマスターしましょう。

第3回 一般外来編(1) プレミアム対象

  • ケースメソッド腎障害 | 第3回 一般外来編(1)
  • 2024/07/18(木)公開
  • 11分59秒

今回からは一般外来編。まずはCKDの原因を整理します。頻度が高いのは、高血圧性腎硬化症と糖尿病性腎臓病。講義では、高血圧・糖尿病で内服治療中に腰痛に発熱・悪寒も加わり一般外来を受診した60代女性のケースを深堀りします。この症例を通じて尿検査で確認すべき項目や、血糖降下薬選択時の注意点を学びましょう。

第4回 一般外来編(2) プレミアム対象

  • ケースメソッド腎障害 | 第4回 一般外来編(2)
  • 2024/07/25(木)公開
  • 9分51秒

まずはCOVID-19肺炎の症例を通して、腎障害患者への薬剤投与について学びます。腎障害患者には投与量を減らす必要がある薬剤が多くありますが、減量不要なものでも油断は禁物。腎臓以外の合併症に注意しましょう。後半は、寝たきりの高齢男性の症例から、近年増加している透析の非導入、見合わせという選択肢CKM(保存的腎臓療法)について解説します。

第5回 入院病棟編(1) プレミアム対象

  • ケースメソッド腎障害 | 第5回 入院病棟編(1)
  • 2024/08/22(木)公開
  • 10分23秒

最後は入院病棟編。CKD患者が他疾患で入院した際の注意点や腎機能悪化を防ぐ工夫について学びます。まずCKD管理の8つのポイントを丁寧に解説してからケースに進みます。症例は多発性嚢胞腎によるCKD患者。事故で骨折し手術することに。食事や術前抗菌薬はどうすべきか、術後の腎機能低下にどのように対応するか考えてみましょう。

第6回 入院病棟編(2) プレミアム対象

  • ケースメソッド腎障害 | 第6回 入院病棟編(2)
  • 2024/08/29(木)公開
  • 8分27秒

最終回は2つの症例から担がんCKD患者の管理、CKDとポリファーマシーの関係を学びます。まずは担がん患者に注意が必要な薬剤と抗がん剤による腎障害について。2症例目ではなぜCKD患者は処方薬数が増えてしまうのか具体例を交えながら解説します。薬剤の副作用に新たな薬剤で対処する悪循環を引き起こさないよう、定期的な処方の見直しを心がけましょう。

評価一覧

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4.6(14)
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2024/09/01(日)
60代
開業医
内科
ポイントをくり返し指摘して下さるので内容が掴みやすく、ためになります。
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2024/08/22(木)
40代
勤務医
消化器内科
わかります
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2024/07/23(火)
60代
開業医
内科
非常にわかりやすい。話し方がよくて快適に聴ける。 疲れている時でもながら勉強できます。
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★★★★★
2024/07/10(水)
50代
勤務医
神経内科
大変良くまとまっている、具体的な症例を通して鑑別して原因 対処法を解説
★★★★★
★★★★★
2024/07/02(火)
20代以下
研修医
臨床研修医
とても分かりやすいです。

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