急性脳梗塞・血栓回収療法マニアックトーク2(全6回)
シリーズ解説
- 第1回 Combined Technique
- 第2回 M2閉塞へのアプローチ
- 第3回 ADAPT:血栓吸引術
- 第4回 ATBI:動脈硬化性病変
- 第5回 血栓除去デバイスSolitaire
- 第6回 ガイディングカテーテルの誘導
奥村 浩隆 先生 佐々総合病院脳神経外科 脳神経血管内治療担当医 新座志木中央総合病院 脳神経血管内治療科 部長 脳卒中・血管内治療センター センター長
配信中の番組
第1回 Combined Technique プレミアム対象
- 2021/07/07(水)公開
- 57分5秒
初回はステントレトリーバーとアスピレーションカテーテルを組み合わせて血栓を捕捉するCombined Techniqueについてです。「ARTS」「CAPTIVE」「SAVE」「ASAP」の4種類に分けられるCombined Techniqueは、実際の現場ではどのように使い分けているのか。兵庫医科大学 脳神経外科の症例をもとに、白川 学先生にお話しいただきました。
第2回 M2閉塞へのアプローチ プレミアム対象
- 2021/07/21(水)公開
- 57分31秒
M2閉塞における血栓回収療法は、複数のRCTのメタ解析やコホート研究で有効であったと報告されており、適応が広がりつつあります。しかし一方で、脳出血の発生率を上昇させるとの報告もあり、M2閉塞に血栓回収療法を行う際には安全性の確保が重要です。 M2閉塞をいかに安全に開通させるか、そのポイントとして挙げたPass回数、M1の屈曲度、血管径に合ったデバイス選択について、白川 学先生の実際に経験した症例をもとに、奥村先生とディスカッションします。
第3回 ADAPT:血栓吸引術 プレミアム対象
- 2021/08/18(水)公開
- 51分6秒
吸引カテーテルを血栓の近くまで挿入して血栓を直接吸引するこの術式では、ICA(内頸動脈)のサイフォン部と言われる折れ曲がった部位へのアプローチが困難でしたが、Penumbraカテーテルの導入によりかなり容易になりました。 血栓吸引術の強みは「血栓手前で勝負できる」ことと今井先生は語ります。その強みを最大限に活かすためにも、吸引カテーテルの製品ごとの特性や操作性を理解し、病変の血管解剖や血行動態を把握することが大切です。
第4回 ATBI:動脈硬化性病変 プレミアム対象
- 2021/09/01(水)公開
- 50分31秒
動脈硬化性病変は、狭窄部位の前後に多量の血栓が形成されるもの、 心原性塞栓が狭窄部位で引っ掛かるもの、さらには塞栓症のみの場合などがあり、 造影画像だけでは鑑別が難しく治療方針が立てづらい病変です。 血栓除去か、狭窄を広げる術式か、迷ったときには血栓回収術を優先したいという点は、今井先生も奥村先生も同意見。 塞栓症か狭窄か難しい症例や、頭蓋内PTAを行った症例などを紹介します。
第5回 血栓除去デバイスSolitaire プレミアム対象
- 2021/09/22(水)公開
- 46分9秒
急性期脳梗塞に対するステント型リトリーバーを用いた血管内治療はその有効性が確立されていますが、複数あるデバイスの選択基準や優劣に関しては統一された見解がありません。 そこで大島先生が独自に行った実験が疑似血栓を同じ力で両方から取り合う“ステント相撲”。この実験動画は必見です。 しかしステンド相撲に勝ち残った最強デバイスは、一方で血管内皮に侵襲的という両刃の剣の可能性があります。大島先生が実際に行っているSolitaireの特徴を活かした安全確実なテクニックについて、詳しくお話しします。
第6回 ガイディングカテーテルの誘導 プレミアム対象
- 2021/10/06(水)公開
- 58分33秒
主に大腿動脈からアプローチする場合のガイディングカテーテル誘導についてディスカッションします。 まず基本でありとても重要な点は「胸部のワーキングアングルを少し左側に振る」こと。そうすることで、動脈の分岐点が圧倒的に見えやすくなることは、図解で一目瞭然です。 そのほか、鋭角な血管の分岐点でガイディングカテーテルを上げていくとき、誘導困難例に対応するときの細かなテクニックなど、微細にわたりわかりやすく解説します。
評価一覧
関連シリーズ
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脳血管内治療STANDARD(全10回) 2020/05/31(日)~
脳血管内治療は、昨今の需要の高まりで脳神経外科医が身につけるべき必須のスキルになりつつあります。
「脳血管内治療STANDARD」では、この分野の第一人者である吉村紳一先生、兵庫医科大学の講師陣が、脳血管内治療における器材のセットアップから術式ごとの手技のポイント、周術期管理までをレクチャー。現在の脳血管内治療の標準となる知識と技術を網羅しています。
脳血管内治療が適応となる代表的な4つの疾患、脳動脈瘤・頸動脈狭窄症・頭蓋内動脈狭窄症・急性期脳梗塞で、吉村先生が手術室から実際にフローダイバーターなどの手術を行いながら解説しているのも特徴です。
この番組は、メジカルビュー社から刊行されている『脳血管内治療 スタート&スタンダード』と連動しています。実際の手術映像で同書の内容をよりリアルに学ぶことができます。
書籍は
第1回 病気と治療法について
第2回 脳血管内治療のセットアップ
第3回 治療に必要な血管解剖
第4回 穿刺とガイディングカテーテル
第5回 急性期脳梗塞
第6回 脳動脈瘤(コイル塞栓術)
第7回 脳動脈瘤(フローダイバーター)
第8回 頚動脈狭窄症
第9回 頭蓋内動脈狭窄症
第10回 周術期管理 -
急性脳梗塞・血栓回収療法マニアックトーク1(全8回) 2020/04/01(水)~
急性期脳梗塞に対する血栓回収療法は、近年たくさんの患者の予後改善に寄与し、今、脳神経外科領域でもっとも注目されている手術だと言えます。しかし、技術革新が著しい分野だけに、術者によってアプローチや考え方はさまざまです。
この番組では、血栓回収療法の手技やデバイス、テクニックに的を絞り、血管内治療のエキスパート同士が互いの考え方ややり方を披露。専門医試験対策にもなるRCT・画像診断の解説を交え、血栓回収療法術者のスキルアップ、レベルアップを図ります。
昭和大学脳神経外科 奥村 浩隆先生がMCとして、各回のテーマで特出したエキスパートをゲストに招き、学会では話せない細部の細部まで“こだわり”を語り尽くします。
第1回 TrevoのPush and fluff technique
第2回 治療困難症例への対応
第3回 Lesion cross:ガイドワイヤーの誘導と血栓位置
第4回 時間短縮(DP2)
第5回 時間短縮(手技)
第6回 Tandem Occlusionに対するアプローチ
第7回 押えておくべき重要なRCT
第8回 画像診断のポイント