Dr.金井のCTクイズ 初級編(全12回)

シリーズ解説

CTは現代の医療でもはや必須の診断機器になっています。読影は放射線医の専門領域ですが、一般医が日常診療を行ううえで、ここまでは読める必要があるという部分があります。この番組では、放射線医で救急医でもある金井先生が、臨床の最前線で経験したそのような実症例をピックアップし、読影のポイントを細かく解説していきます。
初級編では、救急領域で必ず出合う“これを知らないと当直できない”メジャーな疾患から出題。ナビゲーターのトモコ先生と一緒に、CT所見のクイズを解きながら、基本をしっかり押さえていきましょう。





金井 信恭 先生 東京北医療センター 副センター長・救急科科長・医療技術部長・臨床研修センター長/聖マリアンナ医科大学 救急医学非常勤講師

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第1回 頭部メジャー疾患の「非典型例」を押さえる プレミアム対象

  • Dr.金井のCTクイズ 初級編 | 第1回 頭部メジャー疾患の「非典型例」を押さえる
  • 2021/04/21(水)公開
  • 11分46秒

患者さんは、2〜3日前から続く頭痛で来院した女性。主訴と頭部CTから、原因疾患を突き止めます。メジャーな疾患では典型例だけでなく、非典型例の特徴も押さえておくことがポイントです。

第2回 頭部CTの評価が次のアクションを左右する プレミアム対象

  • Dr.金井のCTクイズ 初級編 | 第2回 頭部CTの評価が次のアクションを左右する
  • 2021/05/12(水)公開
  • 8分18秒

3時間半前から急に右半身に麻痺を起こし、家族に連れられて来院した患者さん。このようなケースでは、病態によって治療の適応が変わってくることもあるため、頭部CTで診断を付けるだけでなく、病態を的確に評価することが重要になります。その方法とは?

第3回 発熱、咳の胸部CTでまず気を付ける所見 プレミアム対象

  • Dr.金井のCTクイズ 初級編 | 第3回 発熱、咳の胸部CTでまず気を付ける所見
  • 2021/05/26(水)公開
  • 6分22秒

咳、痰が1ヵ月以上続き、発熱がある高齢の男性。このような患者の胸部CTを診る際、まず気を付けるべき所見があります。絶対に見落としてはいけないこの重要所見を目に焼き付けてください。

第4回 肺の陰影分布で疾患を絞り込む プレミアム対象

  • Dr.金井のCTクイズ 初級編 | 第4回 肺の陰影分布で疾患を絞り込む
  • 2021/06/09(水)公開
  • 7分9秒

肺のCTは陰影の分布から原因疾患を絞り込めるケースが多くなります。発熱、呼吸困難と食欲不振を訴える高齢の男性。陰影の分布からいくつか鑑別疾患を挙げ、確定診断につながる他の検査を行います。

第5回 正しく撮られてなければ見つけられない プレミアム対象

  • Dr.金井のCTクイズ 初級編 | 第5回 正しく撮られてなければ見つけられない
  • 2021/06/30(水)公開
  • 10分26秒

飛行機で長距離移動中に右ふくらはぎに痛みが出現した女性。呼吸困難感もあり帰国後に救急外来受診しました。真っ先に疑われるのはロングフライト血栓症。このような場合、緊急のCT検査を行いますが、この疾患の読影のために重要なのは、まず正しいプロトコルでCTが撮像されていること。なぜか?その理由と血栓の見つけ方を学びます。

第6回 造影CTで病態分類までしてコンサルト プレミアム対象

  • Dr.金井のCTクイズ 初級編 | 第6回 造影CTで病態分類までしてコンサルト
  • 2021/10/13(水)公開
  • 12分43秒

今回取り上げるのは一刻を争う急性疾患。腹痛と腰背部痛に加え、左上肢麻痺など複数の症状を訴える男性。単純CTで原因疾患を診断できたら、造影CTで病態を分類し、合併症の有無を見極めることがポイントです。それらの情報を専門医に素早くコンサルトできるか否かが患者の予後を大きく左右します。

第7回 CT画像から患部のサイズを正しく計測 プレミアム対象

  • Dr.金井のCTクイズ 初級編 | 第7回 CT画像から患部のサイズを正しく計測
  • 2021/10/27(水)公開
  • 9分14秒

腰背部痛を訴え、ショック状態で救急搬送された女性。単純CT画像の所見から、緊急性の高い腹部の疾患であることが判明します。今回の疾患は、CT画像から患部のサイズを計測することがポイント。正しい位置で計測し、指標を使って病態を判断し、予後予測を行います。

第8回 多彩な腹痛症例を画像で見分ける プレミアム対象

  • Dr.金井のCTクイズ 初級編 | 第8回 多彩な腹痛症例を画像で見分ける
  • 2021/11/10(水)公開
  • 17分35秒

腹痛はさまざまな原因疾患が疑われます。今回は消化管に関する疾患から複数のクイズを出題し、多彩な腹痛症例の鑑別に挑戦。似た症状のそれぞれの疾患について特徴的な画像所見を確認し、腹部CTの読影に強くなります。

第9回 覚えておきたい特徴的な所見 プレミアム対象

  • Dr.金井のCTクイズ 初級編 | 第9回 覚えておきたい特徴的な所見
  • 2022/01/12(水)公開
  • 12分47秒

強い腹痛と頻回嘔吐のある高齢の男性。単純CTと造影CTで診断します。鳥のくちばしや花のブーケに見立てられた特徴的な所見がポイント。今回取り上げる疾患は、血流が障害されるため、進展度によって造影効果にも変化が現れます。段階別のCT所見の違いを押さえましょう。

第10回 微細な所見を見落とさないための読影テク プレミアム対象

  • Dr.金井のCTクイズ 初級編 | 第10回 微細な所見を見落とさないための読影テク
  • 2022/01/26(水)公開
  • 12分54秒

救急外来で「なんとなくお腹が痛い」と控えめに訴える高齢の男性。しかし、このような主訴でも致死率の高い疾患の場合もあるので軽視できません。危険な疾患を念頭に置き、その疾患に特徴的ないくつかの所見を想定して、CTの読影に臨むことが重要です。細かい所見を見落とさないために、画像の階調調整やThin Sliceを駆使します。

第11回 肝周辺に腹水、注意すべきCT所見は? プレミアム対象

  • Dr.金井のCTクイズ 初級編 | 第11回 肝周辺に腹水、注意すべきCT所見は?
  • 2022/02/16(水)公開
  • 12分53秒

上腹部に痛みを訴え、冷や汗をかき、血圧が低下している、見るからに危険な状態の高齢の女性。エコーで肝周辺に腹水を確認しました。このようなケースで単純CTを見る際に注目すべきは、腹水中の血液の状態。ポイントはCT値の計測です。その後、血行動態を把握するために、「ダイナミック造影CT」を撮像します。

第12回 後腹膜腔の炎症の広がりを立体的に捉える プレミアム対象

  • Dr.金井のCTクイズ 初級編 | 第12回 後腹膜腔の炎症の広がりを立体的に捉える
  • 2022/03/09(水)公開
  • 13分12秒

今回取り上げるのは、アルコール性疾患に顕著に見られる画像所見です。大量に飲酒後、心窩部に痛みが生じた30代の男性。炎症の進展度と、患部の造影不良域の組み合わせによって、重症度を判定するところがポイント。複雑な後腹膜腔の構造を、シェーマとCTで立体的に理解します。

評価一覧

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4.5(48)
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2024/01/16(火)
30代
勤務医
内科
良い復習になります
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2023/11/01(水)
60代
勤務医
外科
勉強になった。
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2023/04/21(金)
50代
勤務医
救急科
画像のみならず疾患の説明、周辺知識まで非常にシンプルにまとめて頂いています。忘れかけた頃に何度も繰り返し観ています。
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2023/04/20(木)
60代
勤務医
内科
専門が循環器なので初級でもとても勉強になりました
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2023/04/20(木)
30代
勤務医
内科
実際の症例の臨床像と画像が対比できるので勉強になります。

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DVD

Dr.金井のCTクイズ 初級編 Dr.金井のCTクイズ 初級編
発売日 2022/05/17(火)
価格 13,200円(税込み)

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