配信中の番組
第1回 イントロダクション プレミアム対象
- 2025/06/12(木)公開
- 34分4秒
「お腹が痛い」と聞けば、すぐに「何の病気だろう?」と考えるのが普通ですよね。しかし、その思考こそが思わぬ診断の落とし穴になることも。高橋先生の診断アプローチがユニークなのは「病名」を探す前に、「身体の中で一体何が起こっているのか?」という本質的なメカニズムを考えること。第1回では、25歳女性の症例を通じて、このシリーズに通底する診断の考え方をお伝えします。
評価一覧
60代
勤務医
内科
素晴らしい!
疾患でなく病態を考えろ!正にその通り!
今までのありきたりの教科書通りの疾患別の講義にない斬新な思考!まさにこれだ!ありがとう!
次からの講義楽しみに待ってます!
50代
勤務医
神経内科
臨床推論の基本やバイアスをテンポ良く解説しています。わかりやすくて良かったです。
20代以下
医学生
臨床推論で役に立つ頭の使い方が分かるようになります。
単に鑑別疾患を覚えて目の前の患者がどの病気かを考える知識偏重型の当てはめ推論を脱して、詳細な病歴聴取から基礎医学を駆使しつつ病態の本質に迫る柔軟な臨床推論方法が学べます。
説明も非常に分かりやすく、話のテンポも良く、引き込まれる講義でした。続きが待ち遠しいです。
今後の配信予定
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2025/07/03(木)
第2回 病態生理から腹痛の性状をとらえる
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2025/07/24(木)
第3回 病態生理から腹痛の発症様式をとらえる
数多くの研修医に症候学を教えてきた高橋良先生が、もっともコモンな症状である「腹痛」に焦点を当て、痛みが生じるメカニズムから診断を導き出す手法を提案します。
まずは何気なく行っている普段の診察を見直すところから。 「OPQRST」は痛みの問診で役立つフレームですが、漫然と使っているだけでは聞き漏れをなくす以上の価値は生まれません。「その痛みはなぜ起こっているのか?」にフォーカスし、病態から見極めるために使うことでその真価が発揮されます。
身体診察では、病態と症状がつながれば、痛がる患者のどこに注目すべきかがわかります。むやみに数多くの鑑別疾患を挙げていくのではなく、身体の中で何が起きているかをイメージすることで、患者の些細な動作1つから、1分で腹膜炎を見抜くことも可能です。
高橋流のアプローチは、学生時代に得た解剖学や生理学といった知識を実臨床に生かすことでもあります。
点と点がつながっていく面白さをぜひ体験し、一生使える診断の武器を手に入れましょう。