マッシー池田の神経内科快刀乱麻!(全6回)
シリーズ解説
- 第1回 どうしてキライ?神経内科
- 第2回 頭痛の診断にCTは役に立たない?
- 第3回 発熱・頭痛、それってホントに風邪?
- 第4回 えっ!シビレの診断 それだけでいいの?
- 第5回 神経変性疾患大嫌いのあなたに挑戦!
- 第6回 意識障害 CT or not CT?!
配信中の番組
第1回 どうしてキライ?神経内科 プレミアム対象
- 2004/11/18(木)公開
- 25分58秒
誰も調べたことはないけれど、プライマリケア医に最も「苦手」で「きらい」な科を尋ねたら、常に神経内科はそのトップを争うのではないでしょうか。学生時代に点数が取れなかったいやな思い出を持つ方もたくさんいらっしゃることでしょう。「マッシー池田の神経内科快刀乱麻!」の第1回はまず、どうして神経内科が医師の間で「苦手」と思われているのか、池田正行先生がその理由と背景を分析、そしてそれらの多くは誤解であり、克服できることを証明します。
第2回 頭痛の診断にCTは役に立たない? プレミアム対象
- 2004/11/18(木)公開
- 27分59秒
「このタイトルを見て『そんなことあたり前じゃないか』と思う方は、見ていただかなくて結構。」と語るのは、切れ味の鋭い講義が評判の池田正行先生。確かに私たちは、日々漫然とCTを撮ってしまっているのが現状かもしれません。しかし、“頭痛ですか?ではCTでも撮りましょう”という安易な考え方が、日本に必要以上に多くのCTをもたらし、医療費を圧迫する大きな原因の一つになっているのだと池田先生は指摘します。それでは頭痛、例えば、くも膜下出血を疑うような頭痛の患者さんが来院したとき、プライマリ・ケアとしてはどう対処すればいいのでしょうか? 頭痛を引き起こす疾患は無数にあり、一つ一つを鑑別することは難しいかも知れません。しかし、少なくとも見落としてはいけない疾患、命に関わるような病気には機敏に反応できる技術を持っておきたいもの。そんな疑問をマッシー池田先生が一刀両断します!
第3回 発熱・頭痛、それってホントに風邪? プレミアム対象
- 2004/11/18(木)公開
- 27分59秒
「熱が出て頭が痛いんです」そんな患者さん、日々何人もの患者さんが来院されることでしょう。そんな時、「風邪ですね。お薬を出しておきましょう」と簡単にすませていませんか? もちろん多くの場合、風邪であることがほとんどなのですが、似たような症状でも実は、髄膜炎やくも膜下出血、慢性硬膜下血腫、脳出血、側頭動脈炎などの急を要する疾患であったり、あるいは緑内障ということも、無きにしもあらずなのです。かといってこれらの病気の症候を丁寧にとったり、ましてや神経学的所見をひとつ一つとるなんて「非現実的!」と思われることでしょう。それでも、やはり髄膜炎くらいは最低限見逃さないようにしなくてはなりません。 今回も池田正行先生がそんな疑問にお答えします。すべての疾患を完璧にルールアウトというわけにはいきませんが、忙しい外来診療の中でどうやって診察を絞り込み、短時間でどう実践するか、数々のデータに基づき現実的な診察の流れを伝授します。
第4回 えっ!シビレの診断 それだけでいいの? プレミアム対象
- 2005/02/24(木)公開
- 28分0秒
「手がしびれるんですけど」「なんか足がしびれてチクチク痛むんですけど」などとシビレを訴える患者さんは、意外とたくさんいらっしゃいます。些細な症状かもしれませんが、いざ鑑別診断となると、その原因はさっぱり!? 教科書をひも解いて『しびれ』を調べても、原因となる疾患は星の数ほどあります。今回もそんな難問をマッシー池田が一刀両断!プライマリ・ケア医が『しびれ』と聞いて頭に浮かべる疾患は、なんと4つだけでいいのです。もちろん、これらの疾患を鑑別するのは「病歴」です。決して難しい診察手技や検査はいりません。この番組を見ればきっと、「へぇ~、それだけでいいんだ!」と思わず膝を叩くことでしょう。
第5回 神経変性疾患大嫌いのあなたに挑戦! プレミアム対象
- 2005/02/24(木)公開
- 28分0秒
今回の「マッシー池田の神経内科快刀乱麻!」のテーマは、プライマリ・ケアに従事されている皆様がもっとも苦手で、できれば見て見ぬふりをしてやりすごしたいのではないかという「神経変性疾患」です。パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症など、「専門の先生に任せれば・・・」と言うなかれ。早く診断して一刻も早くサポートの場へ導くのがプライマリ・ケア医の役目です。診断には、神経診察も、血液や画像の検査も要りません。「病歴」だけで診察できるのです。そして、そのキーワードは『リカちゃんハウスとプラレール』。 「何のこっちゃ?」とお思いの方はぜひ切れ味が鋭いと評判の番組をご覧ください。「神経変性疾患」の診断は簡単だ!とお分かりになるでしょう。
第6回 意識障害 CT or not CT?! プレミアム対象
- 2005/02/24(木)公開
- 28分0秒
学生のころは、いつかBMJやNatureに論文を載せてやる!と希望と向学心に燃えていたあなた。しかし、日ごろ臨床の現場で忙しく患者さんと接していると、研究だとか、論文だとか、そんなものとは縁遠くなってしまうのが現実でしょう。でも諦めることはありません。あなたもBMJに論文が書けます!今回のテーマ 「意識障害CT or not CT?!」は、池田正行先生が多忙な臨床の合間に発表した論文の一つ(2002年BMJ掲載)を基に構成していますが、その発想の原点から研究方法までも合わせてご紹介します。プライマリ・ケア医でも論文は書けます。いえ、むしろ臨床の現場にいるからできる研究がたくさんあるのです。