シリーズ解説
「Dr.須藤のやりなおし輸液塾」から12年。「輸液の名講義」と言えば須藤先生、「須藤先生」と言えば輸液の名講義、と言っても過言でないくらい、輸液講義のエキスパートであることが知られています。その須藤博先生が満を持して輸液の新番組!
今シリーズでは“大盤”を使って解説します。大盤解説とは将棋盤などを模した大きなパネルを使って戦況・戦局を解説すること。そしてこの番組は「輸液」大盤解説。大盤には、実際の症例の検査数値が時系列に並べられていきます。その状況を見ながら、どのように輸液をセレクトし、治療を進めているのかを須藤先生自らが実況し、解説していきます。すなわち須藤先生の思考の過程をつぶさに見ることができるのです。
前半は、輸液に関する基礎を講義します。後半は、実症例を基に輸液の大盤解説を行います。
ひふみんよろしく、須藤先生の着物姿も見逃せません。
同シリーズの番組
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2020/07/29(水)公開
第1回 基礎編1 輸液を理解するための基本的生理学
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2020/08/19(水)公開
第2回 基礎編2 水・Naの生理学/水と塩の問題
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2020/09/09(水)公開
第3回 基礎編3 避けて通れないADHの話
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2020/10/07(水)公開
第4回 大盤解説 症例1 フロセミドが処方されていた78歳男性
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2020/11/11(水)公開
第5回 大盤解説 症例2 脳梗塞で自宅介護されていた72歳女性
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2020/12/09(水)公開
第6回 大盤解説 症例3 意識障害で救急搬送された38歳女性
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2021/01/27(水)公開
第7回 大盤解説 症例4 嘔気と低Na血症で紹介された78歳男性
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2021/02/24(水)公開
第8回 大盤解説 症例5 ストーマがあり慢性下痢の41歳男性
関連シリーズ
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Dr.須藤のやり直し酸塩基平衡(全10回) 2018/03/21(水)~
酸塩基平衡に苦手意識を持っていませんか? 酸塩基平衡は、最低限の生理学的な基本を理解したうえで、個々の患者さんに応用できるようになると、これほど面白い分野はないといっても過言ではありません。このシリーズでは、達人Dr.須藤こと須藤博先生が酸塩基平衡の基本ルールをしっかりとレクチャー。シリーズ後半には、症例を基に、実用的な応用について、解説します。これで、あなたも酸塩基平衡が好きになる! -
Dr.須藤のやりなおし輸液塾(全4回) 2008/08/22(金)~
“臨床で使える輸液のコツをつかみたい”医療者のための入門講座。講師の須藤先生が長年にわたり培ったノウハウが詰まっていて、「本で理論は理解できても、実際臨床の場ではどう使うのか」という悩みに明解に解答。「輸液のボトルを見て体内のどこに分布するものかを推定する」「張度と浸透圧の違いを見分ける」など、一見さほど重要ではないようでも輸液を考える上では非常に役立つ基礎知識が満載!輸液治療では避けられない「水・Na代謝異常」の須藤式マトリックスも必見です。 -
Dr.須藤のビジュアル診断学(全9回) 2008/07/11(金)~
副題のSpPinとは「特異度(Specificity)の高い所見が陽性(Positive)の場合、その疾患の診断(Rule in)に役立つ」という診断学の基本を表現した略語です。本シリーズは、診断に役立つ特徴的な所見の実際の画像・動画を中心に進める講座です。須藤先生が臨床現場で収集した症例映像は、まさにお宝症例集。指や爪を見るだけで全身疾患を疑う重要な所見、手を見ただけで20の病気を診断する方法、心音を聞きながら頸静脈を観察するコツ、心不全と喘息を見分けるためのヒントなど、見れば一目瞭然!豊富な映像とともに、診断までの流れをわかりやすく解説します。