音程を1オクターブ下げてみよう
階段を下りる調子でしゃべってみよう
一気にしゃべってみよう
思い切って音をつなげてみよう
思い切って音を脱落させてみよう
これが何のためのノウハウかわかりますか?(今文章を読んでいる方は、タイトルを見てこの文章を読み始めているでしょうから、クイズになっていないのですが…)『学会で光る!英語プレゼン』講師の佐藤雅昭先生による、英語らしく聞こえる5つのsecretsです。
英語というのは、日本に住む日本人にとってマスターするのがとても難しいものです。インターネットでこれだけ世界がつながっても、英会話スクールや英語教材が大きな産業であり続けているのがその証左でしょう。
かくいう僕も、英語が流暢に話せるわけではありませんが、この『学会で光る!英語プレゼン』を見て、だいぶうまくなった気がします。
ともかく、佐藤先生は英語が上手なだけでなく、とても頭がよく論理的な方です。日本人が英語をうまく話せない、怖気づいてしまう原因を分析し、それを解決する手段を「論理的に」「科学的に」教えてくれます。
番組では、英語のプレゼンテーションの要素を、スライドのまとめ方、質疑応答の仕方、英語そのもののしゃべり方など、細かく分解し、それぞれに起こりがちな問題を解決する方法を提示しているのですが、いちいち腹に落ちます。
冒頭の5つのsecretsもその一例ですが、やってみると、案外そんな気がしてくるので、ぜひお試しください。番組をご覧いただけば、その理由もわかります。なかなか面白いですよ。
また、今回この番組を見直して改めて思ったのが「英語も言葉である」という当たり前のことです。つまり、先生が話していることは、日本語に置き換えてもそのまま通じるノウハウが多いのです。真剣に見て理解して実践すれば、英語プレゼンテーション、さらに敷衍すると、日々の言語コミュニケーションの上達にもつながると思います。
番組で紹介していることをすべて実行できなくても、通して見れば、1つや2つは英語力がワンランクアップする自分にあったTipsがあるはずです。派手さはないですが、見て損のない、とても実用的な番組です。