産婦人科医ユミの頼られる「女性のミカタ」(全8回)
シリーズ解説
- 第1回 いつもの外来+αで月経痛をケアしよう!
- 第2回 性感染症へのアプローチ
- 第3回 何が怖い?妊婦の急変
- 第4回 妊娠と薬、授乳と薬
- 第5回 長引く月経を止める 女性ホルモンマスターへの道(1)
- 第6回 低用量ピルの使い方 女性ホルモンマスターへの道(2)
- 第7回 更年期障害をケアしよう!
- 第8回 どう言ったらいい!?言いにくいあのコト、このコト
配信中の番組
第1回 いつもの外来+αで月経痛をケアしよう! プレミアム対象
- 2014/06/18(水)公開
- 12分29秒
月経困難症(いわゆる月経痛)を訴える女性患者が訪れたとき、婦人科専門医へコンサルトする前にできることがあります。 この回では、女性医療で内診を行わなくても可能な月経困難症への対処法をご紹介します。 冒頭のスキットでは、ユミ先生こと池田裕美枝先生扮する理屈っぽいキャリアウーマンが喉の痛みで受診。喉の痛みを止めるために処方されたロキソニンを、月経痛にも転用して使いたいと訴えます。ところが、頭の固い(?)男性医師は、異なる用途で鎮痛薬を出すことに躊躇してしまい、険悪なムードに… これを受けたレクチャーでは、NSAIDsや低用量ピルの選び方と使い方を詳しく解説します。 適正な薬物療法は、悩ましい月経痛を軽減するだけでなく、子宮内膜症などを防ぐメリットも!「女性のミカタ」になれる情報満載です。
第2回 性感染症へのアプローチ プレミアム対象
- 2014/06/25(水)公開
- 9分21秒
性感染症は性行動が活発な人特有のものではありません。子宮が未熟な10代女性の場合、それだけで性感染症に罹患するリスクが高いのです。 この回では、プライマリ・ケアの現場で積極的に実践してほしい性感染症のスクリーニング検査について解説します。 冒頭のスキットでは、ユミ先生こと池田裕美枝先生扮するギャル風女子高生が腹痛で受診。実は付き合い始めたばかりの彼氏がいて、性交時につらい痛みがあることも打ち明けます。男性医師は、性感染症が原因の腹痛かもしれないので、パートナーも含めた治療が必要であると説明。女子高生はすっかり取り乱してしまい… レクチャー編では、感染例が最も多いクラミジアの治療法のほか、代表的な性感染症のスクリーニング検査法、感染予防の観点も踏まえた「5C」の指導法について解説します。
第3回 何が怖い?妊婦の急変 プレミアム対象
- 2014/07/09(水)公開
- 14分9秒
妊婦が急な腹痛を訴えて産婦人科以外に受診したとき、どう対応したら良いでしょうか?重要なポイントになるのが、妊娠にまつわる腹痛なのか、そうではないのかの見極めです。 今回は、ただちに産婦人科へコンサルトすべき緊急疾患と、その鑑別方法について解説します。 冒頭のスキットでは、ユミ先生こと池田裕美枝先生扮する妊婦が腹痛を訴えて受診。しかしよく聞いてみると、どうやら食べ過ぎが原因の模様。男性医師は、あきれつつ下痢止め薬を処方しますが、「妊婦が薬を飲むとお腹の赤ちゃんに影響するのでは」と食い下がり、医師も対応に困惑… レクチャー編では、女性医療で特に注意すべき妊娠後期の緊急疾患8つを挙げ、それぞれ特有の症状と鑑別方法を詳しく解説します。
第4回 妊娠と薬、授乳と薬 プレミアム対象
- 2014/07/23(水)公開
- 11分8秒
妊娠中の女性が、かぜや腰痛など、妊娠関連疾患以外の理由で訪れた時、的確な診察ができれば、頼れるかかりつけ医になれます! 今回は、妊娠期と授乳期に分けて、検査や薬の処方の仕方をユミ先生こと池田裕美枝先生が解説します。 冒頭のスキットでは、妊婦が長引く咳を主訴に来院。念のために胸のレントゲン検査を勧める医師に対し、胎児への放射線の影響を心配して診察が進まず… レクチャー編では、妊娠週数による対応方法の違い、そして薬を処方する際に気をつけなければいけないポイントを解説。 授乳期には、母親が心配する「薬の成分の母乳移行」が実際にどの程度のものなのか、何を注意すべきなのかを詳しく説明します。
第5回 長引く月経を止める 女性ホルモンマスターへの道(1) プレミアム対象
- 2014/08/06(水)公開
- 8分38秒
体が発達途中の10代女性。無理なダイエットをしたりすることで、婦人科系に思わぬ変調をきたすことがあります。 今回は、不正性器出血を女性ホルモンを使ってどう対処するのかをユミ先生こと池田裕美枝先生が解説します。 冒頭のスキットでは、ダイエットでまともな食事をとっていない女子高生が、終わらない月経に不安を訴えて来院。食生活の改善と薬で月経を止めることを提案しますが… 続くレクチャー編では、まず不正性器出血の原因を探ります。若い女性の場合、がんや筋腫などの婦人科病変よりも、ホルモンバランスが崩れることで生じた「機能性子宮出血」であることがほとんど。 そこで、出血を止め、子宮を正常に戻してあげるための女性ホルモンが有用。プライマリ・ケアの現場でも大いに役立つことでしょう。
第6回 低用量ピルの使い方 女性ホルモンマスターへの道(2) プレミアム対象
- 2014/08/20(水)公開
- 12分14秒
低用量ピルは、避妊、月経痛の軽減効果だけでなく、子宮のメカニズムを利用した月経周期コントロールにも有用です。 今回は、月経コントロールを希望する患者にどのような処方や指導を行えばよいかをユミ先生こと池田裕美枝先が解説します。 冒頭のスキットでは、前回の月経不順の女子高生が再来院。今回は大事なイベントに月経が重ならないようにしたいという相談で訪れて… レクチャーでは、低用量ピルの選び方、処方する際に必要な、月経周期に合わせた飲み方の指導方法や、まれではあるものの起こると重篤になりがちな 副作用リスクについて詳しく解説します。
第7回 更年期障害をケアしよう! プレミアム対象
- 2014/09/10(水)公開
- 13分4秒
女性は生涯にわたって、ホルモンの変化の波にさらされます。更年期障害も、その影響で起こります。更年期にまつわるつらい症状を訴える患者に、適切な治療ができるようになりましょう。 今回は、更年期障害の中でも血管運動性症状の治療に有効なホルモン補充療法について、ユミ先生こと池田裕美枝先生が解説します。 冒頭のスキットでは、一見元気そうなオバちゃんが来院。問診していくと、急に暑がったり、顔がほてったりすることがわかり、医師は更年期障害を疑いますが、治療をうまく勧められず・・・ レクチャーでは、更年期障害の判断方法、エストロゲン補充療法が有効な症状と禁忌、治療の効果や副作用リスクについて詳しく解説します。
第8回 どう言ったらいい!?言いにくいあのコト、このコト プレミアム対象
- 2014/10/01(水)公開
- 7分45秒
女性医療の場面で、言葉の選び方や言い回しをちょっと工夫すると、コミュニケーションがスムーズになることもあります。 今回は、ユミ先生こと池田裕美枝先生自身が産婦人科外来で「これは使える!」と思った言葉と言い回しのうち、選りすぐりの10パターンを紹介します。 いずれもすぐに女性医療に生かせて有用ですが、やみくもにパターン化するのではなく、患者の年齢やキャラクターを加味し、ケースバイケースで言葉の使い分けが必要です。 それぞれの言葉や言い回しについて、池田先生の経験に基づいた解説にも注目してご覧ください。
評価一覧
関連シリーズ
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Dr.水谷の妊娠・授乳中の処方コンサルト(全10回) 2020/01/22(水)~
臨床では妊娠中・授乳中であっても薬が必要な場面は多いもの。ですが、薬剤の添付文書を見ると妊婦や授乳婦への処方は禁忌や注意ばかり。必要な治療を行うために、何なら使ってもいいのでしょうか? 臨床医アンケートで集めた実際の症例をベースとした30のQ&Aで、妊娠中・授乳中の処方の疑問を解決します。産科医・総合診療医の水谷佳敬先生が、実臨床で使える、薬剤選択の基準の考え方、そして実際の処方案を提示します。
第1回 【妊娠中】解熱鎮痛薬・抗菌薬・抗インフルエンザ薬
第2回 【妊娠中】抗てんかん薬・抗うつ薬・麻酔薬
第3回 【妊娠中】β刺激薬・チアマゾール・レボチロキシン
第4回 【妊娠中】経口血糖降下薬・ワルファリン・制酸薬
第5回 【妊娠中】抗リウマチ薬・抗アレルギー薬・タクロリムス外用薬
第6回 【妊娠中】漢方薬・CT,MRI検査・悪性疾患の治療方針
第7回 【授乳中】解熱鎮痛薬・抗菌薬・抗ウイルス薬
第8回 【授乳中】抗てんかん薬・向精神薬・全身麻酔
第9回 【授乳中】胃腸薬・降圧薬・抗アレルギー薬
第10回 【授乳中】ステロイド・乳腺炎への対処・造影検査後の授乳再開 -
妊娠・授乳中の処方ルール(全5回) 2018/12/05(水)~
妊婦の診察はできるけど処方はできない、授乳中の処方はできない、そんな風に言ったことはありませんか。患者情報のどこに注目し、どう処方の是非を決め、薬剤の選択を行うのか。産科医、そして総合診療医の視点を持つ水谷佳敬先生が、どの科の先生にもこれだけは知っていてほしいと願う妊娠・授乳中の処方ルールをお教えします。
第1回 妊娠中処方の原則
第2回 ケーススタディ:インフルエンザ、腎盂腎炎
第3回 授乳中処方の原則
第4回 ケーススタディ:上気道炎、アレルギー性鼻炎
第5回 内科コモンプロブレム12に”使える処方” -
聖路加GENERAL<心療内科>(全3回) 2011/03/25(金)~
日常診療で忙しい日々を送っていると、非専門分野の進捗に追いつくのは容易ではありません。エキスパートにちょっと質問してみたくなることもあると思います。「聖路加GENERAL」シリーズでは、「カーブサイド・コンサルテーション」をイメージして、各科のエキスパートがジェネラリストの疑問に明快に答えていきます。心療内科編では、例えば高血圧や高脂血症で診ている患者さんから「先生、最近眠れないんです」と言われたときに心療内科医に紹介する前に簡単にできる不眠への対応や、お勧めの睡眠薬処方などについて、聖路加聖路加国際病院の“心療内科の黒帯専門医”山田宇以先生が伝授します。
第1回 プライマリケアで診る不眠症
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第3回 今日からできるうつ病治療