Dr.金井のCTクイズ 中級編(全12回)
シリーズ解説
- 第1回 頭部:見た目は派手だがそれだけではない
- 第2回 頸部:CTで一発診断!不要な検査・治療を回避
- 第3回 胸部:珍しい病態から画像パターンを考える
- 第4回 胸部:すりガラス陰影+特徴的な所見で鑑別を絞り込む
- 第5回 胸部:ターゲットの特徴を把握し画像から探し出せ
- 第6回 頸部‐胸部:キーワードと複数の所見で早期診断
- 第7回 腹部:何が原因?形態から判断できる
- 第8回 腹部:原因探しは左右を比べて念入りに
- 第9回 腹部(泌尿器):重症化を防げ!速やかなCT評価でコンサルト
- 第10回 腹部(泌尿器):これは!一度見たら忘れない特徴的な所見
- 第11回 腹部(女性生殖器):多方向からの観察で連続性を評価
- 第12回 腹部(女性生殖器):単純CTの重要性!水の違いに気付くかな?
金井 信恭 先生 東京北医療センター 副センター長・救急科科長・医療技術部長・臨床研修センター長/聖マリアンナ医科大学 救急医学非常勤講師
配信中の番組
第1回 頭部:見た目は派手だがそれだけではない プレミアム対象
- 2022/12/21(水)公開
- 11分13秒
第1問は頭部から。 3日前から左上肢麻痺、構音障害があるとのことで家族に連れられて受診した62歳男性。神経所見が認められるため、頭部CTを撮影しました。 画像を確認してみましょう。あれ、見た目は派手な画像で、簡単に読影できる…。いえいえ、それだけではありませんよ。
第2回 頸部:CTで一発診断!不要な検査・治療を回避 プレミアム対象
- 2023/01/19(木)公開
- 6分30秒
数日前からの後頸部痛で、首を動かすことができないため受診した78歳女性。頸部痛ということで頸部CTを撮影しました。
頸部痛は心筋梗塞や動脈解離などの血管疾患、感染症などさまざまな疾患が鑑別に上がります。
そんな頸部痛をCTで一発診断できるのか!読影してみましょう。
第3回 胸部:珍しい病態から画像パターンを考える プレミアム対象
- 2023/02/09(木)公開
- 12分17秒
数日前からの左胸痛、咳嗽、呼吸困難感で受診した34歳男性。胸部X線を撮像したところ、「●●●●●●」であると診断し、即座に処置を行いました。しかしながら、患者の状態は悪化していったのです。
すぐに酸素投与を増量し、再度、胸部X線と追加で胸部CTを施行しました。
最初の診断、処置が間違っていたのでしょうか?それとも何らかの要因があったのでしょうか?トモコ先生と一緒に考えていきましょう。
第4回 胸部:すりガラス陰影+特徴的な所見で鑑別を絞り込む プレミアム対象
- 2023/03/02(木)公開
- 15分28秒
1週間前から続く発熱、呼吸困難で救急搬送された78歳男性。高熱で、SPO2が90%に低下しており、胸部CTを撮影しました。基礎疾患には高血圧症、慢性心不全があります。画像ではすりガラス陰影が確認できますが、すりガラス陰影を示す疾患はさまざま!どのように鑑別を絞り込んでいくのか、確認していきましょう。
また、すりガラス陰影を示す他の参考症例も2症例提示。それぞれの違いを目に焼き付けてください。
第5回 胸部:ターゲットの特徴を把握し画像から探し出せ プレミアム対象
- 2023/03/23(木)公開
- 11分10秒
今回はいつもと出題の仕方が異なります。患者の状況の説明なく、まずは画像から提示しますので、異常所見を見つけてみてください。その後、患者の状況を説明してから、再度画像を確認してみましょう。
第6回 頸部‐胸部:キーワードと複数の所見で早期診断 プレミアム対象
- 2023/04/13(木)公開
- 12分38秒
大量飲酒での嘔吐後、左胸に強い痛みを訴えた69歳男性。胸痛とのことで、循環器科医が対応したところ、循環器疾患は除外されました。
痛みが続いているとのことで、胸部造影CTを撮影。肺野条件と縦隔条件で提示しますので、診断してみましょう。
肺野条件、縦隔条件の画像を並べて比べることで、それぞれの画像で何を見るのかが確認できますよ。
第7回 腹部:何が原因?形態から判断できる プレミアム対象
- 2023/11/23(木)公開
- 14分26秒
患者は60歳代男性。腹痛と嘔気を訴えて来院。問診、身体診察などから腸閉塞を疑い、腹部CTを撮像しました。さて、その診断と原因は?
腸閉塞については、初級編でも出てきたので、CTでの診断は可能ですね。重要なのは、原因を見つけること。おや?特徴的な画像が見られますよ。これはいったい何なのでしょうか?
そして、出題症例のほかにもいくつかの症例画像があります。それぞれの違いを確認してみませんか。
第8回 腹部:原因探しは左右を比べて念入りに プレミアム対象
- 2023/12/21(木)公開
- 10分13秒
腹痛・嘔吐で受診した痩せ型の54歳女性。経産婦で、右股関節脱臼の既往があります。問診、身体診察により、腸閉塞が疑われました。第7回と同様、腸閉塞の原因を探索するために、腹部CTを撮像しました。 さて、原因は一体何なのでしょうか。ポイントとしては、痩せた高齢経産婦の腸閉塞であるということです。念入りに確認してみてください。
第9回 腹部(泌尿器):重症化を防げ!速やかなCT評価でコンサルト プレミアム対象
- 2024/01/04(木)公開
- 13分8秒
発熱、ショック状態で救急搬送の71歳女性。糖尿病と胆石症の既往があります。発熱精査のため腹部超音波を行ったところ、右水腎症が確認されました。それによりウロセプシスを疑い、腹部CTを撮像しました。 さあ、速やかなCT画像評価が求められる状況です。あなたの判断は? この症例では、発熱の原因以外にもさまざまな所見がありますので、その観点からも画像を読影してみてください!興味深い所見がありますよ。
第10回 腹部(泌尿器):これは!一度見たら忘れない特徴的な所見 プレミアム対象
- 2024/01/25(木)公開
- 9分52秒
高熱のため救急搬送された89歳女性。糖尿病・外傷性クモ膜下出血の既往があります。炎症反応高値・膿尿が確認されたため腹部CTを撮影しました。実はこの症例、かなり特徴的な所見を認めます。そして、速やかな診断と対応が必要な疾患です。今回の読影で、必ず次につなげることができますよ。
第11回 腹部(女性生殖器):多方向からの観察で連続性を評価 プレミアム対象
- 2024/02/15(木)公開
- 13分35秒
患者は29歳女性。右下腹部痛が徐々に増悪したため、救急搬送されました。月経困難症の既往があり、低用量ピルを内服しています。 妊娠反応は陰性が確認できたため、腹部エコー実施後、腹部単純CT、造影CTを撮影しました。 40歳以下の女性の急性腹症患者の約45%が産婦人科系の疾患と言われています。救急外来を受診する可能性の高い産婦人科系疾患をしっかりと把握しておきましょう。
第12回 腹部(女性生殖器):単純CTの重要性!水の違いに気付くかな? プレミアム対象
- 2024/03/14(木)公開
- 9分27秒
中級編も最終問題となりました。今回の症例は22歳女性。前日から続く下腹部痛にて救急搬送されました。最終月経は20日前、前日には性交があったということです。腹部エコーでダグラス窩に液体貯留が見られましたが。この患者の情報からある程度鑑別疾患は絞れますね。そのうえで、腹部単純CTおよび腹部造影CTを見ていきましょう。
評価一覧
関連シリーズ
-
呼吸器内科医Kのイメージと病態がつながる胸部CTの読み方(全7回) 2024/04/25(木)~
呼吸器内科医Kこと中島啓先生による胸部CT読影番組がスタート!暗記に頼らず、病態を理解したうえで読影できるようになりたいと思いませんか?それを実現するのがK流のロジカルな読影ステップです。まず分布すなわち病変がどこにあってどのように広がっているかを押さえ、次にスリガラス影なのか結節影なのかといった性状を捉えます。とくに重要なのが病変を解剖構造と照らし合わせミクロレベルで病態をイメージすること。最後にそれらを総合して感染性、非感染性に分けてそれぞれの鑑別診断を挙げていきます。提示する画像はどれも日常診療でよく出合う疾患。実臨床で役立つこと間違いなしです。
※中島啓先生の書籍「胸部X線・CTの読み方やさしくやさしく教えます!」(羊土社、2016年)を読んで当番組を見ていただいたり、当番組を見て書籍を読んでいただければ、さらに理解が深まります。
第1回 肺野条件
第2回 縦隔条件
第3回 限局性陰影
第4回 結節影・腫瘤影
第5回 びまん性陰影
第6回 肺の構造破壊が主体の病変
第7回 縦隔病変・胸膜病変 -
Dr.金井のCTクイズ 初級編(全12回) 2021/04/21(水)~
CTは現代の医療でもはや必須の診断機器になっています。読影は放射線医の専門領域ですが、一般医が日常診療を行ううえで、ここまでは読める必要があるという部分があります。この番組では、放射線医で救急医でもある金井先生が、臨床の最前線で経験したそのような実症例をピックアップし、読影のポイントを細かく解説していきます。
初級編では、救急領域で必ず出合う“これを知らないと当直できない”メジャーな疾患から出題。ナビゲーターのトモコ先生と一緒に、CT所見のクイズを解きながら、基本をしっかり押さえていきましょう。
第1回 頭部メジャー疾患の「非典型例」を押さえる
第2回 頭部CTの評価が次のアクションを左右する
第3回 発熱、咳の胸部CTでまず気を付ける所見
第4回 肺の陰影分布で疾患を絞り込む
第5回 正しく撮られてなければ見つけられない
第6回 造影CTで病態分類までしてコンサルト
第7回 CT画像から患部のサイズを正しく計測
第8回 多彩な腹痛症例を画像で見分ける
第9回 覚えておきたい特徴的な所見
第10回 微細な所見を見落とさないための読影テク
第11回 肝周辺に腹水、注意すべきCT所見は?
第12回 後腹膜腔の炎症の広がりを立体的に捉える -
ネッティー先生のわかる!見逃さない!CT読影術(全6回) 2014/11/26(水)~
日々の診断と治療方針の決定、当直時の救急搬送など、臨床医であればCT画像を読まなければならない機会は多いはず。「ネッティー先生のわかる!見逃さない!CT読影術」では、一般的によく出合う症例、見落としてはいけない症例を中心に、実際の画像を見ながらCT画像の読み方を解説します。最大の特徴は「連続画像」。多くの成書や論文はキースライスしか掲出できませんが、この番組では動画という特性を生かし、たくさんの症例で膨大な量の連続画像を提示。実際の臨床現場で行うように、画像からの病変検索を“体験”できます。また、ネッティー先生こと関根鉄朗先生の明瞭で生き生きとした語り口で、読影の基礎、細かい読影テクニック、解剖構造と病態とのつながりの見つけ方がすっと理解できるはずです。画像診断に苦手意識がある、もう少しCT読影技術を伸ばしたい、とにかく画像診断に興味がある、そんな先生方、必見です。
第1回 頭部編1 怖い怖いくも膜下出血 - この患者は帰しちゃダメ! (初級)
第2回 頭部編2 見落としやすい脳出血 - 理論立てて考える (中級)
第3回 頭部編3 脳卒中を深く知る - 画像と病態をリンクさせる (上級)
第4回 胸部・腹部編1 イレウスと腸管虚血 - 解剖構造ごとに読影すれば読める!(初級)
第5回 胸部・腹部編2 胆管炎と胆嚢炎 - 画像の役割をきちんと理解する(中級)
第6回 胸部・腹部編3 難しい胸部も怖くない - 基礎解剖を理解して攻略(上級)