シリーズ解説
非常にコモンな現象にもかかわらず原因が多岐に渡るため、不明熱(FUO)に「これだ!」という診断方法は未だ存在しないのが現状です 外来で見る不明熱の多くは、実は医師のちょっとした思い込み、あるいは病歴や身体診察の軽視によって単純な疾患が見逃されることで起こります。 そこで、「発熱のプロ」岩田健太郎先生が臨床現場の第一線で活躍中の達人ドクターとの対談を通じて不明熱(FUO)診断のヒントを解き明かしていきます。
岩田 健太郎 先生 神戸大学 感染症内科 教授 / 大木 康弘 先生 愛知県がんセンター中央病院血液細胞療法部医長 / 岸本 暢將 先生 杏林大学医学部付属病院 腎臓・リウマチ膠原病内科 准教授 / 鈴木 富雄 先生 大阪医科大学附属病院 総合診療科 科長 / 西垂水 和隆 先生 今村病院分院 救急・総合内科 部長
同シリーズの番組
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2009/10/23(金)公開
第1回 外来 case1 ―18歳女性・・発熱・リンパ節腫脹―
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2009/10/23(金)公開
第2回 外来 case2 ―72歳男性・・CRPが下がらない―
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2009/10/23(金)公開
第3回 外来 case3 ―90歳女性・・8年間繰り返す発熱―
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2009/12/04(金)公開
第4回 入院患者 case1 ―56歳男性・・3週間の発熱・腹痛―
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2009/12/04(金)公開
第5回 入院患者 case2 ―46歳女性・・皮下結節を伴う発熱―
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2009/12/04(金)公開
第6回 入院患者 case3 ―69歳女性・・長期間下がらない熱―
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2010/04/16(金)公開
第7回 悪性疾患 case1 ―68歳男性・・3週間続く発熱―
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2010/04/16(金)公開
第8回 悪性疾患 case2 ―69歳女性・・皮疹を伴う発熱―
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2010/04/16(金)公開
第9回 悪性疾患 case3 ―30歳女性・・長期血球増加の発熱―
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2010/07/23(金)公開
第10回 悪性疾患 case4 ―57歳男性・・血小板減少を伴う発熱―
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2010/07/23(金)公開
第11回 膠原病 case1 ―84歳男性・・退院間近の不明熱―
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2010/07/23(金)公開
第12回 膠原病 case2 ―70歳女性・・上気道症状と不明熱―
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2010/07/23(金)公開
第13回 膠原病 case3 ―68歳男性・・紫斑を伴う不明熱―
関連シリーズ
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イワケンの「極論で語る感染症内科」講義(全11回) 2015/11/11(水)~
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Dr.岩田の感染症アップグレードBEYOND(全9回) 2012/10/10(水)~
2005年に発売されてから今も根強い人気を保つ岩田健太郎先生の「感染症アップグレード」。あれから数年が経過し、感染症を取り巻く状況はどう変わったのか?日本における感染症診療のレベルはどこまで達したのか?最新のトレンドを解説しつつこれからの医師が感染症とどう関わっていくかをDr.岩田こと岩田健太郎先生が解説します。 -
Dr.岩田の感染症アップグレード-外来シリーズ-(全7回) 2006/09/08(金)~
大好評の岩田健太郎先生による「Dr.岩田の感染症アップグレードー抗菌薬シリーズー」に続く「外来シリーズ」では、外来診療に役立つ実戦知識を解説します。外来で一番目にする感染症といえば、“風邪”。その風邪に対して抗菌薬を出すか出さないか迷うことはありませんか?でも岩田式気道感染の分類法で、もう迷うことはありません!外来で頭を悩ませる尿路感染や下痢。尿路感染は、男女で全くマネジメントが異なるため、そこを重点的に解説。下痢は、多種多様の原因は突き詰めず、診断の決め手となる病歴の取り方からケアの仕方まで詳しく解説します。その他、近年注目を集める「旅行医学」「STI (性行為感染症)」「HIV」も取り上げます。 -
Dr.岩田の感染症アップグレード-抗菌薬シリーズ-(全6回) 2006/02/03(金)~
熱が出たから××マイシン、CRPが高いから××ペネム・・・こんな抗菌薬の使い方をしていませんか? 「こういった非常識がまかり通る日本の感染症マネージメントの現状は忌々しきものがある。これまで日本では感染症を正しく教える場が殆どなかった」と語る、世界標準の感染症マネージメントを知り抜いた岩田健太郎先生。現在日本で行われている間違った抗菌薬の使い方を通して、抗菌薬を選ぶときや使うときの基本になる考え方を伝授します。抗菌薬の選び方・使い方・考え方を一から指導!
「この疾患にはこの抗菌薬」とガイドラインどおりに安易に選択していませんか?それぞれ異なった背景を持つ患者にルーチンの抗菌薬というのは存在するはずがありません。抗菌薬が持つ特性や副作用のリスクなどを突き詰めて考え、相対比較をしながら目の前の患者に最適なものを特定することこそが、抗菌薬を選択するということ。イワケン節でその思考法をたたきこんでいきます。
きょく ろん 【極論】
1.極端な議論。また,そのような議論をすること。極言。
2.つきつめたところまで論ずること。
大辞林第3版(三省堂)
※本動画『イワケンの「極論で語る感染症内科」講義』は、丸善出版で人気の「極論で語る」シリーズの講義版です。岩田健太郎先生の著書「極論で語る感染症内科」は2016年1月丸善出版より刊行
書籍は からご確認ください。